グローバル大手企業の財務部門責任者の半数以上が短期予測が不十分と認識していることが明らかに

Press Release

グローバル大手企業の財務部門責任者の半数以上が短期予測が不十分と認識していることが明らかに

2021年11月18日

 

TCSの「Global Financial Leadership Study(グローバル・フィナンシャル・リーダーシップ調査)」で現状の財務計画&アナリティクスの強み・弱み、投資や改革における優先順位、さらに、優れた業績を達成している財務部門責任者の特徴が明らかに

ニューヨーク|ムンバイ、2021年11月17日: タタコンサルタンシーサービシズ(以下、TCS)は、世界の財務部門責任者:750人を対象として実施した調査レポート「TCS 2021 Global Financial Leadership Study: The Next Era in FP&A (TCS 2021グローバル・ファイナンシャル・リーダーシップ調査:財務計画&アナリティクスにおける次の時代)」を発表しました。今回の調査では、財務部門責任者の多くが、データよりも属人的な知見に基づいた意思決定を行っており、財務予測が不十分であることがコロナ禍において如実になったことが明らかになりました。

また、回答者の50%は、「短期的予測が一貫して不十分、もしくは大きく誤っていた」と回答しています。一方で、「リスク評価のケイパビリティが十分」と回答したのは、わずか54%に留まりました。こうした企業経営層は、財務計画や予測の平均43%が、アナリティクスでなく、属人的知見に基づくものと推察しています。

一方で、一部の財務部門責任者はこの点で成功を収めています。今回の調査で、そうした回答者を財務分野における「トレンドセッター」に分類しました。全回答者に占める割合は僅か6%であったものの、トレンドセッターは、優れたデジタルケイパビリティを備え、アジャイルな手法で事業を推進し、AIや機械学習を活用していることが明らかになっています。また、トレンドセッターは、革新的な財務計画や、アナリティクスのケイパビリティ拡大に繋がる取り組みにも積極的な投資を行い、将来のディスラプション(創造的破壊)に備え、組織改革に取り組んでいることが明らかになりました。

調査結果:

トレンドセッターは、アジリティ(俊敏性)、有効性、投資における明確なビジョンを持ったリーダーであり、その他(フォロワー)はリーダーに追随するグループです 。

  • トレンドセッターの9割(91%)が、「ビジネスシフトが必要な場合、迅速にリソースを再配分できる」と回答したのに対し、同様の回答をしたフォロワーは半数以下(48%)だった。
  • トレンドセッターの78%が、「効果的に予算を編成できる」と回答したのに対し、同様の回答をしたフォロワーは43%に留まった。
  • トレンドセッターの83%が、「翌年にAIや機械学習のケイパビリティ拡大に向けてより大きく投資する計画がある」と回答したのに対し、同様の回答をしたフォロワーは55%に留まった。

こうした対比が見られた一方で、全体的に財務計画や予測が不十分な現状があり、あらゆる組織がテクノロジーへの投資を加速させていることも明らかになりました。

  • 全回答者の69%が、「今後1年でクラウドベースのシステムへの投資を拡大する計画がある」と回答した。また、63%が、「これまでに既にクラウドベースのシステムへの投資を拡大した」と回答した。
  • 67%の回答者が、「データやアナリティクスへの投資を今後1年のうちに拡大する計画がある」と回答した。また、61%が、「過去1年で投資増大を行った」と回答した。

TCS ビジネス&テクノロジーサービス部門グローバルヘッドのクリシュナン・ラマヌジャム(Krishnan Ramanujam)は、次のように述べています。

「現在、企業の財務部門責任者は、危機管理、成長への取り組みなど、従来にもまして、さまざまな役割を担っています。もし、このようなリーダーが、デジタルへの投資やデジタルインサイトに注力し、これらを最大限に活用するようになれば、よりアジャイル、スケーラブルかつ将来を見据えた方向へと組織を変革し、やがて直面する、あらゆる障壁やチャンスに対応できるようになるはずです」

TCSが発表した「2021 Global Financial Leadership Study(2021 年グローバル・ファイナンシャル・リーダーシップ調査)」は、北米、英国、ドイツ、カナダ、オランダ、スイス、オーストラリア、インド、日本において、エネルギー・資源、ヘルスケア、旅客・旅行、テクノロジー、保険、金融サービス、製造を含む、幅広い業界の財務部門責任者750人を対象として実施した調査です。回答者の所属企業の年間売上高は50億ドル超です。

本調査は、組織の長期的かつ持続的な成長に向けて変革を推進するためのインサイト調査組織:TCS ソートリーダーシップ・インスティチュート(TCS Thought Leadership Institute)が実施しました。企業の財務部門責任者が将来に備え、業績向上につながる戦略を立てられるようデータに基づく助言を提供しています。

以上


タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について

タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、50年の歴史を持つITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。

TCS は、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた52万8,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2021年3月31日を末日とする会計年度の売上高は222億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCIグローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。

TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。

TCSソートリーダーシップ・インスティテュート(TCS Thought Leadership Institute)について

TCSソートリーダーシップインスティテュートは、あらゆるデジタルエコシステムにおいて、目的志向の企業の実現に向けた、さまざまな取り組みを推進することを目的としています。独自の調査を通じ、主要なビジネス課題に対し、将来を見据えた実践的なインサイトを提供し、組織が長期的かつ持続的な成長を実現できるよう支援しています。


※本資料は、2021年11月17日(現地時間)、米国・ニューヨークならびにインド・ムンバイで発表されたプレスリリースの和訳です。

発表内容の詳細は原文をご覧下さい。

原文はこちら


PDFはこちらからご覧いただけます。