シリーズ第2戦: 鈴鹿サーキット (三重県鈴鹿市)レースレポート

2021年 全日本スーパーフォーミュラ選手権

シリーズ第4戦: スポーツランドSUGO
(宮城県柴田郡村田町)レースレポート

 

早くも2021年シリーズ全7戦の折り返し地点となる第4戦がスポーツランドSUGO で開催されます。

  • 山本 尚貴 選手(#1)
    開幕戦からマシンのセットアップに苦心する山本選手は果敢な走りも実らず12位でフィニッシュ
  • 大湯 都史樹 選手(#64)
    予選の悪天候に苦しむものの決勝での躍進により大湯選手は今季2度目の表彰台を獲得

 

これまでの3戦で毎戦ポイント獲得を果たし、着実にポイントを積み重ねてきたTCS NAKAJIMA RACING。後半戦への弾みを付けるためにも上位でフィニッシュし、大量ポイントを獲得したいところです。なお、今大会は悪天候の影響により予選方式が急遽変更され、Q1 結果のA グループの上位7 台、Bグループの上位7 台がそれぞれ各組Q2 へ進出し、Q2のAB各グループの上位4 台がQ3 へ進出するルールで行われました。

 

公式予選

朝から生憎の雨となった予選日は、終日ウエットコンディションになりました。午前中に行われた90 分間のフリープラクティス(FP)も雨の中での走行となり、それぞれ予選に向けて確認を終えます。

雨が降り続く中、定刻で予選Q1 がスタートします。

まずはA グループで山本尚貴選手(1号車)がアタックに挑み、5番手でQ2 進出を決めます。続くB グループで出走した大湯都史樹選手(64号車)も7番手でQ1 を突破し、TCS NAKAJIMA RACINGは2台揃ってQ2 進出を果たします。

Q2 ではA グループの山本選手が7番手で惜しくも敗退したものの、B グループの大湯選手は、雨が強くなり、赤旗でセッション中断も発生する中、4番手でQ2を突破します。

Q3 でも難しいコンディションの中で懸命のアタックを見せた大湯選手は7番グリッドを獲得しました。

コメント

中嶋 悟 チーム総監督

「オートポリスに続いて、雨で難しい予選でした。明日はコンディションが変わりそうな気配ですが、2台ともポジションを上げてチェッカーを受けられるよう頑張ります」

 

山本 尚貴 選手

「前戦のオートポリス大会からクルマをいろいろと見直してもらって今大会に臨みましたが、成績的にもフィーリング的にもあまり大きな改善が見られず、申し訳なく感じています。フリープラクティス(FP)の後、予選に向けて大きくセッティングを変更するようリクエストしましたが、それでもあまり変化が感じられませんでした。辛うじてQ1 は突破できたもののQ2 では最下位になってしまいました。明日の決勝レースは今日と大きくコンディションが変わる予報が出ていますが、雨がどのぐらい残るか次第では、ドライコンディションをぶっつけ本番で走ることになる可能性もあります。そうなれば、状況を見極めてマシンを作ることができたチームだけが最終的に前に行けることになります。SUGOはオーバーテイクが容易なサーキットではありませんし、距離的にも戦略的にも幅が広いわけではないので、上位にポジションアップすることも容易ではありませんが、頑張ってポイント圏内まで上がりたいです。SUGO は得意なサーキットなので、気持ちを切り替えて這い上がれるよう頑張ります」

 

大湯 都史樹 選手

「今日はコンディションに関わらず、セットアップが上手く噛み合わない感じがあって、その中で7 番手にポジションを得られたことはベストを尽くした結果だったと思います。結果的に昨年から連続してQ3 の進出を決めていますが、今回は朝から非常に苦戦し、Q1 で敗退してもおかしくない状況でした。Q2 は野尻智紀選手(TEAM MUGEN)との一騎打ちになり、ポイントランキングで差を詰めることを考えると、どうしても負けるわけにはいかないという一心でアタックに挑みました。まさに神がかりのアタックだったと思います。予選で野尻選手の前に出ることはできましたが、ポイントランキングでは3 位以下が僅差なので、これから先は誰にも負けられない戦いが続きます。明日はポイントのことも考え、表彰台圏内に上がりたいです」

 

予選
6月19日(土)

