新たな始まりに向けたIoTによる企業戦略の実現

Global Perspectrive

新たな始まりに向けたIoTによる企業戦略の実現

 

Regu Ayyaswamy
TCS IoTシニアバイスプレシデント&グローバルヘッド

Rajaravisankar Shanmugam
TCS IoTビジネス開発グローバルヘッド

Thanga Jawahar
TCS IoTビジネスソリューション&テクノロジー責任者

考察

新型コロナウィルスの世界的大流行により、IoT技術の焦点は概念実証から運用上のニーズを満たすことにシフトしました。新しいビジネス環境において、企業の経営陣たちは目的志向型で適応力と回復力に優れた企業を実現するために、次の点に考慮しながら「必要なもの」ではなく「今できること」を中心とした戦略的IoTを展開する必要があります。

  • IoTは既に新しいビジネスモデル、シームレスなカスタマーエクスペリエンス、応答性に優れたバリューチェーンの実現と生活品質の向上などの価値を生み出していること
  • 初期段階でのセキュリティの組み込み、リアルタイムでのデバイスと環境の連動、予測機能、AI、アナリティクスを活用した自己修復が可能なIoTシステム開発のための戦略的手法が必要であること
  • 企業のIoTシステムから大きな価値を引き出すために、経営陣は垣根を超えた組織の構築と迅速な意思決定や、明確な目的に基づいた体験を実現する必要があること

相互連携に向けた非接続からの脱却

この10年間、世界中の大企業がIoTに多額の投資をしてきました。ガートナー社では、2020年までに58億のIoTエンドポイントが使われるようになるだろうと予測しています。※1 これは2019年から21%の増加で、2018年から2019年にかけても21.5%も増えています。 

企業は自社製品にデジタルセンサーを埋め込み、それを工場の作業場、車両、公共施設ネットワーク、小売店に設置しています。企業はブルドーザーから電動歯ブラシまでさまざまな物に埋め込まれたセンサーを使って自社製品の性能、ビジネスプロセス、サプライチェーンを追跡できます。また、このセンサーにより自社製品の修理、補修、交換のタイミングを予測することで人件費とダウンタイムを削減し、新しい収入源を開拓しながら顧客ロイヤリティも高められます。  

しかし、今はまだIoT時代の幕開けにすぎません。パンデミック後の世界ではビジネス環境、顧客ニーズ、ビジネスニーズも変化し、IoT技術が提供できる能力こそが求められています。IoT技術とクラウドコンピューティングを組み合わせることで、IoTシステムは分析に基づいたデータインサイトの導出とAIによる応答の自動化を実現し、今後さらに多くのビジネスチャンスを創出するでしょう。TCSのビジョンでは、IoTシステムは単にモノを繋げるだけでなく、Bringing Life to Things™ - モノに命を吹き込むことが重要だと信じています。TCSでは企業変革をサポートするためIoTビジネスフレームワーク「Bringing Life to Things™」を推奨しております。

IoTは、次の4つの方法で既に価値を創出しています。

1.新しいデジタルビジネスモデルの創出:センサーを配備することで、メーカーは顧客による自社製品のメンテナンスや利活用をサポートするアフターサービスの料金を請求できます。これは「サービス化」と呼ばれるモデルで、このモデルにより顧客による製品所有から、予測しやすい経常収益を確保するサブスクリプションモデルへのパラダイムシフトを実現できます

2.シームレスなカスタマーエクスペリエンスの創出:製品の性能を監視することで、企業は製品の使い方の指導、問題の特定、解決策の通知など優れたサービスを提供できます

3.応答性に優れたバリューチェーンの実現:製造や流通事業にセンサーを組み込むことで、企業は製品やサービスが円滑に機能するための自動調節が可能になり、障害やその他状況の検知や対応をスムーズに行えるようになります

4.QoLの向上:工場や倉庫などの現場の状況をセンサーで監視することで人員に危険を知らせ、事故を未然に防ぐことができます。電動歯ブラシなどに組み込まれたセンサーは、ユーザーの健康促進に貢献します 

