TCSテスト自動化ソリューション

 

お客様の課題

テスト工程において繰り返し行われるサイクルテストやリグレッション(回帰)テストなどをマニュアルで行う場合、時間的制約からテスト範囲が限定的となるケースや、テスト終了後に発見された不具合対応に予定以上の工数が割かれるなどの課題があります。さらにマニュアルテストには見誤りや見落とし等のミスによる不具合の発生もリスクとなります。

テスト自動化を取り入れることにより、テスト範囲の拡大、および人的ミスを最小限に留めることで、テスト工数の削減と品質向上、製品・サービスの市場投入時期厳守などを実現します。

 

サービス概要

TCSテスト自動化ソリューションの実施プロセスは、先ずはお客様のアプリケーションに対してテスト自動化適用性の評価調査を実施し、テスト工程に対する現状や課題を明らかにする評価調査フェーズから行います。その後、必要に応じてテスト自動化をお客様のアプリケーションにどのように適合させるかの技術検証(PoC)を行った上で、実際のテスト自動化導入に進めて行きます。導入後は、機能・技術面に関するアプリケーションの変更を分析し、常に適切なテスト自動化が行われることを管理面よりご支援します。

各種テストの自動化イメージは以下の通りです。

 

マニュアルテストとテスト自動化の比較イメージ

マニュアルテストとテスト自動化のテスト実施にかかる工数の比較イメージになります。

一般的に、4~6回のテスト自動化実施で、初回に要したテスト自動化スクリプト作成工数(*)を回収できることになります。

*システム(アプリケーション)の特性により異なります。

 

ウォータフォール型開発に向けたテスト自動化

プロジェクトにおけるSDLC(Software Development Life Cycle:システム開発ライフサイクル)のSTLC(Software Test Life Cycle:テスト工程全般)において、多くのデータバリエーションを必要とするテスト、および複数回の実施を必要とするサイクルテスト等の繰り返しテスト、さらに、システムテスト以降の後工程にて対応した仕様変更、または不具合対応が他の領域に影響を及ぼしていないかを確認するリグレッション(回帰)テスト等で、効率的、かつ確実にテスト行うためにテスト自動化の適用が有効となります。

 

アジャイル型開発に向けたテスト自動化

プロジェクトにアジャイル型開発が採用されている場合においても、ウォータフォール型開発と同様にテスト自動化を適用することが可能です。各スプリントにてテスト自動化を適用し、最終的には、テスト自動化の適用範囲を広げていくことになります。

 

導入事例 1

日本国内大手航空会社

背景

  • 運行数世界トップクラスの国内大手航空会社で、現在、古いレガシー旅客サービスシステムから新世代システムへの移行実施中
  • 新旅客サービスシステムのため、新たに10機能以上を実装
  • 定期的にテスト環境とテストデータが再作成される開発環境
  • 新機能のリリース、およびテスト環境とテストデータの再作成に伴い、サニティテストとリグレッション(回帰)テストを実施
  • テストカバレッジを維持しつつ、スモークテストとリグレッション(回帰)テストの工数削減が目標

 

スコープ

  • 新旅客サービスシステムのさまざまなモジュールのテスト自動化戦略
  • テスト自動化フレームワークの開発
  • テスト自動化スクリプトの開発
  • 自動テスト実行
  • 各機能リリースに伴うリグレッションテスト
  • テストデータ/テスト環境の再作成後の確認
  • ビジネス・プロセス・テスト実施中の日次スモークテスト

 

ソリューション

  • 旅客サービスシステム対するHP UFTツールを活用したPoCアセスメント
  • PoC実施結果に基づく旅客サービスシステムの5つの機能テストに対するテスト自動化戦略の定義およびロードマップ
  • HP UFTによる拡張ハイブリッドフレームワーク(キーワード駆動型+テータ駆動型)の開発と展開
  • ツールを活用したテスト結果エビデンスの自動取得
  • ビジネス・プロセス・テストにおける日次ベースのスモークテストケース作成、およびテスト実施

 

成果

  • HP-UFTの活用により、65%のリグレッションテスト自動化
  • リグレッションテスト自動化による不具合の5%早期発見
  • テスト手動化の活用により約60%の工数削減
  • テスト品質の向上
  • 自動化フレームワークの再利用性と信頼性による生産性向上

 

導入事例 2

日本国内大手製薬会社

背景

  • 世界50カ国以上に独自の流通経路を持つ日本国内の大手製薬会社
  • 手作業によるテストとSDLC(Software Development Life Cycle:標準開発工程)プロセスに準拠するための負担が過大
  • テストカバレッジ不足によるテスト品質低下リスクが発生
  • PV(ファーマコビジランス:医薬品安全性監視)ユーザによるトレーニングおよび開発環境のテストデータ作成時間が増加
  • テストケースを書面で承認するため、承認までのリードタイムが増大
  • すべてのテスト結果記録が全て手作業で行われていたことで、レビューのリードタイムが増大

 

スコープ

  • SDLCプロセスだけでなくGxP(Good x Practice)プロセスにも準拠した自動化ソリューションの構築
  • テストの実行時間の短縮化
  • テストにおける手作業の削減、およびさまざまな環境におけるテストデータ準備の効率化

 

ソリューション

  • テスト効率化の目的を達成するために、TCS MasterCraft Test Automation Manager(TAM)とHP UFTツールを活用した、アプリケーションへの自動化ソリューションの構築
  • レビューおよび承認プロセスを、SDLCプロセスに合わせてTAMの自動化ワークフロー機能を用いて自動化
  • トレーニング環境のデータがリフレッシュされる毎に、テストスクリプトが自動生成され、テスト自動化を自動実行
  • TAMにて、SDLCガイドラインに従ったスクリプトバージョンの管理

 

成果

  • トレーニング環境において、四半期ごとのデータリフレッシュに伴うテスト実行時間を80%短縮
  • テストの実施を日単位/週単位でスケジュール化し、テストの自動実行により、人手作業を排除
  • TAMを活用したレビューおよび承認プロセスの自動化により、人手作業を排除
  • テスト結果、エビデンスとしてのスクリーンショットキャプチャの自動生成により、テスト結果レポート作成時間を短縮

 

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