現状の臨床試験プロセスは、治験施設中心が主流であり、不完全なリアルタイム評価、追加運用管理、被験者のアクセスにおける不公平性やストレスと不快感など、医師と患者の両方にとって複数の問題を抱えてきました。
しかし、COVID-19が複数の進行中臨床試験の効率と継続に深刻な影響を与えた一方で、これまでハードルの高かったリモート診療が進むなど、真の患者中心臨床試験の実現と最新技術との共生が可能になりました。結果的に、これまで臨床試験の実施者が感じていた「もしもの場合は?」、「実行できるのか?」、「個人情報保護はどうなるのか?」、「規制当局対応はどうするのか?」など諸々の課題を容易に解決することが出来ました。
患者中心臨床試験は、患者の状況に応じて、いつでも、どこでも、またどのような患者に対しても試験を実施できるという大きな可能性があります。さらにこのアプローチは、個別サポートやプロセスの自動化を可能にし、予防医学や革新的な研究機会も提供します。
本ウェビナーでは、次世代患者中心臨床試験の世界的キーオピニオンリーダーであるDr. Hilde Vanakenと、メディカルライティング&メディカルアフェアーズ部門責任者のDr. Rajeshが、以下の重要な側面に焦点を当てて解説します。
- 治験開始方法と治験参加者の変化(医療関係者、被験者、薬剤の宅配業者など)
- 新しい技術の落とし穴とその対処法
- この分野におけるTCSが提供するシステムとサービス
- 患者臨床試験におけるリモート診療システムなど多様な環境群の統合と実装
TCSの患者中心臨床試験におけるクリニカルサービス
- システム- ADDプラットフォーム(次世代型臨床開発クラウドシステム)
- メディカルライティング(プロトコル、文献など)
- クリニカル データマネージメント
- 生物統計と統計プログラミング
皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。
登壇者
![]() | Dr. Hilde Vanaken:TCS ライフサイエンス&ヘルスケア インダストリーアドバイザー ベルギーのルーヴェン大学で医学博士、微生物学のエンジニア、環境科学の修士号を取得。様々な医薬品開発分野においてこの専門知識を活かし、27年以上にわたり、Johnson & Johnsonの統合スマートトライアル&エンゲージメントプログラム、Transcelerate eConsentイニシアチブなど数々の困難なプログラムをリード。日本においては、PMDAと厚生労働省を含むその他患者中心主義の専門家との会議を主導。 |
![]() | Dr. Rajesh Pandey: TCS メディカルライティング&メディカルアフェアーズ長 医薬品開発、臨床試験、メディカルライティングおよびメディカルアフェアーズにおいて21年間の業界経験を持つインドのムンバイ大学出身の医師であり、さまざまな製薬企業とのパートナーシップを確立し、臨床開発分野でいくつかの困難なプロジェクトをリード。DIA、ISCR、学術機関などのさまざまな業界フォーラムの主要講演者。 |
対象
- 製薬、医療機器企業、関連企業の皆さま、開発担当者
※1社あたりの参加者数に制限はございませんので、若手の方からご経験豊富な方まで、ご興味があれば奮ってご参加ください。
イベント概要
開催日時: | 2021年10月28日(木)16:30~18:00 |
お申込み締切日: | 2021年10月27日(水) |
参加費: | 無料 |
視聴方法: | Cisco Webex Eventsによるウェビナー(ブラウザから参加可能) ※パソコンやインターネットなどの視聴環境のご用意をお願いします。Webexのサポートブラウザおよび利用方法につきましては、Webexヘルプセンターのページ(こちら)をご覧ください。 |
言語: | 日本語および英語(通訳がつきます) |
主催: | 日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社 |
お問合せ先: | 日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社 ライフサイエンス統括本部 JPLS.webinar@tcs.com |
関連ページ
- ウェラブルデバイスの活用による患者からの直接的データ収集への移行(英語のみ)
- 日本TCS ライフサイエンス業界向けサービス概要
- TCS Life Science and Health care(英語のみ)
【第1日目:2020年11月11日(水) 14:00~15:30】 |