2018年度第4四半期決算報告を発表

「Business 4.0」が2017-18年度の好調な業績を牽引

2018年4月24日

 

第4四半期は1億8,500万ドルの売上増、これまでの第4四半期で過去最高に

  • 2017-18年度第4四半期の売上高は前期比で3.9%増の49億7,000万ドル、前年同期比では11.7%増
  • 2017-18年度の売上高は前期比で8.6%増の190億9,000万ドル
  • 業界のあり方を再定義するトランスフォーメーション案件が成長を推進
  • 取締役会が1:1のボーナス株発行を勧告
  • デジタル分野の売上高は40億ドルを突破、前年同期比で35%増
  • 退職率が引き続き低下し、業界最低水準の11%を達成
  • ブランド価値の評価額が100億ドルを超え、業界で最も急速に成長するブランドに

 

* 本プレスリリースの日本語抄訳では、会計年度表示を本社(インド)に合わせた表記としています。 (例:2018年3月31日を末とする会計年度は「2018年度」となります)

このページは2018年4月19日(現地時間)にインド ムンバイにて発表されたプレスリリースの抄訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。

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ムンバイ | 2018年4月19日:タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、IFRS(国際財務報告基準)とInd AS(インド会計基準)に基づき、2018年3月31日を末日とする四半期と会計年度の連結決算を発表しました。

2017-18年度ハイライト 2017-18年度第4四半期ハイライト
  • 売上高増:15億1,000万ドル、過去3年間で最高の伸びを達成
  • 営業利益:47億3,000万ドル
  • 営業利益率:24.8%
  • 好調な顧客契約規模を維持:
    1,000万ドル超:40社増
    2,000万ドル超:17社増
    5,000万ドル超:13社増
    1億ドル超:3社増
  • 従業員数:394,998名
  • 離職率:ITサービスでは11%
  • 配当と株式買戻を通じて41億ドル以上を株主に還元
  • 1株当り利益:2.08ドル、前年同期比4.7%増
  • 売上増の23.8%がデジタル分野、前年同期比で42.8%増
  • 営業利益:12億6,000万ドル
  • 営業利益率:25.4%
  • 過去最高のキャッシュコンバージョンを達成: 営業キャッシュフローは純利益の121.7%
  • 1株当り利益:0.56ドル、前年同期比で11.1%増
  • 2017-18年度の総配当額は、最終配当(案)の1株当り29ルピーを含めて50ルピー

 

TCS代表取締役社長 兼 CEO(最高経営責任者)兼 マネージングディレクターのラジェシュ ゴピナタン(Rajesh Gopinathan)は第4四半期の業績について、次のように述べています。
「すべての産業分野におけるデジタルに対する堅調な需要と、ビジネス変革(トランスフォーメーション)に関する大型案件の獲得が、過去最高水準の四半期業績に貢献しました。この優れた業績により、私たちは自信を持って新年度のスタートを切ることができました。現在、さまざまな企業が 『Business 4.0』 へ移行する中、TCSはお客さまのデジタルテクノロジー活用や成長目標の達成、そしてビジネス変革の実現を支えています。今年獲得した複数の大型案件は、企業のビジネス戦略上、重要なイニシアチブにおいて、TCSがパートナーに選ばれていることを裏付けるものです。マシンファーストのデリバリーモデル(MFDM™: Machine First Delivery Model)や、ロケーション・インディペンデント・アジャイル(Location Independent Agile:地理的な制約にとらわれないアジャイル開発)など、これまで革新的な手法を世に送り出してきたTCSは、イノベーションの精神とともに、創業50年の歴史の象徴ともいえる変革を牽引し続けています」

 

第4四半期の部門別ハイライト 

産業分野別:
銀行・金融・保険(BFSI: Banking, Financial Services and Insurance)を除くすべての産業分野で会社平均を超える成長を達成し、そのうち3つでは前年同期比で2桁の成長を達成しました。特に、エネルギー・公共事業(33.7%増)、トラベル・ホスピタリティ(25.4%増)とライフサイエンス・ヘルスケア(12.6%増)の成長が顕著でした。

市場別:
前年同期比での成長は欧州大陸(19.1%増)、英国(10.7%増)、およびアジア太平洋(8.6%増)が牽引しました。北米の成長率は前年同期比で4.9%でした。

サービス分野別:
顧客のデジタルテクノロジー導入拡大により、複数の業務分野にまたがる大規模な総合的案件を獲得しました。デジタル分野は第4四半期の売上高の23.8%を占め、前年同期比では42.8%の増加となりました。各サービスラインの主なハイライトは以下のとおりです。

