2019年度第3四半期決算報告を発表

第3四半期は2桁成長がさらに加速

2019年1月18日

 

  • 2018 年の売上高は10.3%増の205 億ドル
  • 売上高は前年同期比9.7%増、恒常通貨ベースで前四半期比1.8%増、前年同期比12.1%増
  • 英国と欧州で急速に成長、それぞれ前年同期比25.1%増と17.6%増
  • 業界最高のデジタル成長を達成し、前年同期比52.7%増
  • 純利益は前年同期比12.7%増

 

* 本プレスリリースの日本語抄訳では、会計年度表示を本社(インド)に合わせた表記としています。 (例:2019年3月31日を末とする会計年度は「2019年度」となります)

このページは2019年1月10日(現地時間)にインド ムンバイにて発表されたプレスリリースの抄訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。

▶ 原文は こちら

ムンバイ | 2019年1月10日: IT サービス、コンサルティングおよびビジネスソリューションのリーディングカンパニーであるタタコンサルタンシーサービシズ(本社:インド・ムンバイ、以下TCS)は、Ind AS(インド会計基準)とIFRS(国際財務報告基準)に基づき、2018 年12 月31 日を末日とする四半期の連結決算を発表しました。

 

2018-19年第3四半期の業績ハイライト


  • 売上高:52億5,000万ドル、前年同期比9.7%増
  • 為替変動の影響を除外した売上高:前四半期比1.8%増、前年同期比12.1%増
  • 純利益:11億4,000万ドル、前年同期比12.7%増
  • 営業利益率:25.6%、前年同期比0.4%増
  • 1株当たり利益:0.3ドル、前年同期比15.0%増
  • 営業活動によるキャッシュフロー:純利益の107%相当
  • 1株当たり配当額:4.00ルピー

 

基準日は2019年1月18日、支払日は2019年1月24日を提案

 

2018-19年第3四半期の事業ハイライト


  • 銀行・金融・保険(BFSI)分野の成長が引き続き加速、前年同期比8.6%増(第2四半期の前年同期比は6.1%増)
  • デジタル分野の売上高が全体の30.1%を占め、前年同期比52.7%増
  • 英国と欧州が成長を牽引し、それぞれ前年同期比25.1%増と17.6%増を達成
  • 有機的な人材開発への投資を継続し、292,000人超の従業員に対しデジタルテクノロジー、318,000人超の従業員に対しアジャイルの研修を実施
  • 業界最高レベルの従業員保持率を記録し、ITサービス部門の離職率は11.2%を記録

 

TCS CEO(最高経営責任者)兼 マネージングディレクターのラジェシュ・ゴピナタン(Rajesh Gopinathan)は、第3四半期の業績について、次のように述べています。

「直近14四半期で最高である12.1%という優れた売上成長を達成し、主要分野において全地域にわたり継続的に成長が加速した、飛躍的な2018年を締めくくることができました。優れたクライアントメトリクス、デジタルサービスにおける業界最高の成長率、堅調な受注や案件パイプラインは、すべて顧客によるTCSの差別化されたパフォーマンスへの評価、そしてTCSが顧客企業の成長とビジネス変革のパートナーに選ばれている証です。経済活動の大部分がデジタルによる破壊的な変革に至る激動のステージを推移していく中、企業はアルゴリズム・リテーリングやコネクテッドカーなど、テクノロジー主導型の戦略を採るようになっています。これはTCSのようなサービスプロバイダーにとっても非常に大きな好機となっています。リサーチ&イノベーションへの投資、専門分野や市場に関する豊富な知識、知的財産ならびにコ・イノベーション(Co-Innovation)への連携したアプローチは、TCSがこの市場環境に対応するための鍵となっています。当四半期は、これらのケイパビリティを具現化し、Business 4.0™時代*において顧客を成功に導く、TCS Pace™ (TCSペース™)という新たなブランドも始動しました」

 

TCS COO(最高業務執行責任者)兼 エグゼクティブディレクターのN.ガナパシー・スブラマニアム(N. Ganapathy Subramaniam)は、次のように述べています。

