Education & Skill Building

連載:
キッズ発明プログラミング研究所

子どもたちがプログラミングで発明したいものは実現するのか? 
日本TCSメンバーが大胆予想!

 

キッズドローンプロジェクトでは、子どもたちに、プログラミングで発明したいものを考える「発明プログラマー」になってもらい、どんな未来をつくっていきたいか想像する時間を設けています(Step 4を参照)。

そこで出てきた発明のアイデアは、はたして本当に実現するのか?
実際にプログラミングやIT、デジタル技術を使って仕事をしている
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズの社員が、大胆に予想します!

小学生の皆さん、ぜひ読んで、プログラミングの可能性を感じてください。

 

第9回 (2019年9月26日/
東京都北区荒川小学校 6年生)

 

こんにちは!

私はシステムの設計図を書く人や、システムを作りあげるプログラマーたちが予定通り作業できているかな、困ったことが起きていないかな、といったことをチェックするプロジェクトマネージャーというお仕事をしています。

部屋の中をブンブンと蚊が飛んでいたら、血を吸われないか、気になってしょうがないよね。そんな蚊を自動で退治してくれるロボットがいたら、とっても便利!

そんなロボットを作る技術はもうありそうだよ。

 

 

 

ハル
プロジェクトマネージャー

空を飛ぶドローンを使ってみよう!
ドローンに「蚊を見つけるレーダー」と「蚊を退治する殺虫剤スプレー」を付けましょう。
そして、蚊を見つけてから退治するまでのプログラムをドローンに組み込めば完成♪

このドローンに蚊を退治してもらおう!このドローンを置いて、部屋の中をレーダーで見張ってもらいます。
そして、蚊を見つけたら離陸(りりく)! 蚊に近づいて殺虫剤をプシュー!

蚊を退治した後、ドローンは離陸した位置に帰ってもらいます。
やっつけた蚊は地面に落ちちゃうから、おそうじロボットに片付けてもらおう。

技術はあるけど、みんなの家で使われるようになるには、10年ぐらいかかりそうかな。
一家に一台こんなドローンがあったら安心だね!

 


 

第7、8回 (2019年8月27、30日/
川村小学校 6年生)


 

こんにちは!

私は、決められたルールどおりにお仕事がすすんでいるか見守る監査(かんさ)というお仕事をしています。

会社で働く人達が健康で、安全に、気持ちよく働けるようにルールは作られているので、守らなければ、働きすぎて病気になったり、危険な目にあったりしちゃうからね。

お仕事をしているお父さんや、お母さんが、夜遅くまで会社から帰ってこられなければみんなも心配だよね。

オガワ
内部監査人

足が速くなるロボットがあれば、さぞや気分がいいだろうね。

風をからだ全体で感じながら、海辺を走ったり、山を駆け上って夜景をみたり、楽に速く走り回れたらこんなに楽しいことはないね。

運動会の徒競走だっていつも一等賞間違いなし。

 

思いもつかなかったけど、ナイスアイディア!! すぐにでも実現できそうだよ。

パワーアシストスーツって聞いたことあるかな?

アシストは「助ける」っていう意味なんだ。

パワーアシスト自転車は使っているお家も多いんじゃないかな。

人がこぐペダルの力を、モーターの力で助ける自転車だね。

 

こんなパワーアシストの機能を人の体に直接取り付けて重い荷物を軽々と持つことができるスーツなんだ。

たとえば、飛行機に乗って預けた荷物はベルトコンベアで運ばれてくるよね。

これらの荷物は、人がベルトコンベアに乗せているんだ。

一日に何百個もの荷物をベルトコンベアに運び上げるこんなお仕事で使われているよ。

なんだか映画『アイアンマン』みたいだね。

 

このパワーアシストの機能を応用して"ランニングアシストスーツ"を作れば

夢のロボットが今すぐ実現できるかもしれないね。

いっしょに造って、オリンピック選手より早く走ってみようよ。どんな気分になれるだろう!

 

*2019年8月時点の情報です

 

 

第6回 (2019年7月23日/
東京都世田谷区城山小学校 3~6年生)

Q.自動でふたが開く筆箱はできるかな?

A. 顔認証で10年後(2029年ごろ)に実現するかも!

 

こんにちは!ITエンジニア(技術者)のタナベです。

RPA(アールピーエー)という、データ入力を自動化し仕事がスムーズに出来るようにするロボットプログラミングをつくっています。

「自動でふたが開く筆箱」があったら便利だね!私が小学生の頃は、筆箱についているボタンを押すとふたが開いたり、鉛筆削りが飛び出る筆箱が人気でした。

みんなはこんな筆箱があったら欲しいかな?

タナベ
ITエンジニア

まず顔認証(かおにんしょう)の技術を筆箱に取り入れます。

この技術を使えば筆箱に取り付けたカメラで持ち主の顔を判別し、君にだけ反応して筆箱が開くよ。

さらに表情から気持ちを分析しデータ化すれば、君の表情から使いたい物を読み取って、消しゴムや赤えん筆が自動で出てくるよ。

使いたいものがすぐに出てきたら、勉強がもっとはかどるね!