 

COVID-19パンデミックにより経済状況・ビジネス環境は変化し、あらゆる規模の事業を継続するためにごく単純なオペレーションでさえもIoTソリューションの活用が不可欠になってきています。このような状況下では、IoTへの取り組みに注力している企業は、持続的な競争優位性の確保を素早く実現することができます。次の点を考慮してみてください。

•宅配需要の急増:商品やサービスを顧客の自宅に配送する必要がある場合、企業はIoTやチャネルパートナーを活用して商品やサービスを追跡することで流通チャネルのパフォーマンスを改善できること

•遠隔監視需要の増加:現場に技術者を派遣せずに自宅、オフィス、車両、工場、航空機、建設資材の装置の動作状態を確認する必要性が高まる中、IoTは遠隔での製品監視やリモートサービスにおいて欠かせない存在であること

•面会できない相手へのサービス提供:対面を避けたい場合や対面が禁止されている場合、IoT技術により医療従事者は患者の健康を遠隔で診断してカウンセリングやその他サービスを提供できるが、この技術は教育(パンデミック後のオンライン授業)やカスタマーサービス、小売などの他の業界にも適用できること

•自動化に対する需要の増加:パンデミック発生時において工場や流通センターではソーシャルディスタンシングのため、少人数で運営を続行する必要があり、このような業務では、通常業務への復帰は段階的に行い、新たに感染が拡大した時に迅速に対応することが求められるが、
IoTシステムでは効率性や品質を損なわずにソーシャルディスタンスを保ち、シングルシフト操業の企業はスループットやアウトプットを維持または増大しながらダブル・トリプルシフト操業に移行できること

状況の変化により企業はIoT活用能力を高める必要に迫られていますが、多くの企業はパンデミック後の世界に向けたIoTの活用に消極的です。新型コロナウィルス感染流行前、多くの企業は段階的な改善を目的とした概念実証プロジェクトやプログラムに従事していましたが、このような取り組みは現在の状況には適していません。パンデミック前と同じやり方に固執する企業は後れを取るでしょう。

しかし、失敗のリスクを受入れながら、IoTの目標を積極的に追求する方法があります。リーン手法とアジャイル手法を採り入れることで、企業は学習と精緻化のフィードバックループを組み込み、プロジェクトを調整できます。

これが、企業がイノベーションを実現できるプロセスであり、パンデミック後の世界で求められていることなのです。 

IoTの戦略遂行に不可欠な要素

インテリジェントな技術を搭載したIoTベースのシステムは、デジタルインテリジェンスによって物理的実態の機能を強化することで、指数関数的な価値を創出し、新たなカスタマーエクスペリエンスと新たなデジタルエコシステムを生み出します。

適切に設計されたIoTシステムは目的主導型であり、特定のメリットのために設計された結果を提供します。さらに、分散しているため、1つのノードに障害が発生してもシステムが停止することがなく、レジリエンスが高いです。ビジネスニーズの要求に応じた拡大・縮小が可能で、順応性があります。IoTシステムは外部とつながっているため、新たなデジタルエコシステムには不可欠なものです。企業がIoTの可能性を受け入れれば、この急進的な接続性により、業界のプレーヤーとして顧客、サプライヤー、パートナー、競合との関係を再構成することが可能です。例えば電気自動車は、車両内Wi-Fiを提供すると同時に、車両および運転者を電力会社、保険会社、位置ベースのサービスおよびその他のサービスプロバイダーに接続することが可能です。

これらのメリットを認識し理解することで、企業は概念実証の考え方を超えて、より目的主導型の戦略的アプローチを自社のIoT施策に取り入れることが可能です。クラウドに接続されたIoTデバイス、データ分析、AIによって、顧客、従業員、パートナーのニーズを迅速に感知・対応し、望まれる結果のためのシステムを設計し、実装できます。

 