天候

観客動員数
2,600人

成績
山本 尚貴 選手(#1):12位
大湯 都史樹 選手(#64):7位

 

決勝レース

前日とは打って変わり、青空に覆われたスポーツランドSUGO。朝のフリープラクティスはコース上に残った雨の影響でハーフウエットのコンディションになりましたが、決勝レースが始まる頃にはすっかり路面が乾き、ドライコンディションでの白熱のバトルが展開されました。強い日差しの下、気温も路面温度も上昇していく中、53 周のレースが定刻でスタートします。

TCS NAKAJIMA RACING の2 台は揃って格好のスタートを見せ、それぞれ序盤からポジションを上げていきます。

7 番グリッドからスタートした大湯選手は3 つ、12 番グリッドからスタートした山本選手は4 つポジションを上げて、オープニングラップを終えます。その後、大湯選手は3 番手を走り、10 周を終えた時点で早目にピットイン。タイヤ交換に手間取り大きく遅れをとりましたが、ベストラップを刻みながら速いペースでライバル勢を猛追していきます。20 周頃になると、タイヤ交換を終えてコースに戻った上位ドライバーとのバトルに挑んだ大湯選手はポールポジションでスタートした関口雄飛選手(carenex TEAM IMPUL)を捕らえ、事実上2 番手に浮上します。

その頃、5 番手までポジションを上げていた山本選手もタイヤ交換義務消化のためピットイン。タイヤ交換後はペースが上がらず苦しい走行が続きますが、懸命にプッシュしていきます。接近戦が続く中、健闘を見せた山本選手でしたが、最終的には12 位でフィニッシュとなりました。

一方、大湯選手は、40 周を過ぎる頃、全てのマシンがピットインを終えた状況で、2 番手を走行していきます。終盤はタイヤの消耗により徐々にペースが低下し、後続のマシンが差を詰めてきますが、大湯選手はポジションを守り切り、開幕戦以来、今シーズン2 度目となる2 位表彰台を獲得しました。

コメント

中嶋 悟 チーム総監督

「大湯は開幕戦以来の表彰台を獲得してくれました。初優勝した福住選手にはスピードで少し負けていましたが、ピット作業のミスも取り戻し、いいレースを見せてくれたと思います。山本のスタートはよかったものの、ペースが上がらず厳しいレースになりました。今季も折り返し地点を終え、残りレースが少なくなってきましたが、それぞれの本領を引き出せるよう頑張っていきます。たくさんのご声援をありがとうございました」

 

山本 尚貴 選手

「スタートはよかったものの、ペースが悪く、またピットイン(タイヤ交換)のタイミングを遅らせたことも裏目に出てしまいました。午前中のFPや決勝レース前のウォームアップでの感触は悪くありませんでしたが、いざ決勝で走り始めると手応えがあまりなく、まずい状況でした。ペースがよければ、他の選手のようにポジションを上げていけたかもしれませんが、スピードが足りませんでした。うまくクルマを作れていない、うまく乗れていないという感じでした。もう一度、原点に戻って仕切り直しをしたいと思います」


 

大湯 都史樹 選手

「タイヤ交換後、アウトラップからの数周は、何とか追い上げるしかないと気合いを入れて臨みました。関口雄飛選手(carenex TEAM IMPUL)をパスした場面は、行けるかどうか微妙な距離感でしたが、そこを逃せば関口選手のタイヤが温まってチャンスは訪れなくなってしまう、ここしかない、というポイントだったので、そこでポジションを上げることができたのはよかったです。今大会は、走り出しの時にはどうしようかという状況でしたが、いいレースができて、ポイントランキングでもトップの野尻智紀選手に近づくことができました。次戦のツインリンクもてぎは、チームにとっても私自身にとっても相性は悪くないと思っているので、今回のよかった点と悪かった点をしっかり分析して挑みたいと思います」

 

決勝
 5月20日(日)

天候
曇り時々晴れ

観客動員数
4,600人

成績
山本 尚貴 選手(#1):12位
大湯 都史樹 選手(#64): 2位

 

※ 次戦(第5戦)は、8月28日(土)から8月29 日(日)にかけて、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で行われます。

こちらのレースレポートはNakajima Racing SUPER FORMULA 2021 第4戦 スポーツランドSUGOを編集・転載したものです。

 

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