「売上高と業務指標の両面において大いに満足のいく四半期となりました。より新しいケイパビリティとフレームワークを構築するため、これまでに行ってきた投資が成果として表れ始めています。ロケーション・インディペンデント・アジャイル(Location Independent Agile:地理的な制約にとらわれないアジャイル開発)マシンファースト・デリバリーモデル(Machine First Delivery Model(MFDM™))は、経営トップレベルの企業変革の課題に対する取り組みを促進する鍵になっています」

 

TCS CFO(最高財務責任者)のV.ラマクリシュナン(V. Ramakrishnan)は、次のように述べています。

「為替変動や一部の主要市場における事業活動のコスト増加などの逆風にもかかわらず、営業利益率を維持できました。的確な業務遂行、高水準のキャッシュフローならびに利益率の維持に対し、今後も全力を挙げて取り組むとともに、将来の成長に必要となる強力な投資を継続します」

 

第3四半期の部門別ハイライト

産業分野別

第2四半期から引き続き、銀行・金融・保険(8.6%増、第2四半期は6.1%増)で売上の成長が加速しました。その他の分野では、エネルギー・公共事業(18.1%増)、ライフサイエンス・ヘルスケア(15.7%増)、コミュニケーション・メディア(10.8%増)、小売・消費財(CPG: Consumer Packaged Goods)(10.5%増)が成長を牽引しました。

 

市場別:

第2四半期と比較して、全地域で成長が加速し、英国(25.1%増)、欧州(17.6%増)、およびアジア太平洋(12.6%増)が貢献しました。北米では8.2%、インドでは9.7%、ならびに南米では7.6%の成長を達成しました。

 

サービス分野別

  • コンサルティング&サービスインテグレーション:
    M&A、グローバルシェアードサービスならびにエンタープライズアジリティサービスの分野で多くの需要が寄せられました。TCSのロケーション・インディペンデント・アジャイル・モデルによって、大手企業の大型アジャイル案件を獲得しました。

  • デジタルトランスフォーメーションサービス:
    IoT、TCSインタラクティブならびにサイバーセキュリティの分野で非常に好調な業績を達成しました。
    • IoTは強力な成長を達成し、デジタルツイン、フリートマネジメントおよびエネルギーマネジメントのソリューションに関連した案件を獲得しました。TCSは、当四半期にインテリジェントパワープラントソリューションを導入しました。
    • TCSインタラクティブは、マーケティングテクノロジースタックの簡素化と自動化、マーケティングエコシステム全体のシームレスな統合およびマーケティングアナリティクスに関連する需要により、デジタルコンテンツ、デジタルチャネルおよびデジタルコマースサービスでの案件受注を達成しました。また、英デザインスタジオW12 Studiosを買収し、国際的なプロダクトデザイン賞であるRed Dotデザイン賞を受賞しました。
    • サイバーセキュリティサービスは、マネージドセキュリティサービス、アイデンティティおよびアクセスマネジメント、ガバナンスリスクおよびコンプライアンスにおける堅調な成長を達成しました。
    • エンタープライズクラウドの導入およびイノベーションなどのクラウドサービスが順調に成長し、TCSのクラウドマイグレーションやモダナイゼーションのサービスが大きく普及しました。TCSエンタープライズクラウドは、オーストラリアとカナダにセンターを設立したことで、グローバルな拠点を強化しました。
       
  • コグニティブビジネスオペレーション:
    MFDM™とコグニティブサービスが成長に大きく貢献しました。M&A、デジタルインフラストラクチャー、コグニティブビジネスコマンドセンター、エンタープライズビジネスプロセス、インテリジェントプロセスオートメーション全般で好調な需要が確認されています。

 