IoTシステムを開発するための戦略的アプローチには、以下の4つの要素があります。

1.セキュリティを最初から組み込んだIoTシステム:セキュリティが確保され、GDPR(EU一般データ保護規則)などのセキュリティやプライバシーに関する規制に準拠するIoTシステムを導入する企業では、IoTネットワークとそれがサポートするアプリケーション全体のリスクが低減されます。

2.コンテキストで接続するIoTシステム:デジタルセンサーおよび関連技術を製品、工場、サプライチェーンに組み込む目的は、製品およびそのパフォーマンスを継続的かつリアルタイムにトラッキング・トレーシングをすることです。例えば、造船会社のDamen社は、燃料消費量、エンジン性能及び運転効率に関するデータを収集する1万以上のIoT接続センサーを搭載したコネクテッド船舶を開発しました。これにより、Damen社は単なる建造業者を超える存在になりました。コンテキストで収集したデータのおかげで、同社は現在、海事ソリューションプロバイダー※2になっています。

3.予測可能なIoTシステム:これらのシステムは予測分析のためにセンサーデータを活用します。例えば、通信大手のエリクトン社は、IoTとインダストリー4.0の進歩※3を利用して製造プロセスを最適化する「スマートファクトリー」を持っています。同社は、数百台の高精度スクリュードライバーにIoTセンサーを装備し、機器が故障する前に使用状況を追跡し、メンテナンスを予定することで、メンテナンスコストを大幅に削減し、機器の耐用年数を延ばしています。

4.自己認識を可能とするIoTシステム:IoTをAIやアナリティクスなどの技術と組み合わせることで、企業は自社の製品やオペレーションを自己修正することが可能です。例えば、センサーとAIを備えた倉庫ロボットは、作業員や他のロボットとの衝突を回避し、作業現場の安全性を向上させ、ダウンタイムを回避できます。

 

図1: 製品・生産コンテキストにおけるIoTシステム

図1はBringing Life to Things™フレームワークが、製造、サプライチェーン、カスタマーサービスという製品重視の3つのビジネス領域でどのように機能するかを示しています。製造業者にとって、IoTは、サプライヤー、パートナー、顧客を含むエンド・ツー・エンドのネットワーク化されたエコシステムおよび、製造業者に最良のソーシングリードを示すリアルタイムプロセスを作成できます。サプライチェーンでは、IoTシステムは透明性がある自律的な製品追跡機能を提供し、輸送中の貨物の監視を最適化します。顧客サービスでは、製品のパフォーマンスを遠隔監視することにより、製品の稼働時間の保証とジャストインタイムサービスを提供することができ、製品またはサービス自体を通じてスムーズなカスタマーエクスペリエンスを実現できます。

製品メーカーであったドナルドソン社がサービスプロバイダーに進化をとげたのはその好例です。1915年に設立され、ミネソタ州に拠点を置く同社は、エンジンと産業用ユニットのための最先端フィルターを一世紀以上にわたって製造し、現在、事業を展開する50ヶ国以上で45の工場と100を超えるラボを運営しています。1970年代以来、同社は熱、動き、圧力などの指標のセンサーを組み込み、製品設計の指針としてきました。※4

2015年※5 には、重機車両フィルター用のワイヤレスセンサーとサービスインジケーターを提供するFilterMinder®を買収しました。

これらのコネクテッドデバイスは、システムのパフォーマンスを追跡し、車両独自のテレマティクスシステムを使用してフィルターセンサーデータをクラウドに送信して分析することにより、メンテナンスのニーズを予測します。※6

今日、ドナルドソン社は顧客にリアルタイムの監視と予測性の高いオペレーションを提供する「スマートフィルター」サービスのワンストップショップとなりつつあり、これにより新たなサブスクリプションベースの収益を生み出しています。※7  ドナルドソン社のコネクテッドソリューションビジネスの代表的なサービスである iCue™サービスは、集塵機の保守と管理のためのIoTテクノロジーに基づいて構築されており、他の主要な集塵機およびヒュームコレクターのブランドとも互換性があります。顧客自身の内部ネットワークから独立して動作するiCueGatewayは、集塵機データを安全なクラウドに送信します。ダッシュボードにクラウドからデータがフィードされ、複数サイトの機器のパフォーマンスに対するインサイト、オペレーション全体のアラーム履歴、設定可能なしきい値に応じたリアルタイムのアラート、週次ステータスレポート、コンプライアンス追跡のためのデータエクスポートなどが提供されます。※8

