2016年度及び第4四半期決算を発表

2016会計年度の売上が1兆ルピーを超える

2016年4月19日

 

  • 年間売上高:前年度比7.1%増、固定通貨ベース*では11.9%増の165億4,000万ドル
  • 年間純利益: 前年度比14.8%増の36億9,000万ドル
 

好調な受注量拡大が第4四半期を推進、新年度に向けた勢いにも貢献

  • 第4四半期売上高:直前期比1.5%増(固定通貨ベースでは2.1%増)、前年同期比7.9%増の42億ドル
  • 第4四半期純利益:直前期比1.3%増、前年同期比50.9%増の9億3,800万ドル

 

* TCSは、固定通貨ベースの算出にあたり、直前四半期からの平均通貨コンバージョン率を使用して本四半期の売上を再計算しています。 また、本プレスリリースの日本語抄訳では、会計年度表示を本社(インド)に合わせた表記としています。 (例:2016年3月31日を末とする会計年度は「2016年度」となります)

このページは2016年4月18日(現地時間)にインド ムンバイにて発表されたプレスリリースの抄訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。

▶ 原文はこちら

 

2015-16年度ハイライト 2015-16年度第4四半期ハイライト
  • 営業利益は前年度比17.6%増の43億8,000万ドル
  • 売上規模別お客様の増加数:
    • 1億ドルを超える規模のクライアント:8社
    • 2,000万ドルを超える規模のクライアント:11社
    • 1,000万ドルを超える規模のクライアント:37社
  • 新規採用者総数:過去最高の90,182名
  • 2016年度の1株あたり利益(EPS):1.88ドル
  • 営業利益:10億9,600万ドル
  • 受注量:3.2%増
  • 売上高にデジタル分野が占める割合:15.5%
  • 新規採用者総数:22,576 名
  • 雇用者純増数:9,152名
  • 離職率:15.5% LTM(ITサービスでは14.7%)
  • 2016年度第4四半期の1株あたり利益(EPS):
    • 0.48ドル、直前期は0.47ドル

 

2016年4月18日、インド・ムンバイ発:ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューション企業のタタ コンサルタンシー サービシズ(本社:インド・ムンバイ、以下:「TCS」)は、IFRS(国際財務報告基準)に基づき、2016年3月31日を末日とする2016会計年度および第4四半期の連結決算を発表しました。

  • 第4四半期の売上高のうちデジタル分野が占める割合は15.5%
  • 2016年度には12万人のTCS従業員が400を超える新しいデジタル技術に関してトレーニングを受講
  • 新しいデジタル製品とプラットフォームが顧客から好評を得る

 

TCSの代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)エヌ チャンドラセカランは本会計年度の業績について、次のように述べています。
「一般的に低調といわれる第4四半期にもTCSのコアとなるポートフォリオは受注量拡大を推進役として好調な業績を上げ、特にBFSI、小売、および製造セクターが貢献しました。これにより、新年度に向けて十分な勢いを得ることができました。大きなインパクトを与えるデジタルプラットフォームへの投資が奏効し、23億ドルを超える売上高がデジタル関連から得られました。お客様による自社へのデジタル導入を支援するため、2016年度には12万人を超えるTCS従業員に400種類を超える新しいデジタル技術のトレーニングを行うことによって適切な人材構成を構築しています。」

さらに2017年度の見通しについては次のようにコメントしています。「今後はお客様との信頼に基づく関係を引き続き発展させると共に、新しい「エクスペリエンス・エコノミー」でのお客様の成功を支援することに注力します。「デジタル」分野における人材開発への投資を続け、モノのインターネット(IoT)、自動化、および機械学習を活用した新しい商品も投入します。また技術の恩恵を社会にもたらすための活動も強化します。」

TCSのCFO(最高財務責任者)ラジェシュ・ゴピナサンは、次のように述べています。
「2016年度には業界をリードする財務実績計上と、進化し続けるデジタル需要を取り込むためにわが社が継続的に行っている投資を両立させることができました。利益率を目標とする範囲内に維持すると共に好調な営業キャッシュフローを生成しつつ、デジタル事業と新規市場での有機的成長に、2億5,000万ドルを超える投資を行いました。」

 

第4四半期にはコアポートフォリオの好調により幅広い成長を遂げる中、固定通貨ベースでBFSI(直前期比3.2%増)、製造業(直前期比3.9%増)、および小売業(直前期比2.1%増)が特に貢献しました。2016年度の成長には固定通過ベースでBFS(前年度比14.8%増)、トラベル&ホスピタリティ(前年度比17%増)、および製造業(前年度比15%増)が特に貢献しました。

