AIによる火力発電所運営の最適化について

東電FPと日本タタ・コンサルタンシー・サービシズがAI開発・導入に向けて基本合意締結

2018年5月22日

 

東京電力フュエル&パワー株式会社
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社

 

東京 | 2018年5月22日:東京電力フュエル&パワー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:守谷誠二、以下「東電FP」)と日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:アムル・ラクシュミナラヤナン、以下「日本TCS」)は、AIによる火力発電所運営の最適化モデルの開発・導入に向けた基本合意書を締結しました。

東電FPは、新々・総合特別事業計画実現のため、経済産業省資源エネルギー庁電力・ガス事業部の「総合資源エネルギー調査会 電力・ガス事業分科会 電力・ガス基本政策小委員会」に設置された「電力インフラのデジタル化研究会(*1)」にて、AIによる石炭火力発電所の燃焼調整(*2)最適化を実施・検証しました。本研究会において、過去2年分の運転データを元にAIを用いた最適化モデルを算出したところ、ボイラー出口から排出されるNOxが、エンジニアによる最適条件と比較して約10%低減し、AI導入による環境的かつ経済的な有効性を確認しました。

東電FPと日本TCSは、火力発電分野におけるビッグデータを保有する東電FPの強みと、IT・デジタル分野におけるグローバル市場での豊富な知見と経験を有するタタコンサルタンシーサービシズの強みを融合し、ハードに強い日本とソフトに強いインドによる国際協力の枠組みで、火力発電所運営の最適化モデルを開発します。さらに、より多くの発電所への導入を加速することで、発電所運営の効率化・最適化に取り組み、環境負荷低減や化石燃料の使用量削減に挑戦していきます。

*1 2016 年11 月より、国全体の電力産業の競争に資する価値について、具体施策を議論。東電FP は参加企業として、発電分野における運用の更なる高度化や積極的な海外進出に向けたデジタル化による更なる競争力強化について検証を行った。
*2 石炭火力発電所において、燃焼に関連する複数のパラメーターを調整することにより、燃焼プロセスにおける排ガスの最小化・蒸気の温度・ボイラーの効率などを最適化する。

 

▶ <別紙>AI による最適化モデル開発・導入について

 

【東京電力フュエル&パワーについて】

東京電力フュエル&パワーは、燃料・火力発電事業を担う東京電力グループの事業会社です。

燃料調達から発電までのバリュー・チェーン全体を強化し、国際競争力のある低廉なエネルギーの供給という使命の達成を目指すとともに、長年に渡り関東周辺の電力需要を支え続けてきた技術と経験を活かし、海外の発電所建設・運営にも積極的に参画し、東京電力グループ全体の企業価値を向上させ、福島復興への貢献という責任を果たしてまいります。

 

【タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について】

タタコンサルタンシーサービシズは、半世紀にわたり革新的かつ業界最高水準のITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援しています。

TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS独自のアジャイル・デリバリー・モデルを通じ、地理的制約にとらわれることなく提供しています。

TCSは世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタグループに属し、最高水準のトレーニングを受けた394,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2018年3月31日を末日とする会計年度の売上高は190億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。TCSの詳細については www.tcs.com をご覧ください。