シーメンスとTCS

MindSphere向けの産業用IoTの提供で提携

2017年6月6日

 

  • TCSは製造業の顧客向けにアプリケーションとデジタルサービスを開発
  • エネルギー、医療、鉄道、建築技術業界の顧客向けに、今後さらな協力を推進
  • これまでにない産業のあり方やデジタルインサイトを顧客に提供
  • MindSphereのコアプラットフォームおよびクラウドゲートウェイMindConnect Nano向けのアプリケーション開発・管理

 

ドイツ | ムンバイ、2017年6月6日:タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)とシーメンスは本日、IoTイノベーションを軸とした新たな協働を行うことを発表しました。両社は主に製造、エネルギー、建築技術、医療、鉄道などの業界の顧客を対象として、シーメンスが提供するクラウドベースのオープンIoTオペレーティングシステム「MindSphere」を基盤としたデジタルサービスを提供し、これらの顧客が新たなデータインサイトやサービスから恩恵を受けられるようにします。

TCSはMindSphere向けの新たなアプリケーションを開発し、予知保全やエネルギー監視など、新たなデジタルサービスやアナリティクスサービスを可能にします。シーメンスのMindSphereとTCSのソリューションにより、顧客はIoTイノベーションを生かした新たなモデルを模索し、デジタル経済 がもたらす機会を実現することが可能になります。

TCSのエグゼクティブバイスプレジデント兼製造部門のグローバルヘッドであるMilind Lakkadは以下のように述べています。「シーメンスとは数年前から技術イノベーションで協力を進めてきましたが、今回の提携は両社のお客様のIoTイノベーションの大きな前進を助けるものとなるでしょう。この度の合意を通じ、両社のパートナーシップをさらに強化し、お客様がデジタルイノベーションがもたらす機会を存分に生かせるよう支援していきます。TCSのアプリケーション開発やシステム統合に関する専門知識に加え、プラットフォーム開発を直に経験することができるという点も、お客様にとっては大きなメリットとなるでしょう」

デジタル技術が産業界全体を急速に変える「産業のデジタル化」は、世界中のあらゆる業態や規模の企業に重要な機会が生まれることを意味します。今回の提携では、生産の過程で膨大な量のデータが発生し、IoT導入への土壌がすでに整っている製造業にまずは注力し、システムのパフォーマンスやコネクティビティなどの面で大きなイノベーションの実現を目指します。

今回のパートナーシップではまた、TCSはクラウドゲートウェイ「MindConnect Nano」に関わる開発も支援します。MindConnect Nanoは機械や生産に関するクラウドベースのデータ分析と製造の現場を結ぶゲートウェイの役割を果たすものです。さらに両社は、アプリケーションやインフラの管理、アナリティクス、テストの実行といった運用・サポートサービスを含め、MindSphereコアプラットフォームの実装についても可能性を探っていきます。

シーメンスのエグゼグティブバイスプレジデント兼MindSphere担当であるSteve Bashada氏は次のようにコメントしています。「ソフトウエアエンジニアリングと実装能力に長けたTCSは、弊社だけでなく、弊社のお客様にとっても貴重なパートナーです。今後もシーメンスはTCSとともに、お客様がデータを評価・活用し、機器の販売ではなくオペレーション時間やオペレーションサービスを売るといった、これまでにない新たなビジネスモデルの創出への道を開くような、新たな気づきを得るためのお手伝いをしていきます」

TCSは豊富な業界経験をもとに、MindSphere向けのアプリケーションに加え、ダウンタイムや保守関連コスト、エネルギー消費量を削減しつつ、機械の耐用年数を伸ばすようなデジタルサービス/アナリティクスサービスを提供していきます。

TCSはまた、顧客がそれぞれ抱える既存環境との統合に主眼を置きながら、自動化やIoT、コネクティビティなどの技術分野に関する深く幅広い専門知識を活用していきます。TCSは製品設計や製品エンジニアリング、製造実行、製造サービスを含むバリューチェーン全体のプロセスに豊富な経験を持っており、この度のパートナーシップから生まれるソリューションはシーメンスのIoTオペレーティングシステムが持つ可能性を十分に引き出し、価値をもたらすものとなるでしょう。

 

【タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について】
タタコンサルタンシーサービシズは、世界の企業を顧客として革新的かつ業界最高水準のITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを提供する企業です。TCSはコンサルティングを基盤とし、IT、BPS、インフラストラクチャ、エンジニアリング、およびアシュアランスサービスを総合的に展開しています。これらは卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS独自のグローバル・ネットワーク・デリバリー・モデル(Global Network Delivery Model™)を通じ、提供されています。TCSは世界有数のコングロマリット(複合企業体)であるタタグループに属し、387,000人を超える最高のトレーニングを受けた人材を世界45カ国に展開しています。2017年3月31日を末日とする会計年度の売上高は176億米ドルに達し、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。 TCSの詳細については www.tcs.com/jp をご覧ください。

 

【シーメンスAGについて】
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、165年以上もの間、卓越したエンジニアリングとイノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業であり続けています。 電化、自動化、デジタル化の分野を中心に世界200カ国以上で事業を展開しています。 シーメンスはエネルギー効率に優れた省資源技術を世界でもっとも多く提供している企業のひとつであり、海洋風力発電の建造では世界一、コンバインドサイクル発電では主要サプライヤー、送電ソリューションでは大手プロバイダー、そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリューションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。 さらにシーメンスは、コンピューター断層撮影や磁気共鳴画像診断システムなどの医用画像診断装置の大手サプライヤーでもあり、また臨床診断および臨床情報技術のリーダーでもあります。 2016年9月30日を期末とする2016年度における売上は796億ユーロ、営業利益は56億ユーロでした。 2016年9月末現在の全世界の社員数は351,000人です。 シーメンスに関する詳細は www.siemens.com にてご覧いただけます。

 

※本内容は、2017年6月6日(現地時間)にインド・ムンバイで発表されたプレスリリースの抄訳です。発表内容の詳細は、原文(英語)をご覧ください。

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