Press Release

2019年度第4四半期決算報告を発表

2019年4月17日

 

好調な受注と2桁成長により飛躍的な通期業績を達成

 

  • 2018-19年度の売上高は209億ドル、前年同期比9.6%増、恒常通貨ベースで11.4%増
  • 売上高は恒常通貨ベースで22億ドル増
  • 2018-19年度の営業利益率は 25.6%、前年同期比79 bps*

*book-value per share:1株当り純資産

  • 2018-19年度の純利益は 前年同期比12.2%増の45億ドル

 

* 本プレスリリースの日本語抄訳では、会計年度表示を本社(インド)に合わせた表記としています。 (例:2019年3月31日を末とする会計年度は「2019年度」となります)

このページは2019年4月12日(現地時間)にインド ムンバイにて発表されたプレスリリースの抄訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。

原文は こちら

 

ムンバイ | 2019年4月12日: ITサービス、コンサルティング、ビジネスソリューション企業であるタタコンサルタンシーサービシズ(本社: インド・ムンバイ、以下TCS)は、Ind AS(インド会計基準)とIFRS (国際財務報告基準)に基づき、2019年3月31日を末日とする四半期および会計年度の連結決算を発表しました。

 

2018-19年度ハイライト 2018-19年度 第4四半期ハイライト
  • デジタル分野の売上高:
    売上高合計の28.6%がデジタル分野、恒常通貨ベースで前年同期比50.6%増
  • 顧客契約の大幅増
    1億ドル超:44社(前年度比6社増)
    5,000万ドル超:99社(同2社増)
    2,000万ドル超:215社(同8社増)
    1,000万ドル超:371社(同21社増)
    500万ドル超:532社(同37社増)
    100万ドル超:1,008社(同45社増)
  • 人材関連:
    従業員純増数:29,287人(2017-18年度:7,775名)
    従業員総数:424,285人
    離職率:ITサービスでは11.3% (直近12カ月)
  • キャッシュコンバージョン:
    営業キャッシュフローは純利益の100.6%
  • 配当と株式買戻を通じて38憶6,300万ドル超を株主に還元
  • 2018-19年度の1株当り利益:1.19ドル、前年同期比14.0%増
  • 売上高:
    54億ドル、前年同期比8.5%増(恒常通貨ベースで前年同期比12.7%増、前四半期比2.4%増)
  • デジタル分野の売上高:
    売上高合計の31%、恒常通貨ベースで前年同期比46.4%増
  • 営業利益率:
    25.1%、前年同期比31 bps減
  • 純利益率:
    21.4%、前年同期比15 bps減
  • 従業員純増数:
    6,356人
  • 1株当り最終配当(案):
    18.00ルピー

 

TCS CEO(最高経営責任者)兼マネージングディレクターのラジェシュ ・ゴピナタン(Rajesh Gopinathan)は第4四半期の業績について、次のように述べています。
「当四半期では、売上高が過去15四半期で最高の成長率を記録しました。過去3四半期を上回る受注を達成し、堅調な案件パイプラインを維持しています。経済情勢の先行き不透明性が高まる中で、TCSは今年度の成功により、翌年度に向けた優位性を確保できたと言えるでしょう。TCSが擁する広範なデジタルトランスフォーメーションのケイパビリティやTCSが提唱するソートリーダーシップ・フレームワークは、サービスの需要を牽引し、革新と変革のパートナーとして顧客から受け入れられています。Business 4.0™は、企業が最新テクノロジーを駆使したビジネスモデルや新たな収益の流れの追求、さらに、卓越した顧客体験の実現を目指す上で不可欠なフレームワークとして確立されています」

TCS COO(最高業務責任者)兼エグゼクティブディレクターのN.ガナパシー・スブラマニアム(N. Ganapathy Subramaniam)は次のように述べています。
「各四半期において安定的な成長の加速と受注の拡大を記録した結果、当年度を大いに満足のいく形で締めくくることができました。TCSのコグニティブビジネスオペレーションに関する受注規模や領域の拡張は、TCSの成長の中枢を成しています。マシンファースト・デリバリーモデル(Machine First Delivery Model(MFDM™))ロケーション・インディペンデント・アジャイル(Location Independent Agile:地理的な制約にとらわれないアジャイル開発)は、顧客のビジネスプロセスと基幹システムの再構想、エコシステムへの参画、さらにBusiness 4.0™企業*への変革の実現を後押しする役割を担っています」