専用センサーは、環境安全衛生の管理者が職場の安全リスク管理方法を多方面から改善できるよう、差圧、微粒子の傾向、相対的な気流、さらにはオプションとしてホッパープラグ、ビンレベル、圧縮空気供給、湿度用などの重要な測定値についてシンプルかつ正確な測定値を提供します。※9

価値を生み出すIoTシステム構築の3原則

大きなビジネス価値を生み出すIoTシステムを構築するためには、経営トップは3つの原則を採用する必要があります。 

1.垣根のない組織を受け入れる
企業の製品にセンサーを組み込むことで、サービスや注文の補充に関するアラートなど、お客様にサービスを提供するためのデジタル機能が実現します。しかし、IoTの可能性を最大限に活用するには、従来の企業の垣根や社内の機能データサイロによって課されていた制約を取り除く必要があります。

つまり、企業は複数のデータソースを使用して、IoTシステムのメリットを拡大しなければなりません。これには、サプライヤーからのデータ、修理の依頼を受けた現場の技術者からのデータ、自社の製品やサービスを利用するお客様からのデータなどが含まれます。さらに重要なのは、企業の機能全体にわたって内部データにアクセスできることです。

例えば、COVID-19のパンデミックのような危機において、企業内のコミュニケーションは各部門や工場が突然予期せずに停止する恐れがあり、困難になりました。しかし、サプライチェーンからのセンサーデータをERP、CRM、ロジスティックス、リアルタイムイベントからのデータと統合すれば、企業は業務を一元的に把握することが出来ます。これは、耐障害性と事業継続には必要不可欠なことであり、お客様の満足度とロイヤリティを維持しながらリソースの使用を最適化します。

2.迅速で自動化されたアクションを実行する
企業がIoTシステムから収集するデータは迅速に行使できない限り、その価値は限定的なものです。行使するとは、適切な情報を適切なタイミングで適切な関係者に提供することです。

例えばパンデミック後の世界では、個人の健康状態のさしあたっての状態が極めて重要になります。IoTシステムに接続され多くのインプットを分析し、自動的に判断を下すことが可能なウェアブルは、より生産的で安全な職場を実現します。※10

3.明確な目的に基づいた豊かな経験を実現する
製品やサービスを販売している企業にとって、IoT技術の目的は、これらの企業が提供する製品の製造、流通、サポートの手段を劇的に改善することです。

お客様や企業は所有するためだけに製品を購入するのではなく、仕事や家庭での生活を向上させたり、目的地に早く着いたり、穴を早く掘ったり、迅速に修理をすることを念頭に置いて購入します。

お客様がよりよい経験ができるように、今日企業が提供している製品やサービスは継続的な改善が可能でなければなりません。IoT技術を利用したシステムを構築し、財布に手を伸ばさずに支払いが可能な配車サービスを提供するUberやLyftのようなライドシェア企業は、よく引き合いに出される例です。IoTは、公共と民間両方の交通機関のあらゆる側面を再構築しています。これは、バスや電車の待ち時間の短縮や通勤者の経路選択の改善から、フリートソースを再配分してサービスレベルを最適化するまでです※11あるいは、「共有マイクロモビリティ」という、Lime、Bird、Spinなどのプロバイダが提供するペダルバイク、eバイク、eスクーターなどの資産の可用性の表示やセキュリティ強化が可能です。この共有マイクロモビリティは、米国での利用回数が2017年の3500万回から2018年には8400万回に増加しました。※12

パンデミックはどのように

IoTシステムの必要性を浮き彫りにしたか

COVID-19の大流行とそれに続く経済危機の結果、世界中の多くの産業やサービス分野は、今までとは全く異なる環境でいかに商品やサービスの提供を継続するか、新しい仕組みを直ちに見つける必要性が生まれました。このような変化の中、IoTシステムは以下のような幅広い健康関連サービスを実現させました。

