第4戦:オートポリス(大分県日田市)レースレポート

2022年 全日本スーパーフォーミュラ選手権

第4戦: オートポリス
(大分県日田市)レースレポート

 

鈴鹿サーキットで行なわれた第3戦から約1ヵ月のインターバルを挟んで迎えた第4戦オートポリス。TCS NAKAJIMA RACING は2台とも波に乗れていない状況が続き、シリーズ中盤戦に向けてこの状況を打破するレースを見せたいところ。

  • 山本 尚貴 選手(#64)
    <予選>Aグループ出走の山本尚貴選手は、Q1を11番手タイムで敗退
    <決勝>20番グリッドスタートの山本選手は、スタート後の接触でフロントノーズを破損しピットイン、少しずつ順位を回復していくものの、14位でフィニッシュ
  • 大湯 都史樹 選手(#65)
    <予選>Bグループ出走の大湯都史樹選手は、Q1を9番手タイムで敗退
    <決勝>21番グリッドスタートの大湯選手は、スタート直後の3コーナーでコースアウトし、リタイア

 

公式予選

予選日は朝から雲が多く、小雨が降ったり止んだりを繰り返す不安定な天候になりましたが、公式予選がスタートする頃には、時折、日も差し、路面はドライコンディションで行われました。

まずは、A グループで山本尚貴選手がアタックに挑みましたが、タイムは伸びず、11 番手で敗退します。

続いて、B グループで出走した大湯都史樹選手は午前のフリー走行でクラッシュしましたが、メカニックが懸命にマシンを修復し、予選に臨みます。大湯選手はアタックの結果、9番手タイムとなり、2 台ともQ1敗退で予選を終えました。

 

コメント

中嶋 悟 チーム総監督

「うまくいかない予選でした。これまでの不調をなんとかしなければと思って色々と試みたことが裏目に出ているかもしれません。これまで、決勝レースでは挽回できているので、最後まで諦めずに頑張りたいと思います」

山本 尚貴 選手

「今回は午前中のフリー走行から色々とセッティングを変えてみたりもしているのですが、あまり調子が良くない状況で進んでしまっています。鈴鹿大会の状態から、様々なアイデアを入れてオートポリスに入りましたが、あまりいいところがなく、かなり苦戦しています。僕だけでなく、チームメイトも同じように苦戦しているので、チームとして見直さないといけないと感じています。決勝に向けても、またここからクルマを大きく振って、チームメイトとも手分けをしてクルマのいいところを見つけられるよう、協力してチーム全体で頑張っていきたいと思います」

大湯 都史樹 選手

「今回はクルマが扱いにくく、フリー走行から苦戦しました。そんな中で、ドライコンディションならぎりぎり踏みとどまれたかもしれない場面でしたが、濡れた縁石にフロントタイヤが乗ってしまい、コースオフしてしまいました。当たり所も悪くダメージは大きかったのですが、なんとかチームが予選までに間に合わせてくれて、ひとまず無事に予選に出走することができました。苦しい展開ですが、いきなり状況が好転すると考えていないので、ひとつずつ原因を見つけ、改善していかねばなりません。決勝でも何かヒントを得られればと思います」

決勝レース

青空が広がり爽やかな1 日となった決勝日。定刻の14 時30 分にフォーメーションラップが始まり、2 台はスタートを切ります。前日のクラッシュの影響でエンジンを交換したため最後尾に降格となり21 番グリッドからスタートした大湯選手は、スタート直後の3 コーナーでコースアウトし、早々にレースを終えてしまいます。一方、20 番グリッドからスタートした山本選手はスタート時のアクシデントでフロントノーズを破損し、ピットインを余儀なくされます。

序盤の混乱でセーフティカーが導入される中で山本選手はピットイン、フロントノーズを交換してコースに復帰します。山本選手は、挽回しようと懸命に周回していくが、4周目にはコース上にアクシデントでストップした車両があり、2 度目のセーフティカーが導入されることに。レース再開後に、再びピットインしタイヤ交換義務を消化した山本選手は、厳しい走行が続く中、少しずつポジションを上げながら周回し、14 位でフィニッシュとなりました。

 

コメント

中嶋 悟 チーム総監督

「ドライバーには申し訳ないですが、厳しいレースが続いています。SUGO大会(次戦)までには原因を洗い出して、気持ちを切り替えて臨みます。今大会もたくさんのご声援をありがとうございました」

山本 尚貴 選手

「終始苦戦して抜け出せず、つらいレースになってしまいました。決勝のスタートはいつもうまく決められるので、今回も自信はありましたが、現実には苦しい展開になりました。チームとしては今朝の大湯選手のフリー走行はペースもよく、スピードを取り戻した感じもしたので、よい部分もあったと思います。しかし64 号車はアベレージスピードが遅かった。よかった部分は殆どなく、一方、悪くなるような要素もなかったのですが、そこに何かヒントがあるのかもしれないので、調べていきます。『次こそは』と言えるレースが少なくなっていきますが、自信を失わず、持ちこたえて這い上がりたい。チームも一生懸命やってくれているので、一戦でも早く、期待に応えたいです」

大湯 都史樹 選手

「フリー走行での感触は悪くありませんでした。ただし、その理由というのか、答えが、依然としてはっきりしていないので、SUGO(次戦)でも同じように調子が戻るのか、安易にコメントはできません。しかし、よい兆しの感触も得たので、そのデータを糧に、いろいろな検証をしていきます。それを経て『これかもしれない』というものが見つかれば、SUGOに向けて、新たなアイデアも出てくるかもしれません。決勝レースは、スタート直後、3 ワイドに並んだ局面で前に抜け出そうとしたところでダスティな路面に乗ってしまいました。フリー走行で感じた兆しをもう少し掴むために、しっかりと走りたかったので残念な結果ですが、今の課題を打開する、そのヒントになりそうな一日だったので、予選日ほどネガティブにはなっていません。昨年のレベルぐらいに戻ったのかなという印象もあるので、これから検証して、次に向けてヒントが得られたらと思っています」

 

予選
 5月21日(土)

天候
雨時々曇り

観客動員数
3,400人

成績
山本 尚貴 選手(#64):21位
大湯 都史樹 選手(#65):18位

 

決勝
 5月22日(日)

天候
晴れ

観客動員数
5,100人

成績
山本 尚貴 選手(#64):14位
大湯 都史樹 選手(#65):リタイア

こちらのレースレポートはNakajima Racing SUPER FORMULA 2022 第4戦を編集・転載したものです。

※ 次戦(第5戦)は6月18日から19日にかけてスポーツランドSUGO(宮城県村田町)で開催されます。