顔認証でふたが開く仕組みは今の技術でも作れるけれど、筆箱のようなみんなの身近な物に使われるようになるには、まだ10年位かかるかな。

今、顔認証はスマートフォンや個人情報を管理する部屋への入室などで使用され始めているよ。

10年後には顔認証で玄関のドアを開けたり、買い物やコンサートのチケットにも顔認証が使われるようになるかもしれないね。

みんなが社会人になる頃には、手ぶらで出かけて買い物を楽しんでいるかもね!

 

*2019年7月時点の情報です

 

 

第2~5回 (2019年6月26~27日/
東京都目黒区駒場小学校 5、6年生)

Q.どこでもドアはできるかな?

A. バーチャル・リアリティー (VR)、20年後(2039年ごろ)までに実現するかも!

こんにちは! ITエンジニア(技術者)のメッツです。

自動車や冷蔵庫などの主な材料である鉄板を作っている会社で、私たちTCSがプログラミングした「鉄板を作るロボット」の点検や修理をしています。

「どこでもドア」欲しいですね! もしあれば、海外にだって、飛行機に乗らずにすぐ行けます。これが叶うかどうか、みんなで考えてみましょう。

私は20年後に実現すると予想します。

メッツ
ITエンジニア

現実そっくりの世界にワープし、その世界で実際に行動することができる、バーチャル・リアリティー (VR)という技術を使います。

みんなは、VR体験スポットには行ったり、VRゲーム機で遊んだことはあるかな? どこでもドアを開くのではなく、VR装置を身につければ、一瞬でゲームやアニメの世界に行けるよ!

行き先をハワイにしたら、きれいな海でカラフルな魚たちと泳ぐことができそうだね。

「もう実現しているよ!」と思った子もいるかもしれませんが、ハワイの景色をそっくりにしたり、海に入った触感(しょっかん)を再現するスーツを開発したり、ハワイの人と英語で会話したりと、本物に近づけるには、まだまだたくさんの技術開発が必要です。

20年後には家にいながら、VR装置を身につけるだけで学校に行き授業を受けたり、友達とお話ができるようになっているかもしれませんね。でもそのとき学校に通っているのは、みんなの子どもたちかな!

 

*2019年6月時点の情報です

 

 

第1回 (2019年5月15日/
東京都中央区立常盤小学校 5年生より)

こんにちは! 私は、建物や機械、乗り物に欠かせない材料である鉄鋼(てっこう)を仕入れ、販売する会社(“鉄鋼商社”と言います)のシステムをつくるエンジニア(技術者)です。日本とインドのエンジニアでチームを組んでおり、去年は4回インドに行きました。

なるほど! 夢がつまった、とても良いアイデアですね!

部屋が片付いていれば勉強もはかどるかな(笑)

私は20年後に実現すると予想します。

ハセ
システムエンジニア

まず、誤差が数cmほどまでに精度が高まっている「GPS(ジーピーエス / 地球上の現在位置を測定するためのシステム)」という技術を使います。

本やおもちゃに、このGPSをオンにした「ICチップ(数mm~数cmの電子装置)」を付けることで、しまう位置や高さをプログラムできます。さらに、シートのように折り畳めるタイヤやプロペラを取り付ければ、スマホアプリの「片付け開始」ボタンを押すだけで、おもちゃたちが自分で引き出しや本だなに戻っていく日が来るかもしれません(でも、ものがたくさん積み重なっていると、おもちゃが飛び立てないから、散らかし過ぎないでくださいね)。

「すぐ実現しそう!」と思った人もいるかもしれませんが、実現には、GPSの精度向上、薄くて丈夫で安いタイヤやプロペラの開発など、さまざまな技術の進化が必要です。20年後、皆さんが30歳前後になるときに、どうなっているか楽しみにしていましょう!

 

*2019年5月時点の情報です

第1回 (2019年5月15日/
東京都中央区立常盤小学校 5年生より)


こんにちは! 私は、建物や機械、乗り物に欠かせない材料である鉄鋼(てっこう)を仕入れ、販売する会社(“鉄鋼商社”と言います)のシステムをつくるエンジニア(技術者)です。日本とインドのエンジニアでチームを組んでおり、去年は4回インドに行きました。

なるほど! 夢がつまった、とても良いアイデアですね!

部屋が片付いていれば勉強もはかどるかな(笑)

私は20年後に実現すると予想します。

ハセ
システムエンジニア

まず、誤差が数cmほどまでに精度が高まっている「GPS(ジーピーエス / 地球上の現在位置を測定するためのシステム)」という技術を使います。

本やおもちゃに、このGPSをオンにした「ICチップ(数mm~数cmの電子装置)」を付けることで、しまう位置や高さをプログラムできます。さらに、シートのように折り畳めるタイヤやプロペラを取り付ければ、スマホアプリの「片付け開始」ボタンを押すだけで、おもちゃたちが自分で引き出しや本だなに戻っていく日が来るかもしれません(でも、ものがたくさん積み重なっていると、おもちゃが飛び立てないから、散らかし過ぎないでくださいね)。

「すぐ実現しそう!」と思った人もいるかもしれませんが、実現には、GPSの精度向上、薄くて丈夫で安いタイヤやプロペラの開発など、さまざまな技術の進化が必要です。20年後、皆さんが30歳前後になるときに、どうなっているか楽しみにしていましょう!

 

*2019年5月時点の情報です