第3四半期の主な契約案件

  • ドイツの大手投資銀行およびファイナンシャルサービス企業から、サービスの継続性を保証し、規制指令を順守する新しい収益源を特定し、クラウド、マイクロサービス、アナリティクス、サイバーセキュリティ機能を活用するデジタルトランスフォーメーションプランを概念化し、実装する案件を受注しました。
  • マレーシアの大手石油ガス企業から、コンサルティングパートナーとして参画し、バリューチェーン全体の可視性と優れた洞察力を提供するエンタープライズ・ビジュアライゼーション・プラットフォームを設計、納入する案件を受注しました。また、組織改編やそれに伴う従業員の順応の支援を目的としたデジタルラーニングプラットフォームも提供しています。
  • ブラジルの大手銀行から、TCSのデジタルチャネル、ユーザーエクスペリエンス、デザインにおける専門知識を活用するデジタルトランスフォーメーションとイノベーションを実現する主要ベンダーとして案件を受注しました。
  • オーストラリアの電気ガス公益企業と新規の三年契約を締結し、業務全般の完全なアジャイルモデルへの移行と同時に、オートメーションなどの最新機能の実現をサポートします。
  • 世界的なホスピタリティチェーンから、ITトランスフォーメーションパートナーとして、複数年にわたる数百万ドル規模の契約を受注しました。
  • カナダの大手保険会社から、500,000件の決済済みポリシーのプラットフォーム統合とデジタルトランスフォーメーションの案件を受注し、TCS BaNCS™(バンクス)プラットフォームエコシステムによって推進された変革価値を提供しています。
  • プール機器およびソリューション分野のグローバルリーダーから、顧客満足度を向上させ、新しい収益源を創出するIoT対応プール機器サービスを作成する案件を受注しました。
  • 北米の大手電気通信サービスプロバイダーから、ThingSpace Connectivity Management Solutionを実装することによって、IoTデバイス全体の接続を管理する最新技術を利用してIoTプラットフォームの機能を拡張する案件を受注しました。
  • トラベルコマースプラットフォームから、戦略パートナーとして、エンドカスタマーが相互運用可能なブロックチェーンプラットフォームを介して、複数の旅行サービスプロバイダーからの宿泊施設や航空券などの予約や情報交換を可能にする案件を受注しました。
  • 世界的な食品グループと連携して、最新のデジタルERPおよびアナリティクステクノロジーを活用することにより、異種のビジネスプロセスを統合し、地域横断的なビジネスのためにスケーラブルなソリューションを作成する案件を受注しました。
  • NMBS/SNCB(ベルギーの国営鉄道会社)から、同社の重要な変革過程であり、革新的なデジタルテクノロジーと最新技術のサービスを網羅し、カスタマーエクスペリエンスを向上させることを目的としたSPRITE(Strategic Partner for Rail IT Engagement)プログラムの長期戦略パートナーに選ばれました。
  • ドイツの大手保険会社から、ITトランスフォーメーションパートナーとして、数百万ドル規模の複数年契約を受注しました。
  • 世界最大のビジネス・専門情報企業のトムソン・ロイター(Thomson Reuters)から、法務、税務、会計ビジネスの意思決定者向けコマーシャルソフトウェア・パッケージ製品に必要となるプロダクトエンジニアリングおよびサステナンスサービスを提供するパートナーに選ばれました。
  • 世界的なアルミニウムメーカーから、業務全般で企業全体の経費分析プラットフォームを利用して調達経費を最適化すると同時に強力なクラウド・イネーブルメント・プログラムを推進する案件を受注しました。
  • 英国のリテールおよびコマーシャル銀行と連携して、オートメーションとアジャイルの手法を活用してカスタマーエクスペリエンスを強化し、リテールおよびコマーシャルバンキングプロセス機能全般でサービスを簡素化し、変革する案件を受注しました。
  • 北米の大手保険会社から、戦略パートナーとして、豊富な業界知識を活用したデータ主導アプローチによる重要な意思決定プロセスを推進することによって、データオフィスプログラムを実行し、ビジネス変革を主導する案件を受注しました。
  • 北米の大手ヘルスケア企業から、ignio™(イグニオ)を導入し、マシンファーストへの変革を推進し、ビジネスユーザーへのシームレスな体験の提供とヘルスケアバリューチェーン全体でのビジネスメトリクスの改善を図る案件を受注しました。
  • 北欧を拠点とする電気通信、ITCおよびデジタルサービスプロバイダーのElisaは、マシンファーストのデジタル分野でのアジャイル化を実現によるサービス変革と成長を目指し、TCSとの戦略パートナーシップを拡大しました。
  • オーストラリアのブロードバンドサービスプロバイダーから、ネットワークプランニング、デザイン、オペレーションの分野で、マシンファーストの変革を推進する案件を受注しました。
  • 米国の大手テクノロジー企業から、戦略パートナーとして、TCS Quality Engineering Transformationプラットフォームを活用し、製品全般で市場化期間の短縮を図る案件を受注しました。