TCS CFO(最高財務責任者)のV. ラマクリシュナン(V. Ramakrishnan)は、次のように述べています。
「2桁成長、ビジネスの質の向上、そして業界最高レベルの業務遂行能力が、前年度からの営業利益率の上昇に寄与しました。デジタルスキルとトランスフォーメーションのケイパビリティの構築にいち早く投資したTCSの先見性は、マーケットシェアの拡大にとどまらず、業界を牽引する非常に強固な利益率に表れていると言えるでしょう」

 

第4四半期の部門別ハイライト

産業分野別

銀行・金融・保険(BFSI)においては、売上が加速し続け、2桁台の成長率を達成しました(第3四半期の8.6%増に対して当四半期は11.6%増)。
ライフサイエンス・ヘルスケア(18.2%増)、エネルギー・公益事業(11.3%増)、コミュニケーション・メディア(10%増)、小売・消費財(CPG:Consumer Packaged Goods)(9.9%増)、製造(9.2%増)など、大半の産業分野が好調な成長率を記録しました。

 

市場別:

全主要市場が堅調な成長を達成しました。
英国(21.3%増)と欧州(17.5%増)が成長を牽引し、また北米(9.9%増)、アジア太平洋(11.5%増)、インド(11.3%増)、中南米(16.2%増)などの他の市場も、引き続き成長しました。

 

サービス分野別

  • コンサルティング&サービスインテグレーション:
    SAP S4/HANA によるトランスフォーメーションサービスが堅調な成長を遂げました。さらに、顧客の新規オペレーティングモデルへの投資により、TCSエンタープライズアジリティ戦略コンサルティングのオファリングに対する需要が高まりました。

  • デジタルトランスフォーメーションサービス:
    全主要地域にわたり、IoT、エンジニアリング・サービス、サイバーセキュリティ、クラウド・インフラストラクチャーで好調な成長を達成しました。TCSインタラクティブは、T-Mobileへのパフォーマンスが評価され、Adobe Experience Maker AwardのBest Digital Experience部門賞を受賞し、またEuropean Promax BDA Awardsで銀賞を獲得しました。

  • コグニティブビジネスオペレーション:
    MFDM™は、中核事業の変革を目指す顧客から評価され、TCSのアジャイルチームはクラウド上でインテリジェント・オートメーションを提供するなど、あらゆるステークホルダーの期待に対応し、順調な成長を維持しています。

 

第4四半期の主な契約案件

  • スイスの大手多国籍製薬会社から、次世代のMFDM™ソリューションを活用して、タッチレス処理とグローバルで統合された運用に移行することにより、顧客満足度向上と効率化を目指した財務および購買プロセスの変革を実現するプロジェクトを受注しました。
  • 保険会社Ageas Insurance Limited UKから、モダナイゼーションと業務効率化のため、MFDM™に基づき構成されたソリューションによる、インフラ運用、データセンター、職場およびフィールドサービスを含むIT資産のエンド・ツー・エンド・トランスフォーメーションを遂行するプロジェクトを受注しました。
  • カナダの大手小売企業Loblawは、IT運用の変革を目的として、TCSのignio™(イグニオ)を導入しました。
  • 英国を拠点とする大手深海掘削会社Seadrillから、IT運用のデジタル化のパートナーに選ばれました。
  • 欧州の大手小売企業Albert Heijnは、TCSのAlgo Retail™(TCSの独自構築によるAIベースの製品、プラットフォームおよびソリューション)を活用したインテリジェンスによってサプライチェーンをモダナイゼーションし、インテリジェントでレスポンスに優れた、自律的なエンタープライズに変革することで、主要小売店舗の課題に対処し、価値を最大限に引き出します。
  • 英国の大手医薬品会社は、デジタルトランスフォーメーションの加速および臨床試験と創薬の自動化を通じたあらゆる業務プロセスの強化を目的として、Decision Fabric™を搭載したコグニティブソリューションであるTCSインテグレーテッドペイシェントセーフティプラットフォームを採用しました。
  • 英国の大手通信企業から、TCSのQET(Quality Engineering & Transformation)プラットフォームサービスを活用したB2B、B2E(Business to Employee: 企業 対 従業員)およびグループビジネス向けの品質保証パートナー兼エンジニアリングパートナーに選ばれました。
  • 中東の大手小売企業から、戦略的パートナーとして、TCSのIoTベースのエネルギーマネジメントソリューションおよびサービスを活用したエネルギー消費の最適化およびサステナビリティ目標達成を実現し、またオンライン上におけるチェックアウトの迅速化、支払いの自動化、上顧客のトラッキングおよびカスタマイズされたプロモーションによって、オンライン上のEコマースにおける顧客体験を強化する案件を受注しました。
  • 世界最大手の製薬会社から、グローバル市場を対象としたデジタルコンテンツ業務(マルチチャネルコンテンツの制作・導入・測定サービス)の提供、市場導入までのリードタイムの短縮、およびデジタルインタラクティブツールとアナリティクスツールを用いたマーケティング業務の改善を実現する案件を受注しました。
  • 欧州の大手製薬会社から、TCSエンタープライズクラウドプラットフォームを含むマルチクラウド実装計画の一環として、アジャイルとデブオプス(DevOps)を活用したデータセンター変革の戦略的パートナーに選ばれました。TCSはさらに、TCSコグニティブスレットビジランスプラットフォームを利用してサイバーディフェンスサービスを提供し、リスク管理とインフラの脆弱性の軽減をサポートし、効率を向上させたセキュリティの強化に協力します。
  • 英国の大手多国籍小売企業から、クラウドベースのプラットフォームを利用したセキュリティオペレーションセンターサービスを提供する案件を受注しました。このサイバーディフェンスオペレーションセンターは、Eコマース事業における脅威や脆弱性を監視し、対処します。
  • 日本の大手多国籍製薬会社から、均等化されたグローバルエンタープライズ環境を確立する取り組みにおいて、継続的な企業変革と自動化による効率の向上を目指すSAP S/4HANAアプリケーションのマネージドサービスパートナーに選ばれました。
  • 欧州を拠点とする大手金融メッセージングサービスプロバイダーから、より迅速な業務遂行と意思決定を目指し、リアルタイムの報告、高度に自動化されたビジネスプロセスおよび付加価値のある収益分析を実現する「Finance & Business Operations 2020」のビジョンを達成するパートナーとして抜擢され、オートメーションと最先端エンタープライズアプリケーションテクノロジーを駆使した財務プロセス、注文管理プロセスおよびITシステムのエンド・ツー・エンド・トランスフォーメーションによって支援します。
  • オランダの大手保険会社VIVATから、全ポートフォリオを通じた最先端プラットフォームに基づいたCRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)とBPM(ビジネスプロセスマネジメント)のアプリケーションを変革するための戦略的パートナーに選ばれました。