  • コンサルティング&サービス・インテグレーション:
    顧客にとって戦略的意義がある複数の業務分野にわたる大規模案件を獲得し、顧客に信頼されるアドバイザーとしての位置付けを引き続き維持しています。
  • デジタルトランスフォーメーション・サービス:
    第4四半期には、この分野の中でも特にクラウド移行、アプリケーション近代化、およびエンタープライズ・アプリケーションサービスを中心とするすべてのサービス業務が堅調でした。TCSのマシンファースト・デリバリーモデル(MFDM™)のIT運用への導入が大きく進み、ignio™とサードパーティのソリューションをエンジンとするプロセスオートメーションは、20件を超える契約を獲得しました。TCSの知見と柔軟な知識に裏付けられた業界ごとの先進的アナリティクスは、引き続き顧客の業績に大きな影響をもたらしています。サイバーセキュリティサービスはアイデンティティ&アクセスマネジメント、IoT セキュリティ、およびマネージドセキュリティサービスが特に寄与し、堅調な2桁成長を達成しました。インタラクティブサービスでは、顧客のユーザーエクスペリエンス重視と製品およびサービスのイノベーションにより大きな成長を記録しました。
  • コグニティブビジネスオペレーション:
    第4四半期には、「Insights-as-a-Service」モデルに基づくコグニティブ・テクノロジーを活用したTCSの総合的サービスが大きな注目を集めました。

 

第4四半期の主な契約案件

コンサルティング&サービス・インテグレーション:

  • 大手バイオ医薬企業から、人工知能を活用し、体系化されていない情報を収集して関係者のセンチメント把握を改善するとともに、物理的資材のフローと資金のフローとの間の不一致を解消するための課金プロセスを完全に自動化するプロジェクトを受注しました。
  • 米国の大手製菓・食品企業から、ビジネスの回復力と災害復旧に影響する、アプリケーションポートフォリオとプロセスの合理化案件を受注しました。
  • 欧州の通信企業から、顧客エンゲージメントモデルを再構築し、ウェブとモバイルの両方のアプリケーションにわたって先進的なアナリティクスとシームレスに統一されたユーザーエクスペリエンスを提供する、デジタルトランスフォーメーションプロジェクトを率いる業務を委託されました。
 
 
アナリティクス、インテリジェント・オートメーション:
  • 大手金融サービス企業から、データディスカバリーを実施するとともに、リスク増大と規制への対応のために既存のデータ状況を徹底して見直すことを目的とした、グローバルなデータ戦略を立案するプロジェクトを受注しました。
  • カナダの生命保険会社から、インテリジェント・オートメーションのための戦略立案とロードマップ提供を依頼されました。
 
クラウドサービス&サイバーセキュリティ:
  • 米国有数のソフトウェア企業であるMesosphere社から、大量のデータを扱うエンタープライズ・アプリケーションにおいてエンドユーザーによる管理の効率を高め、イノベーションを促進する共同開発パートナーに選ばれました。
  • 大手医薬品企業から、ハイブリッドクラウドのソリューションスタックにより工場生産能力の戦略的分割に関する取り組みの一環として、野菜種子事業の売却を委託されました。
  • 人事ソリューションおよびGDPR(General Data Protection Regulation: 一般データ保護規制)に関するコンサルティングサービスを提供する企業から、同社のグループ事業運営に向けた一貫したGDPRポリシーと原則の要覧、設計および導入案件を受注しました。
  • 英国の大手食品小売企業であるSainsbury’s社との間に、システムサポート、アジャイルファーストなソリューション提供、およびイノベーションでの卓越性に注力した、デジタルトランスフォーメーションを通じた差別化と効率化の戦略を実現する、複数年度にわたるパートナーシップを延長しました。
 
IoT:
  • 日本の大手自動車企業から、グローバルなサプライヤー間のコンポーネント移動の視認性を高めるため、IoTベースのサプライチェーン・ソリューションを受注しました。
  • 北米の農業製品およびサービス企業から、IoTベースのリモート監視ソリューションにより、同社の工場運営のセキュリティと安全を高めるプロジェクトを受注しました。
 
TCSインタラクティブ:
  • フィンランドの保険会社から、インタラクティブ・テクノロジーを使ったソリューションに基づくカスタマーエクスペリエンスを構想、計画、提供するための戦略的パートナーに選ばれました。
  • 大手書籍小売企業から、インタラクティブ・テクノロジーによる店舗内での従業員エクスペリエンス改善プロジェクトを受注しました。
 
コグニティブビジネスオペレーション:
  • スウェーデンの大手マルチチャンネルメディア複合企業であるBonnier AB社から、クラウドの大々的な導入、TCSのマシンファースト・デリバリーモデル(MFDM™)に基づく営業モデルの再構築、およびignio™による自動化をベースとしたコグニティブインテリジェンス導入を受注しました。
  • 大手医薬品企業との間で、デジタル、アナリティクスとインサイト、およびコグニティブビジネスオペレーション分野でのTCSのサービスを活用し、研究、開発、および商業化分野のコア機能を管理する複数年契約を締結しました。