  • 遠隔医療相談
    スタンフォード小児病院では毎日約620件のデジタル診療が可能になり、迅速にキャパシティが拡大しました。(パンデミック前は20件のみ)※13 保険業界ではこのような遠隔相談に補償を行い、さらに奨励する事例が増えています。
  • 診断
    接続されたデジタル機器で、疾患症状の早期警戒徴候を判断できます。例えば、スマートフォンアプリに接続して健康データの保存と共有を可能にするデジタル温度計 「Kinsa」 は、米国での感染拡大により使用量が急増しました。※14
  • 遠隔患者モニタリング
    医療従事者へのリスクの増大に伴い、米国食品医薬品局はバイタルサイン測定装置の製造業者に対し、患者の遠隔監視を含む使用の拡大に関する新たなガイダンスを発表しました。※15
  • 掃除ロボット
    特に中国では、ロボットが病院の消毒や清掃、薬の配送に使われています。※16

 

しかし、パンデミックに関連したIoTの応用は、医療分野にとどまりません。各産業界やさまざまなビジネス・シナリオにおいて、当社はIoTソリューションの活用を必要とする3つの最優先分野を特定し、推奨しています。それは、従業員の安全性、運用の継続性、サプライチェーンの耐障害性です。(図2参照) また、パンデミックの有無に関わらず、より効率的で収益性の高い事業運営の実現に向けて再構築をする際にも重要な分野となります。

図2: IoTを活用したビジネス(短期、中期、長期)

IoTの可能性が新たなビジネスを創出する

もちろん、この記事で紹介されているIoTシステムの説明はすべてではありません。センサーデータ、分析、AI、クラウドを組み合わせた時に発揮するIoTシステムの可能性を制限するのは、リソースの制約と想像力のみです。センサーがデータを収集できる新たな場所を発見するごとに、もう1つ新たな価値の源泉を発見したことを意味します。その価値とは、業務の改善、新たなデジタルビジネスモデルの創出、商品のサービス化などがあります。

これまで見てきたように、IoTは公衆衛生危機などの緊急事態によって提起される多くの課題に応えることができます。 しかし、それぞれの危機が過ぎ去ったとしても、海の波のように、後退した後に形を変えた海岸を残すのです。 ビジネスと競争環境が一貫して変化していることを理解し、モノに命を吹き込む必要性とその実現のために事業を見直す必要性を理解し先見の明を持っている企業は、その再形成された世界で繁栄するための準備を既に整えているのです。

 

参照

※1 ガートナー社では、2020年までに58億のIoTエンドポイントが使われるようになるだろうと予測しています。

※2 Damen社は単なる建造業者を超える存在になりました。コンテキストで収集したデータのおかげで、同社は現在、海事ソリューションプロバイダーになっています

※3 例えば、通信大手のエリクソン社は、IoTとインダストリー4.0の進歩を利用して製造プロセスを最適化する「スマートファクトリー」を持っています。

※4 1970年代以来、同社は熱、動き、圧力などの指標のセンサーを組み込み、製品設計の指針としてきました。

※5 2015年には、重機車両フィルター用のワイヤレスセンサーとサービスインジケーターを提供するFilterMinder®を買収しました。

※6 これらのコネクテッドデバイスは、システムのパフォーマンスを追跡し、車両独自のテレマティクスシステムを使用してフィルターセンサーデータをクラウドに送信して分析することにより、メンテナンスのニーズを予測します。

※7 今日、ドナルドソン社は顧客にリアルタイムの監視と予測性の高いオペレーションを提供する「スマートフィルター」サービスのワンストップショップとなりつつあり、これにより新たなサブスクリプションベースの収益を生み出しています。

※8 ダッシュボードにクラウドからデータがフィードされ、複数サイトの機器のパフォーマンスに対するインサイト、オペレーション全体のアラーム履歴、設定可能なしきい値に応じたリアルタイムのアラート、週次ステータスレポート、コンプライアンス追跡のためのデータエクスポートなどが提供されます。