 

リサーチ&イノベーション

 

2019年3月31日現在、TCSは第4四半期に申請した242件を含め、4,596件の特許を申請中で、これまでに946件の特許を取得しています。

 

人材関連

TCSの従業員数は29,287人の純増となり、2018-19年度末現在の連結ベースの総従業員数は424,285人となりました。
第4四半期には女性従業員の比率が35.9%へと高まり、従業員の出身国の数は147カ国でした。
TCSの独自開発によるデジタル学習プラットフォームを活用した、個々の従業員のペースでの学習を可能としたTCSの有機的人材開発戦略は、優れた成果を上げています。

2018-19年度に従業員が研修に費やした時間は延べ5,200万時間超を記録し、311,000人超の従業員がデジタルテクノロジーのトレーニングを受け、また348,000人超の従業員がアジャイルの手法を学びました。
これらの人事政策および職場環境変革への投資により、業界最高レベルの従業員維持率を達成し、ITサービスでの離職率(直近12カ月)は11.3%を維持しました。

 

Business 4.0について

目まぐるしい変化が続く現代のビジネス環境において、企業がデジタル技術を駆使し、ビジネス変革を実現する上で不可欠な技術的要素と企業の取り組み指針を集約した、TCS独自のソートリーダーシップ・フレームワークです。

TCSは、その技術的要素として、「人工知能(Intelligent)」、「アジャイル(Agile)」、「自動化(Automated)」、「クラウド化(on the Cloud)」を挙げ、これらの技術の活用に加え、「マス・パーソナライゼーション(Mass Personalization)」、「卓越した価値の提供(Build Exponential Value)」、「エコシステムの活用(Leverage Ecosystems)」、「リスクの受容(Embrace Risk)」を実践することが重要であると提唱しています。

TCSは、デジタル技術の急速な進化によって従来の市場に破壊的な変化をもたらす企業が次々と出現する現代を「Business 4.0時代」と認識する一方、この厳しい市場環境においてビジネス変革を実現した企業を「Business 4.0企業*と定義し、ビジネス変革を目指す顧客企業への啓蒙活動に取り組むとともに、顧客企業のパートナーとしてデジタルトランスフォーメーションの道のりを支援しています。

Business 4.0の詳細については、www.tcs.com/jp-ja/Business40をご覧ください。

 

Tata Consultancy Services Ltd (TCS) について

タタコンサルタンシーサービシズは、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、ITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーション・インディペンデント・アジャイル・デリバリー・モデル(Location Independent Agile Delivery Model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。

TCS は世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタグループに属し、最高水準のトレーニングを受けた424,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2019年3月31日を末日とする会計年度の売上高は209億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCI グローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。

TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。

 

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