主要市場に関しては、第4四半期の成長は欧州(直前期比3.6%増)と北米(直前期比2.4%増)(いずれも固定通貨ベース)が牽引しました。2016年度では北米は10.8%増、欧州は12.9%増、英国は8.3%増(いずれも固定通貨ベース)でした。2016年度のインドの年間売上高は10億ドルを超え、また新しい成長市場全体の売上高は33億ドルでした。

 

第4四半期の主な契約案件

  • 英国の大手銀行から、ビッグデータとアナリティクスを含む情報管理関連の戦略ITパートナーに選ばれました。
  • 大手法人向け保険会社からインフラストラクチャ変革とサポートを受注しました。
  • 大手個人向け保険会社から、サードパーティ製品の導入と統合を通じたポリシー管理刷新を受注しました。
  • 北米の大規模ヘルスケア企業からADMとアシュアランス提供のための戦略パートナーに選ばれました。
  • グローバルなプロフェッショナルサービス企業から、デジタル変革を目的として、公共クラウド優先モデルを通じ企業クラウドマーケットプレイスを導入する案件を受注しました。
  • 大手の量産型製造企業から、グローバルのすべての業務を対象としたアプリケーションとインフラストラクチャをサポートする戦略パートナーに選ばれました。
  • 北米の大手新聞複合企業からエンドツーエンドのIT業務を管理し、変化するビジネス環境に対応した変革を推進するための戦略パートナーに選ばれました。
  • スウェーデンの大手デジタルバンキング企業から、長期的な事業成長と次世代のデジタルバンキングサービス提供のためTCS BaNCSが選ばれました。

 

デジタル分野

2016年度のデジタル分野の売上高は、お客様による企業全体のデジタル変革が進み、デジタルソリューションの導入がさらに加速し52.2%の成長を遂げました。強力な製品・ソリューション群、業界ごとの充実したノウハウ、およびお客様の状況に即した知識を持つTCSは、アナリティクスとAI、クラウド、モビリティ、およびチャネルを筆頭に、第4四半期の総売上高のうち15.5%をデジタル分野が占めるなど好調な受注を達成しました。

 

デジタルサービスとソリューションでの第4四半期の主な契約案件

  • グローバルな物流企業から、TCS Sensor Data Analyticsフレームワークを組み込んだIoTプラットフォームを活用した港湾機器のリアルタイム監視案件を受注しました。
  • 英国の公益企業から、フィールド業務変革のためのロードマップ、運営モデル、およびモバイル技術アーキテクチャを作成する戦略的コンサルタントに選ばれました。
  • インド有数の銀行から、顧客がソーシャルメディア経由で取引を行えるようにするプロジェクトを受注しました。
  • 国際的コンソーシアムから、一連のウェブアプリケーションでのユーザーエクスペリエンスを刷新し、さらに優れたエクスペリエンスを提供するための設計コンサルタントに選ばれました。
  • グローバルな大手自動車メーカーから、モビリティ、クラウド、セキュリティ、およびAPI機能を組み合わせた次世代のテレマティクスソリューションを開発する戦略パートナーに選ばれました。
  • インド有数の保険会社から、TCS Knomeプラットフォームを使って次世代の企業ソーシャルネットワーキングプラットフォームを構築し、職場エクスペリエンスを変革するプロジェクトを受注しました。
  • アフリカ有数の銀行および保険企業からデジタルチャネル変換プログラムを受注しました。
  • アフリカの空港運営企業から、乗客エクスペリエンスをデジタルによって変革する優先パートナーに選ばれました。
  • 北米の複合企業から、新たなサービス事業を構築するため、IoTを使った安全で拡張性に富む、またモバイル中心の技術プラットフォーム設計と開発を受注しました。
  • 欧州有数の銀行から、顧客エクスペリエンスの刷新に向けて、ウェアラブル技術を使った次世代デジタルプログラムのコンセプトを構築するパートナーに選ばれました。
  • グローバルな保険会社から、ITポートフォリオ合理化の一環として、TCS独自の手法を使い、クラウドへの対応状況を検証するコンサルティング案件を受注しました。

 

デジタル製品 & プラットフォーム

TCSは引継きデジタル製品&プラットフォーム事業を推進し、お客様から大きな評価を得ています。 これには技術を基盤とした知的資産(IP)ツールとクラウドを基盤とするプラットフォーム、ならびにさまざまな産業にわたって利用可能な製品と、小売、銀行、教育など特定の産業向けの製品等が含まれています。

