第3戦:鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)レースレポート

2022年 全日本スーパーフォーミュラ選手権

第3戦: 鈴鹿サーキット
(三重県鈴鹿市)レースレポート

 

2レース制の富士大会を終え、2週間のインターバルを経て迎えた第3戦。今大会は通常の1レース制で土曜日に公式予選、日曜日に決勝というスケジュールになります。TCS NAKAJIMA RACING の2台は、この2戦で苦戦を強いられましたが、ここ鈴鹿サーキットで流れを変えたいところです。

  • 山本 尚貴 選手(#64)
    <予選>Aグループ4番手タイムでQ2に進出Q2でQ1のタイムを更新するアタックを見せたが10番手
    <決勝>10番グリッドからスタートした山本選手はスタートで進路を阻まれポジションを落とすも、徐々に挽回し、9位
  • 大湯 都史樹 選手(#65)
    <予選>Bグループ7番手タイムで惜しくもQ1で敗退
    <決勝>14番グリッドから絶好のスタートを決め8番手まで浮上、その後はペースが上がらず苦戦し、13位

 

公式予選

曇り空に覆われた予選日。公式予選Q1、まずはA グループで出走する山本尚貴選手がアタックに挑みます。トップと僅差で4番手となり、Q2進出を決めます。

一方、B グループで出走した大湯都史樹選手は、7番手タイムで惜しくもQ1 敗退となります。

続いて、A・B両グループの上位6台で争われるQ2。山本選手は、アタックラップでQ1 を更新するタイムを叩き出しますが、ポジションは10 番手となりました。

 

コメント

中嶋 悟 チーム総監督

「山本は今シーズン初のQ1 通過で一歩前進を感じましたが、まだまだ上位と差があるので、もっと詰めていかなければなりません。大湯は、Q1 敗退となりましたが、ペースを掴めていない雰囲気でした。明日の決勝に向けてしっかりと準備し、2台揃っていいレースができるようにしたいですね」

山本 尚貴 選手

「走り始めは思っていたような感じではなく、バランスも良くなかったのですが、少しずつ方向性が見えて、うまく組み立ててQ1 に臨んだところ、かなりクルマとしては良くなり4 番手でQ2 に進むことができました。Q2で は、もっとその方向性で追い込めば、さらにタイムを削れたと思いますが、うまくいくか確信が持てず、結果論から言えば、少し追い込み方が不十分だったと思います。しかし、今日の流れで得たものは今後のヒントになると思います。開幕戦に比べると状況はよくなりました。いいヒントも悪いヒントも収集して、積み重ねができるようなサイクルに入りかけていると感じています。明日の決勝は雨の予報です。雨では上位グリッドにいると動きづらい部分もあると思うので、中盤グリッドのスタート位置を味方につけて、うまく上位のポジションを狙っていきたいと思います」

大湯 都史樹 選手

「今回はレースウィークに入ってからなかなかいい調子で走れず、予選でもうまくまとめることができませんでした。問題点を見つけて、それを改善するところまで持っていけなかったことが大きいです。気持ちを切り替えて明日の決勝に臨みます。雨がどれだけどういう形で降るか分かりませんが、コンディションに合わせて走りたいです。私自身、雨は得意なので、決勝では、自分の持てる力を出し切って、リカバーしていきたいと思っています

決勝レース

決勝レースは、ウエット宣言が出され、全車ウエットタイヤを装着してスタートを切ります。

10 番グリッドからスタートした山本選手は3つポジションを落としましたが、14 番グリッドからスタートした大湯選手は6 つポジションを上げてコントロールラインに戻ってきます。雨が強めに降り続き、厳しいコンディションが続く中、各車は懸命に周回を重ねていきます。

山本選手は、その後も1 つポジションを落としたが、10 周を過ぎる頃から徐々に挽回していき、規定周回数の半分が過ぎる頃には10 番手まで挽回する。タイヤ交換義務がない中で、コース上のいたるところで順位が変動する激しいバトルが展開され、山本選手も後続のライバルをしのぎながら、前走とのバトルを繰り広げて9位でチェッカーを受けました。

一方、8番手を走る大湯選手は思いどおりに走れない中、ポジションを守って周回していきます。12 周目で数台がタイヤ交換のためにピットインをしたため、大湯選手は1 つポジションを上げて7 番手に浮上します。しかし、レース中盤からマシンバランスに苦しめられ、ペースが上がらず、少しずつポジションを落としたものの、懸命に周回を重ね、13 位でフィニッシュとなりました。

 

コメント

中嶋 悟 チーム総監督

「雨で厳しいコンディションの中、マシンのバランスがうまくとれず辛いレースになってしまいました。それでも山本は9位でポイント獲得圏内にいましたが、大湯は、スタートこそよかったものの、途中から苦戦を強いられました。今シーズンの初のポイント獲得を弾みにして、次戦では、さらに上位を目指していきます。雨の中、たくさんのご声援をありがとうございました」

 

山本 尚貴 選手

「スタート自体はよかったのですが、前戦と同様、行き場がなくなってしまったのが、悔しかったです。序盤はペースを上げるのが難しい状況でしたが、途中で、一瞬ですが、ものすごく良くなりました。そのあと、また元に戻ってしまい、その後は防戦一方になってしまいました。しかし、久々に“レースができた”という感触が得られました。クルマの理解度はかなり高まったので、9 位という結果ではありますが、順位以上の収穫があったと思います。ここから踏み外さないようにチームとやっていければ、次戦以降もいいレースができそうな手応えは感じられました。ただし、実際に結果を残さなければ意味がないので、チームと協力して次戦ではいいレースをしたいです」

 

大湯 都史樹 選手

「やれることはやり切りましたが、そもそも、パフォーマンスが望むレベルにまで達していませんでした。周りに対して1 周で1 秒以上ペースが悪いという中でも、なんとかしてポジションを守ろうとする姿勢を見せられた部分はよかったですが、しのぎ切れなかったことがとても残念です。昨夜、ちょっと解決に繋がりそうなものが見つけられたと思っていたのですが、今日走ってみたら、そういう問題でもなかったようです。コンディションが予選日と決勝日で全く違っていたので一概には言えないと思いますが、予選からパフォーマンスを発揮できない状態が続いているので、何とか改善したいです」

 

予選
 4月23日(土)

天候
曇り

観客動員数
6,000人

成績
山本 尚貴 選手(#64):10位
大湯 都史樹 選手(#65):14位

 

決勝
 4月24日(日)

天候

観客動員数
10,000人

成績
山本 尚貴 選手(#64):9位
大湯 都史樹 選手(#65):13位

こちらのレースレポートはNakajima Racing SUPER FORMULA 2022 第3戦を編集・転載したものです。

※ 次戦(第4戦)は5月21日から22日にかけてオートポリス(大分県日田市)で開催されます。