2022年度 第4四半期決算報告を発表

Press Release

2022年度 第4四半期決算報告を発表

2022年4月25日

 

TCS、2022年度*を過去最高の増収と好調な受注で締めくくる

  • 過去最高の受注:TCVは当期113億ドル、当年度346億ドル
  • 当年度最高の増収を達成:35.33億ドル
  • 当期売上高:66.96億ドル、11.8%増(通常硬貨ベース:14.3%増)
  • 当年度売上高:257.07億ドル、15.9%増(通常硬貨ベース:15.4%増)
  • 業界最高水準の利益率を記録:当年度営業利益率は25.3%、純利益率は20%
  • 当年度純利益:51.39億ドル、前年比13.9%

* 本プレスリリースの日本語和訳では、会計年度表示を本社(インド)に合わせた表記としています。 (例:2022年3月31日を末とする会計年度は「2022年度」となります)

このページは2022年4月11日(現地時間)、インド・ムンバイで発表されたプレスリリースの和訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。

原文は こちら

 

ムンバイ、2022年4月11日: ITサービス、コンサルティング、ビジネスソリューション企業であるタタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、Ind AS(インド会計基準)およびIFRS(国際財務報告基準)に基づき、2022年3月31日を末日とする四半期の連結決算を発表しました。

2022年第4四半期 業績ハイライト

  • 営業利益率: 25%、純利益率:19.6%
  • 純利益: 10億3,140万ドル、前年同期比3.7%増
  •  堅調なキャッシュコンバージョン: 営業キャッシュフローは純利益の111.3%
  • 従業員純増数: 35,209人、四半期で過去最高を記録
  • 1株当たり配当額(提案額): 22ルピー
  • 従業員に選ばれるトップブランド:
    • Top Employers Instituteにより、7年連続で「Global Top Employer」に選出
    • LinkedInにより、キャリアアップできる職場として、インドで1位、オーストラリアで11位、オランダで19位にランクイン
    • 「インドにおける働きがいのある企業(Best Companies to Work For in India)」として、BTの調査で3位にランクイン

2021-2022年度 業績ハイライト

  • 顧客関連:
    1億ドル超規模の新規顧客を10社
    5,000万ドル超規模の新規顧客を19社
    2,000万ドル超規模の新規顧客を40社
    1,000万ドル超規模の新規顧客を52社 獲得

  • 従業員関連:
    • 純増数: 103,546人
    • 総従業員数: 592,195人
    • ダイバーシティ: 従業員の国籍は153カ国、女性従業員は35.6%
    • ITサービス部門の離職率:17.4%  LTM

  • 人材開発関連:
    • 350万のデジタルスキルを獲得
    • 「コンテクスチュアルマスター(Contextual Masters)」の認定者数が5万人を突破
  • フリーキャッシュフロー: 52.57億ドル
  • $ 41.79億ドルを配当として株主に還元

*
2021年度の法的要請に基づく額を除く

TCS CEO(最高経営責任者) 兼 マネージングディレクターのラジェシュ・ゴピナタン(Rajesh Gopinathan)は、次のように述べています。

「2022年度を10%半ばの成長率と過去最高の増収という好業績で終えようとしています。お客さまの成長と変革の道のりに対する支援と、継続的に高い受注実績により、今後の堅調で持続的な成長のための基盤を築きました」

TCS COO(最高業務執行責任者) 兼 エグゼクティブディレクターのN.ガナパシー・スブラマニアム(N. Ganapathy Subramaniam)は、次のように述べています。

「堅調かつ広範な成長と業界最高水準の利益率、そして過去最高の受注実績で本年度を終えることができたことに大変満足しています。今年度を通して、私たちは技術的に高度かつ各業界に特化した変革プログラムに取り組み、TCSのケイパビリティとエコシステムを最大限に駆使して、市場を変えるような結果を残しました。私たちの新たなケイパビリティ獲得への継続的な投資と、イノベーションに対する情熱、文脈的知識*、そして何より重要な自らに対する信頼がこの達成の中核にあり、今後の成功の布石となるでしょう」

TCS CFO(最高財務責任者)のサミール・セクサリア(Samir Seksaria)は、次のように述べています。

「成長への情熱を支えるあらゆるものへの投資を続けるとともに、逆境にも対処し、今年度も業界最高水準の営業利益率を達成することができました。5年間で4度目の自社株買い戻しの実行もまた、資本配分において株主に配慮した姿勢を示した点で重要なマイルストーンとなりました」