※9 専用センサーは、環境安全衛生の管理者が職場の安全リスク管理方法を多方面から改善できるよう、差圧、微粒子の傾向、相対的な気流、さらにはオプションとしてホッパープラグ、ビンレベル、圧縮空気供給、湿度用などの重要な測定値についてシンプルかつ正確な測定値を提供します。

※10 IoTシステムに接続され多くのインプットを分析し、自動的に判断を下すことが可能なウェアブルは、より生産的で安全な職場を実現します。

※11 これは、バスや電車の待ち時間の短縮や通勤者の経路選択の改善から、フリートソースを再配分してサービスレベルを最適化するまでです。

※12 この共有マイクロモビリティは、米国での利用回数が2017年の3500万回から2018年には8400万回に増加しました。

※13 スタンフォード小児病院では毎日約620件のデジタル診療が可能になり、迅速にキャパシティが拡大しました。(パンデミック前は20件のみ)

※14 ※13と同様

※15 医療従事者へのリスクの増大に伴い、米国食品医薬品局はバイタルサイン測定装置の製造業者に対し、患者の遠隔監視を含む使用の拡大に関する新たなガイダンスを発表しました。

※16 ※13と同様

 

著者

 

 

Regu Ayyaswamy

Regu Ayyaswamy (Regu)は、TCS IoT事業のシニアバイスプレジデントならびにグローバルヘッドを兼務しています。TCSは、さまざまな業界の企業に対してデジタルトランスフォーメーションへの手段を提供していますが、同氏は、その企業努力をけん引する役割を担うとともに、製品開発(研究開発)における技術革新と迅速な取り組みならびに製造業とのシームレスな統合にも貢献しています。実務経験はプロジェクトマネジメント、カスタマーリレーション管理、能力開発と人材管理など、多岐にわたります。NASSCOM(全国ソフトウェア・サービス企業協会の略:インドの主要IT関連企業が加盟している団体)では、エンジニアリングおよび研究開発評議会の執行委員を務め、NASSCOとインド政府とで組織されるCenter of Excellence on IoTの運営審議会委員でもあります。TCSでの現職に着任する前は、Bharat Heavy Electricals Limitedに席を置いていました。Indian Institute of Technology(インド工科大学:インドのチェンナイに所在)の機械工学部修士号を取得、さらにはUniversity of Madras(マドラス大学)の機械工学部学士号を取得しています。

 

 

Rajaravisankar Shanmugam

Rajaravisankar Shanmugam (Raja Shan)は、TCSのIoT事業における事業開発部門のグローバルヘッドを務めています。IoT事業の発展という職責を担い、グローバルIoTセールス、マーケティング&アナリストリレーション、戦略的連携およびパートナーシップの分野でリーダー的な存在です。またIoT事業において指導的な発言者の立場にあり、著名な業界イベントでは基調演説を行っています。IoT概念に基づく事業の実現に関する記事をはじめ、新時代を切り開くリーダーシップに関する著作物を多数出版しています。

 

 

Thanga Jawahar

IoT事業グループは、Thangaのガイダンスに基づき、Connected Products(インターネットへの常時接続機能を具備した製品)から、Self-Optimizing Production Systems(自己最適化生産システム)、Smart City Operations Space(スマートシティオペレーションスペース)に至るまで、革新的なIoTベースのソリューション開発を手掛けています。

同氏は、エンジニアリングおよび技術の各分野におけるさまざまな領域で戦略的なイニシアチブの陣頭指揮を執っています。その傍ら、事業顧問、戦略コンサルティング、技術開発管理、カスタマーエンゲージメントなどの分野で多くの役割を担っています。

米国シスコシステムが主催するInternet of Things World Forum(モノのインターネットワールドフォーラム)の執行委員会創設メンバーの一人。

ユニットの最高技術責任者であり、Indian Institute of Science(インド理科大学院:バンガローに所在)を含む最高学術機関において、TCSの研究技術革新イニシアチブ管理委員会の委員を務めています 。