 

リサーチ&イノベーション

  • TCSのデジタルツインソリューションがExpress IT Awardsにて「IT Innovation」を受賞しました。
  • TCS Optumera™Cypher 2018にて「Best Machine Learning/Artificial Intelligence Implementation」を受賞しました。
  • TCSのツールであるVeriAbs(Verification by Abstraction and Test Generation)は、チェコのプラハで開催されたTACASにて「International Competition on Software Verification 2019」の受賞者として発表されました。
  • TCSのR&I(リサーチ&イノベーション)チームが、The European Software Testing Awards 2018にて、顧客と共に「Most Innovative Project of the Year」を受賞しました。
  • TCSの研究者が、ドイツのダルムシュタットで開催された第4回Joint International Conference on Serious Gamesにて「Best Paper Award」を受賞しました。

 

2018年12月31日現在、TCSは第3四半期に申請した169件を含め、4,354件の特許を申請中で、これまでに855件の特許を取得しています。

 

人材関連

TCSの従業員数は第3四半期に6,827人の純増となり、第3四半期末現在の連結ベースの総従業員数は417,929人となりました。女性従業員の比率は35.8%へとさらに高まり、従業員の出身国の数は151か国でした。

第3四半期も有機的な人材開発を重視した戦略を継続した結果、累計1,420万時間の学習が行われました。デジタルテクノロジーについては292,000人超の従業員に対し、またアジャイル開発手法については318,000人超の従業員に対し研修を実施し、アジャイル開発に対応できる世界最大の人材を擁しています。TCSは業界最高レベルの従業員保持率を継続しており、ITサービス部門の離職率は11.2%を維持しました。

 

Business 4.0について

目まぐるしい変化が続く現代のビジネス環境において、企業がデジタル技術を駆使し、ビジネス変革を実現する上で不可欠な技術的要素と企業の行動指針を集約した、TCS独自のソートリーダーシップ・フレームワークです。

TCSは、その技術的要素として、「人工知能(Intelligent)」、「アジャイル(Agile)」、「自動化(Automated)」、「クラウド化(on the Cloud)」を挙げ、これらの技術の活用に加え、「マス・パーソナライゼーション(Mass Personalization)」、「卓越した価値の提供(Build Exponential Value)」、「エコシステムの活用(Leverage Ecosystems)」、「リスクの受容(Embrace Risk)」を実践することが重要であると提唱しています。

TCSは、デジタル技術の急速な進化によって従来の市場に破壊的な変化をもたらす企業が次々と出現する現代を「Business 4.0時代」*と認識する一方、この厳しい市場環境においてビジネス変革を実現した企業を「Business 4.0企業」*と定義し、ビジネス変革を目指す顧客企業への啓蒙活動に取り組むとともに、顧客企業のパートナーとしてデジタルトランスフォーメーションの道のりを支援しています。

Business 4.0の詳細については、www.tcs.com/jp-ja/Business40をご覧ください。

 

Tata Consultancy Services Ltd (TCS) について

タタコンサルタンシーサービシズは、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、ITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーション・インディペンデント・アジャイル・デリバリー・モデル(Location Independent Agile Delivery Model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。

TCS は世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタグループに属し、最高水準のトレーニングを受けた417,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2018年3月31日を末日とする会計年度の売上高は190億9,000万米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCI グローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。

TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。

 

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