  • ignio(TM) - エンタープライズIT自動化のためのTCSのフラッグシップ製品です。お客様が自社のITニーズを分析、計画、および予測することを支援します。発表から9か月に満たないうちに16社の新規顧客を獲得するなど極めて大きな評価を得ています。
  • TCS BaNCS(TM) - 新たな地域への導入や、新しいお客様を獲得しているTCS BaNCS(TM)コア銀行業務プラットフォーム。直近6か月間には25行を超える運用が新たに開始されました。TCS BaNCS(TM)は大中華圏にてこの1年間に6行の新しいお客様を獲得し、また北欧では初となる大型案件を受注しました。資本市場ではTCS BaNCS(TM)は大手証券保管機関や受託機関から支払決済のためのプラットフォームとして引き続き支持を得ています。直近にはミャンマーの受託機関がこのプラットフォームのお客様となり、90日に満たないうちにTCS BaNCS(TM)上でのグローバルな取引業務が開始されました。また、欧州ではTCS BaNCS(TM) Health Insuranceの提供も開始しました。
  • iON(TM) Assessmentプラットフォームは教育分野に著しい成長を遂げています。この製品はこれまでに5,000万人を対象とした評価に使用され、結果を得るまでの時間は88%短縮されています。
  • Optumera(TM) 小売分野で、さまざまな販売チャネルが存在する現代において、小売企業が買い物客を中心としたマーチャンダイジングとモデリングを行うことのできる、TCSの先進的なデジタルマーチャンダイジングスイートであるOptumera(TM)が購入までの経路を新たに構築し直しています。
  • TCS Advanced Drug Development Product ライフサイエンス分野で、グローバルな上位10社の医薬品企業のうち3社を含む、7社のお客様による百件を超える臨床試験を支え、TCS Advanced Drug Development Productを活用することにより臨床試験の過程を変革しました。
  • TCS HOBSは通信産業向けの包括的なビジネスプラットフォームとして、TCSの16社の通信企業のお客様において目的と成長に即した業務推進を可能にしています。
  • TAP(TM) TCSのAccounts PayableプラットフォームTAP(TM)は、購入エクスペリエンスの簡素化と自動化を推進し(特定の場合には最大97%までの非接触処理を行う)、7社のお客様に採用されています。
  • CHROMA(TM)は次世代の従業員エクスペリエンスを実現するTCSの人事プラットフォームとして市場に評価され、既に5社のお客様に使用されています。
  • TCSはさらに、世界の人々の生活の質を向上するTCS Urban Intelligenceプラットフォーム(IUX)、およびTCS Customer Intelligence & Insights platform(CII)を発表し、市場から好意的な反応を得ています。

 

イノベーションと知的財産

2016年3月31日現在、TCSは当四半期に申請した260件を含めて2,842件の特許を申請中で、これまでに341件の特許を取得しています。

 

人材関連

TCSは事業拡大を支えるため採用活動を継続し、期末現在の総従業員数は129か国からの353,843人となり、そのうち女性は33.8%でした。ITサービスでの離職率は14.7%、全体としての離職率はLTMベースで15.5%でした。2016年度には過去最高となる90,182名を新規に採用し、雇用者純増は34,187名でした。第4四半期の新規採用は22,576名、雇用者純増は9,152名でした。

エクゼクティブバイスプレジデント兼グローバル人事部門最高責任者のアジョイ ムカージーは次のように述べています。
「TCSが今年度に世界全体で行った新規採用は9万名を超え過去最高となりました。またTCS従業員が新しいデジタルエコノミーに幅広く参加できるよう、そのデジタルスキル構築を進めている中で離職率の低下が続いていることも喜ばしく思っています。」

 

受賞と認定

ビジネスリーダーシップ:

  • Brand financeにより最も強力なITサービスのブランドに認定
  • 英国において英国「スーパーブランド」のひとつ、および2016年において最も強力なB2Bブランドのひとつに認定
  • Top Employers Instituteにより、24か国中の「Global Top Employer」に認定
    • 英国、欧州、米国、カナダ、南アメリカ、アフリカ、アジア、オーストラリア、中南米、および中東にて「Top Employer」の認定を獲得
  • Brandon Hall Groupの「HCM Excellence Awards Program 2015」にて、学習、キャリア管理、職場計画、従業員参画、およびスキル開発に関連して9つの賞を獲得
  • World HRD Congress主催の「Global HR Excellence Awards」と2015-16年度「Recruiting and Staffing Best in Class(RASBIC)」にて複数の賞を獲得
    • 「Global HR Excellence Awards」
      - 人材獲得におけるイノベーションに対して受賞
    • 「Recruiting & Staffing Industry Leader of the Year」
      - 採用と人材配置に関して総合的に最も優れた組織
    • 「Recruiting & Staffing Industry Leader of the Year」
      - 採用候補者に最も優れたエクスペリエンスを提供したことに対して受賞

 

パートナー:

  • TCS Oracle G(TM)がTele Management Forum(TM Forum)により、「Enable Improved Business Agility(ビジネスの敏速性を改善)」部門の上位15位のひとつに選ばれる
  • APAC GSIサミット2016にて日立データシステムズの「Global System Integrator Partner of the Year」と「Outstanding Business Contribution of the Year」を受賞

 

▶ PDFはこちらからご覧いただけます。