TCS 人事部門グローバルヘッドのミリンド・ラカド(Milind Lakkad)は、次のように述べています。

「今年度の従業員純増数は過去最高を記録し、人材保持率も一貫して過去最高を維持しています。人材開発でもベンチマークを達成し、従業員の健康と幸福に引き続き注力してさまざまな賞を各業界で受賞し、従業員に選ばれるトップ企業としての地位をより強固にしました」

第4四半期および当年度の部門別ハイライト**

**恒常通貨ベースの成長、前四半期比

産業分野別: すべての部門が10%半ばから後半の成長を記録しました。小売・消費財(22.1%増)、製造(19%増)、通信・メディア(18.7%増)、テクノロジー・サービス(18%増)が成長を牽引し、ライフサイエンス&ヘルスケア(16.4%増)と銀行・金融・保険(12.9%増)も伸長しました。

通年ベースでは、小売・消費財(20.6%増)、製造(19.4%増)、ライフサイエンス&ヘルスケア(19.2%増)、銀行・金融・保険(16.7%増)、テクノロジー・サービス(15.8%増)、通信・メディア(14.0%増)が成長しました。

市場別: 北米(18.7%増)が成長を牽引し、英国(13%増)、欧州(10.1%増)も成長しました。新興市場では、ラテンアメリカ(20.6%増)、中東・アフリカ(7.3%増)、インド(7%増)、アジア太平洋(5.5%増)が成長しました。

通年ベースでは、主要市場では北米(17.5%増)、欧州(15.1%増)および英国(14.3%増)が成長しました。新興市場では、ラテンアメリカ(18.2%増)、インド(16%増)、中東・アフリカ(12.9%増)が成長し、アジア太平洋(6.7%増)も成長を見せました。

サービス分野別: 全ての市場、産業分野およびサービス分野で、四半期ベース、通年ベース共に強いニーズが見られ、クラウド、サイバーセキュリティ、エンタープライズアプリケーションサービス、IoT&デジタルエンジニアリングが成長を牽引しました。

  • コンサルティング&サービスインテグレーション(C&SI): お客さまの成長と変革への道のりにおいて、継続的に戦略的役割を担っています。サプライチェーン分野が好調で、実行や流通プロセスの最適化と自動化に注力しました。コンサルティング主体のクラウドモダナイゼーションサービスに継続して高い需要が見られました。世界規模のM&Aの流れが、当四半期も引き続き関連サービスの成長を牽引しました。
  • クラウドプラットフォームサービス: クラウドの採用に伴い、技術変革が急速に進んでいます。顧客は、将来を見据えたデジタルコアの構築、技術的負債の解消、ミッションクリティカルな業務の管理、サステナビリティの目標達成への道のりの提示と達成へ向けた取り組みに投資しています。成長を牽引したサービスは、クラウドネイティブなアプリケーション開発によるアプリケーションのモダナイゼーション、データプラットフォームのモダナイゼーションおよびマイグレーションサービスでした。
  • デジタルトランスフォーメーションサービス(DTS): ERPの変革、インテリジェントな製品、コネクテッドプラント、コネクテッドヘルス、マネージドセキュリティサービス、カスタマーエクスペリエンス(CX)の変革、サステナビリティに高い需要がありました。eコマースやCX分野へのエンタープライズクラウドの適用が、セールスやサービスチャネル、サプライチェーン、人的資本、アナリティクス、主要なバックオフィス業務変革など多岐にわたり高まりました。TCS Crystallusは、変革を志向する顧客に強く支持されました。行政がプライバシー関連法令を強化し、ランサムウェアによるデータ漏洩リスクの最小化に注力していることに伴い、TCSの「Privacy by Design」が堅調に成長しています。
  • コグニティブビジネスオペレーション(CBO): データセンターやネットワーク、金融やサプライチェーン、CXなどの分野におけるオペレーションのデジタルトランスフォーメーションを目的とした、MFDMCognixに関する複数の契約を締結しました。当四半期の成長を牽引したその他の分野は、包括的なアプリケーション、インフラストラクチャオペレーション、およびベンダーの統合でした。Cognixの導入企業数は200社に達し、継続して著しい成長を見せました。