 

リサーチ&イノベーション

  • 大学生を対象とした世界最大級のプログラミングコンテストのTCS CodeVitaが引き続き拡大しています。直近のコンテストでは63か国から10万人が参加し、3つの賞を目指して競い合いました。インド、米国、およびチェコ共和国の参加者が入賞しています。
  • ギリシャ・テサロニキで開催されたTACAS 2018において、TCSがエントリーした、パフォーマンスを損なうことなく誤ったアラートを削減し、精度を向上する埋め込み型コードアナライザーのソフトウェアコンポーネントが、「Seventh International Competition on Software Verification(SV-COMP)」を受賞しました。

 

2018年3月31日現在、TCSは、第4四半期の299件を含む3,916件の特許を出願中で、これまでに654件の特許を取得しています。

 

人材関連

第4四半期末現在の連結ベースの総従業員数は394,998人となりました。
TCSは状況に応じた国際的人材開発に注力し、従業員が技術的変化の時代において最新のスキルを取得し、自らの能力を維持することを支援するデジタル学習プラットフォームに大規模な投資を行っています。これを通じて2017-18年度は延べ560万を超える人材育成を実施し、247,000人の従業員がデジタルテクノロジーのトレーニングを受け、また208,000人がアジャイルの手法を学びました。
これらのトレーニング、コラボレーティブな職場環境、および先進的な人事政策への投資により、業界最高レベルの従業員維持率を達成しています。ITサービスでの離職率(直近12カ月)は第4四半期に0.1%減の11%となり、(BPSを含む)合計離職率は11.8%に低下しました。
女性従業員の比率は引き続き上昇し、第4四半期は35.3%に達しました。
従業員の出身国の数は131か国でした。

 

受賞および認定

ビジネスリーダーシップ:

  • Brand Financeにより世界のITサービス分野のトップ3のひとつに選ばれました。またTCSのブランド価値は2017年に100億ドルを超え、セクター全体が停滞する中、前年比で14.4%の最も急速な成長を実現しました。
  • Top Employer Instituteから3年連続で「Global Top Employer」を受賞しました。
    また、北米、欧州、アジア太平洋、中南米、中東の27の国においてTop Employerに選ばれました。
  • Whitelane Researchによる13か国の1,600名の企業経営層を対象とした顧客満足度調査において、5年連続で欧州のトップにランクされました。国ごとではドイツ、ベルギーとルクセンブルク、オランダ、スイス、および北欧圏で首位を獲得しました。
  • 人事、Business Process Services(BPS)、およびSMBプログラムに関して8つの「Brandon Hall Group Award」を獲得しました。Excellence in Learningでは金賞、Excellence in Leadership Developmentでは2つの銀賞、さらにExcellence in Talent Acquisitionでは銀賞を受賞しました。
  • Communicate Magazineによる「Corporate Content Awards」において、デジタルとコミュニケーションのソートリーダー(Thought Leader)に認められ、業界をリードするソートリーダーシップのキャンペーンで2つの金賞、5つの銀賞、および1つの銅賞を受賞しました。
  • Readers' Choiceが2018年に実施した調査にて、Consumer Goods Technologyの「Best-in-Class」を受賞しました。
  • CIIK主催のKM India Summitで「Most Admired Knowledge Enterprise」に選ばれました。
  • Waters Technology主催の2018 Women in Technology and Data Awardsで、「Best Company for Diversity and Inclusion」を受賞しました。

 

パートナー:

  • Cloud Excellence分野でCiscoの「Global IT Service Provider Award」を受賞しました。
  • 「2018 IBM Beacon Award」と「Asia Pacific Excellence Award」を受賞しました。

 

サステナビリティ:

  • Internet & Mobile Association of India(IAMAI)による「Best Use of Internet for Social and Economic Development」のもとで開催されたIndia Digital Awards 2017において、BridgeIT Programの金賞を受賞しました。
  • Passport Seva第52回CSI年次総会にて、2つの「2017年度CSI Nihilent e-Governance Award」を受賞しました。

 

【タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について】
タタコンサルタンシーサービシズは、半世紀にわたり革新的かつ業界最高水準のITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援しています。TCSはコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS独自のアジャイル・デリバリー・モデルを通じ、地理的制約にとらわれることなく提供しています。
TCSは世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタグループに属し、最高水準のトレーニングを受けた394,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2018年3月31日を末日とする会計年度の売上高は190億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。TCSの詳細については www.tcs.com をご覧ください。

 

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