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今回はハイステークステスト(入学試験など)採点業務での課題と、当社が提供しているOMR機器の中から、米国Scantron社のハイエンドモデルであるiNSIGHT150をご紹介します。
ハイステークステスト(入学試験など)採点業務での課題
テストの結果が受験者に重要な影響を与えるテストをハイステークステストと呼びますが、大学入試もその一つです。
したがって、採点ミスや採点作業の遅延は許されません。一方で近年、各種試験における合否判定の期間が短期化されています。この傾向は、特に私立大学の入試で顕著です。そのため採点業務においては、正確性のみならずスピードも求められるようになっています。
受験者数によってはローエンド・ミドルレンジのOMRではタイムリーな採点業務を実現できない場合があります。大量枚数のマークシート読取にローエンド・ミドルレンジのOMRを利用すると、後述する2つの課題に直面することがその理由です。
- 読取処理に時間がかかる
私立大学の一般入試では、毎年数万人の受験者が受験するものがあります。そのため、採点作業においても大量のマークシートを読取処理しなければなりません。
しかしローエンドモデルやミドルレンジモデルの読取速度は2,000~5,000枚/時間というのが一般的であるため、短時間で大量のマークシートを読取処理することは困難です。
- 分散処理を行うと人件費がかさむ
前述の通りローエンドモデルやミドルレンジモデルは、読取速度が高速とは言えません。そのため大量のマークシートを読取処理する場合には、複数台のOMRを稼働させる必要があります。
そして原則としてOMRの台数だけ、人員が必要となります。したがってマークシート読取時間の短縮を目指してOMR台数を増やすと、それだけ人件費も増大してしまうことになります。
Scantron社のハイエンドモデル「iNSIGHT150」の特徴
こうしたハイステークステストでの採点処理に関する課題を解決するには、Scantron社のハイエンドモデルであるiNSIGHT150の活用が有効です。
なぜならiNSIGHT150は、ローエンドモデルやミドルレンジモデルのOMRには無い特徴を備えているからです。
- 毎時15,000枚の高速読取が可能
ハイエンドモデルであるiNSIGHT150では、250枚/分・15,000枚/時間という高速読取を実現しています。
加えて、マーク読取と同時にモノクロのイメージを取得することも可能です。なおイメージ読取速度についても、250枚/分・15,000枚/時間と非常に高速です。
- 読取品質を保つキャリブレーション機能
iNSIGHT150は、キャリブレーション機能(感度レベル補正機能)を搭載しています。
キャリブレーション機能は、Scantron社独自のキャリブレーションシートによって、マーク読取の感度差を均一化し常に高精度での読取を実現する仕組みです。そのためあらゆる環境で同じ読取精度のもと、正確なマークシート読取処理を実行することができます。
OCR機能を利用し文字データを読み取ることも可能
このような特徴を備えているiNSIGHT150であれば、一台のOMRで大量のマークシートを処理することが可能です。そのため採点時間を大きく短縮でき、限られた人員で採点業務を進めることができます。
またキャリブレーション機能により、大量のマークシートを正確に処理することも可能です。
日本TCSはOMRの導入・運用をトータル・サポート
ハイステークステストでは、機器の不具合による採点ミスや採点作業の遅れは絶対に許されません。
そのため機器の性能はもちろん、機器の保守体制も重要となります。
日本TCSでは、豊富な実績をもとにOMR機器に関する提案・販売・開発・保守をワンストップソリューションとして展開しています。
40年以上のOMR機器導入で得たノウハウを活かし、お客様に安心してOMR機器を運用していただける体制を整えています。また大量のマークシートを処理する場合には、技術員の現地派遣保守も行っております。
日本TCSのOMR導入サービスは高性能なiNSIGHT150を安心してご利用いただけるような内容になっています。
OMRサービスの心強いパートナー、日本TCS
ITサービス・コンサルティング・ビジネスソリューションを主要事業として、これまで40年以上にわたってOMR機器導入のサポートを行ってきた日本TCS。
当社は今後もお客様への価値創造を続け、信頼できるパートナーであり続けます。
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社
電話番号:03-6736-3435 (9:00 - 18:00 ただし、土・日・祝日をのぞく)
E-mail :JPsm.omrinfo@tcs.com
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