主な契約案件

  • 企業および個人向けの保険や財産、およびアセットの管理ソリューションを提供する世界的な金融サービス企業であるSun Life Financialと、先進的かつクラウドベースのコンテンツ管理プラットフォームを構築し、アナリティクスの活用とマーケティングROI(投資利益率)の最大化により、チャネル横断的なデジタルエンゲージメントを強化し、ビジネスの俊敏性を向上させ、ブランドへの認知・信頼を構築し、市場優位性を保持するための、デジタルトランスフォーメーションへの道のりにおけるパートナーに選ばれました。TCSは、マシンファーストのアプローチと、デジタルエコシステム全体をシームレスが統合され、最適化されたプラットフォームを通して、スケーラブルで堅牢、かつ将来を見据えたアーキテクチャの構築をサポートし、エクスポネンシャル*な価値をビジネスにもたらしています。
*exponential: “飛躍的な” “急激な” “指数関数的な” の意
  • カナダ最大の決済システムの運営組織であるPayments Canada(カナダ決済協会)より、決済システムのオペレーションを変革し、決済の開始から完了までを数秒で処理し、ユーザーが24時間365日いつでも確実に資金を受け取ることができる新しいリアルタイム決済システムReal-Time Rail(リアルタイム決済レール:RTR)を運用するためのパートナーに選ばれました。TCSはカナダの決済業界に関する深い知見と、カナダの金融サービス業界で大規模な決済システムの設計・実装を支援してきた豊富な経験を駆使し、Payments CanadaがRTRの総合的なロードマップを策定・実行できるようサポートします。
 
  • 半導体のグローバル企業であるNXP Semiconductors Netherlandsより、ERPのモダナイゼーションのためのパートナーに選ばれました。TCSは、文脈的知識*とTCS Crystallusを活用してマイグレーション計画を設計し、変化に対応して円滑な移行をサポートします。他サービスとの組み合わせが可能なERPと、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上により、今後の取り組みの基盤を築きます。
*contextual knowledge: 顧客が置かれた様々な状況において適用すべき最適な知見
  • インド外務省より、インド最大のミッションクリティカルな電子政府構築プロジェクト「Passport Seva Program」において、インド全土をカバーするTCS運営のパスポートセンターのあらゆるプロセスをデジタル化し、適時性、透明性、信頼性といった観点でグローバルなベンチマークを打ち立て、世界最高水準のエクスペリエンスを実現し、サービスとして非常に高い評価を獲得して国民の誇りとなった第1フェーズに続き、第2フェーズのパートナーにも選ばれました。
 
  • TCSは、HARTMANN(PAUL HARTMANN AG、PHAG)と、未来を見据えた製品ラインアップのために積極的に協働してきました。ヘルスケアのプロフェッショナルと患者のためのデジタルヘルスソリューションを使って、創傷管理製品のポートフォリオを追加および拡充します。TCSは、このソリューションをPHAGと共に設計・開発します。このシステムでは、IoT、クラウド、モビリティなどの技術を活用します。

リサーチ&イノベーション

2022年3月31日現在、TCSは当四半期に出願した187件を含め、6,583件の特許を出願中で、これまでに2,287件の権利を取得しています。通年ベースでは、704件の特許を出願中で、これまでに437件の権利を取得しています。

人材関連

第4四半期のTCSの従業員純増数は35,209人で、四半期の純増数としては過去最高を記録しました。総従業員数は59万2,195人、通年ベースの従業員純増数は10万3,546人で過去最高を記録しました。従業員は、若く、多様性に富み、その出身地は153カ国にわたります。女性従業員比率は35.6%でした。

TCSは、有機的な人材開発への投資を継続し、業界最高水準の実績を達成しています。当四半期の学習時間は2,200万時間でした。通年ベースでも、学習と人材育成に注力した結果350万ものデジタルスキルを獲得しました。「コンテクスチュアルマスター(Contextual Masters)」の認定者も5万人を超え、社内の成長と変革のケイパビリティ拡大におけるマイルストーンを達成しました。

TCSは、人材を中心に据えた企業文化と先進的な職場環境方針により、厳しい状況にも関わらず業界最低水準の離職率を記録しました。ITサービス部門の離職率は上昇を続け17.4%に達したものの、当社の離職率は改善しています。

受賞歴

ビジネスリーダーシップ関連:

  • 独立調査機関Whitelane Research(ホワイトレーンリサーチ)による欧州のトップIT先進企業の経営層1,800人への顧客満足度調査において9年連続で首位を獲得しました。さらに、国別では、英国、フランス、オランダ、ベネルクス、スイス、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドの各国で1位になりました。
  • Brand Financeにより、世界のITサービス業界で最も価値のあるブランドとして、2021年より1位順位を上げて2位を獲得しました。TCSの新しいブランドメッセージ「Building on belief」が顧客に強く支持され、成長と変革のための取り組みに一層寄与しました。
  • 英国の「DevOps Excellence」アワードで顧客とのパートナーシップが評価され、「Best Automation Project」(Avivaとの同時受賞)、「Best Use of Compliance as Code」(Nationwide Building Societyとの同時受賞)、「Best Use of Microservices/Containers」(Lloyds Banking Groupとの同時受賞)の3つの賞を受賞しました。
  • 2021年発表のPEAK Matrixレポートで、エンジニアリングサービスに関する5分野すべてで最高スコアを獲得し「リーダー」に認定されたことが評価され、Everest Groupの2022年「Engineering Services PEAK Matrix Provider of the Year」で首位を獲得しました。
  • Indo-French Chamber of Commerce & Industryにより、人材育成、イノベーション、地域活性化のための持続的で長期的な投資を通じてフランス経済の活性化に貢献したことが評価され、「Best Indian Investment」アワードを獲得しました。

従業員に選ばれるブランド

  • インド工業連盟(CII:Confederation of Indian Industries)により、人材マネジメントのあらゆる側面においてTCSが持続的かつ優れた実績を一貫して発揮してきたことが評価され、「CII HR Excellence」アワードで「Role Model in HR Excellence(人事における優れたロールモデル)」および「Prize for Leadership in HR Excellence(人事における優れたリーダーシップ)」アワードを受賞しました。「ロールモデル」アワードは過去12年で2社しか受賞したことがありません。
  • インドで最もキャリアアップできる職場として、「LinkedIn Top Companies」リストで首位を獲得しました。TCSは、成長、スキルアップ、企業の安定性、社外の機会、企業の好感度、ジェンダーの多様性、学歴の多様性といった指標で首位を獲得しました。
  • Top Employers Instituteにより、7年連続で「Global Top Employer」に選ばれました。
  • Best Companies to Work For(働きがいのある会社)」として、BTの調査で3位を獲得しました。

イノベーションおよび知的財産関連

  • TCS TwinXが「2022 AI Excellence」アワードの「Product(製品)」部門を受賞しました。
  • TCSのPredictCXが2021年「CII DX」アワードで「Most Innovative Best Practice」アワードのカスタマーエクスペリエンス部門を受賞しました。
  • TCS’ Risk Analytics Solution won Best Data Science Solution Award at the A-Team Group’s Data Management Insight Awards 2021.
  • TCSのリスク分析ソリューションが、A-Team Groupの2021年「Data Management Insight」アワードで「Best Data Science Solution」アワードを受賞しました。

パートナーシップ関連

  • MuleSoftにより、2022年「Americas Premier Partner of the Year」を受賞しました。
  • 2021年「Ivalua APAC Partner of the Year」を受賞しました。
  • 包括的で優れたデリバリーエクスペリエンスが評価され、SAPより2022年「Service Partner Excellence」を受賞しました。
  • Ping Identityにより、2021年「International Partner of the Year」を受賞しました。
  • GoTo Partner Networkにより、2021年「GSI Partner of the Year」を受賞しました。
  • Qlik's North America System Integrator of the Year」を受賞しました。
  • Automation Anywhereより、今年度の「Virtual Partner Summit(バーチャルパートナーサミット)」で、2022年「Automation Anywhere Partner of the Year」の「Migration Partner - India and Americas(マイグレーションパートナー-インド・米国)」および「AARI Solutions Partner - EMEA(AARIソリューションパートナー-東アジア・東南アジア)」部門を受賞しました。

以上

タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について

タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、50年の歴史を持つITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。

TCS は、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた59万2,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2022年3月31日を末日とする会計年度の売上高は257億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCIグローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。

TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。

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