第5戦:スポーツランドSUGO(宮城県村田郡菅生)レースレポート

2022年 全日本スーパーフォーミュラ選手権

第5戦:スポーツランドSUGO
(宮城県村田郡菅生)レースレポート

 

第5戦を迎えるSUPER FORMULA。TCS NAKAJIMA RACINGはこれまでの4戦で、2台ともに予選から下位で低迷し、決勝でもなかなか上位でチェッカーを受けることができず、苦戦が続いています。今シーズンも早くも折り返し地点を迎える中、この状況を打破して流れを変えたいところです。

  • 山本 尚貴 選手(#64)
    <予選>Q1をトップで通過した山本尚貴選手はQ2ではアタックラップでミスがあり12番手
    <決勝>11番グリッドからスタートした山本選手はタイヤ交換のミスで2回目のピットインを行なった影響で12位
  • 大湯 都史樹 選手(#65)
    <予選>大湯都史樹選手はトップと0.5秒差の5番手
    <決勝>5番グリッドスタートの大湯選手は後続の猛追を振り切り、2位表彰台

 

公式予選

初夏を思わせるような、汗ばむ陽気になった予選日。朝のフリー走行から上位に名を連ね、好調の兆しを見せたTCS NAKAJIMA RACING の2台。

公式予選でもAグループで出走した山本尚貴選手はトップタイムで、B グループ出走の大湯都史樹選手は4番手タイムで2台揃ってQ1 を突破します。

続いて、12 台で争われたQ2 でも、僅差にタイム争いを繰り広げた末、山本選手は12 番手、大湯選手は5 番手となりました。

 

コメント

中嶋 悟 チーム総監督

「これまでのことを考えれば、上出来といっていい内容になってきたと感じています。確実に調子は上向いているので、決勝もできるだけ上位でゴールできるようチームで協力して頑張りたいと思います」

 

山本 尚貴 選手

「今朝の走り出しではまだ上位勢と差がある状態でしたが、セッティングを変更したところ、大きな改善がありました。セッション中に30 分ぐらいピットに籠ることになりましたが、その時間は無駄にならなかったし、メカニックたちに大変な作業をしてもらったのですが、やってもらってよかったです。Q1 ではさらにクルマの調子がよく、トップタイムを出せました。クルマの長所を引き出せるようになったことはかなりの前進です。このレベルで常に走り続けられるようにできれば結果はついてくると思います。そういう意味でQ2 では結果を残したかったのですが、セクター2 で失敗してしまいました。決勝に向けて、燃料を積んだ状態でクルマの動きがどうなるかはまだ分かりません。今日のうちに色々な引き出しを作っておきたいです」

 

大湯 都史樹 選手

「Q2 に向けたアジャストは若干うまくいかなかった部分もありますが、仮にうまくいったとしても1 分4 秒7 の2 番手争いに食い込むには大きな壁があると感じました。しかし、チームとして2 台揃ってポテンシャルが発揮できたことはよかったです。予選5位でしたので、明日は久しぶりに上位グリッドからスタートできます。レースを楽しみつつも、SUGOは戦略が大事だと思うので、戦略も駆使しながら前に出て、表彰台に立てたら最高ですね」

 

決勝レース

決勝日も朝から青空が広がりましたたが、決勝前のスタート進行中に大粒の雨がパラパラと落ち出す。その雨はすぐに止んで路面は一気に乾いたため、ドライコンディションでのレースとなりました。

土曜日の予選後にグリッド降格のペナルティを受けたマシンがあり、グリッドが繰り上げられ11 番スタートとなった山本選手は、スタート直後に接触があったが、マシンのダメージはなく10 番手でオープニングラップを終えます。

一方、5 番グリッドでスタートした大湯選手はポジションアップして3 番手に。スタート直後の混乱で7 周目までセーフティーカーが導入されます。8 周目でレースが再開しましたが、その直後、再びアクシデントが発生し、早く2 度目のセーフティーカーが導入されます。このセーフティーカーランの間に10 周回を終え、大湯選手、山本選手の順序でピットイン(タイヤ交換義務消化)を行います。

大湯選手のピット作業はスムーズだったものの、続いた山本選手のタイヤ交換で作業ミスが発生し、山本選手は翌周に再度ピットインを強いられ、大きくポジションを落としてしまいます。20 周を終えるとピットインを終えた集団の順位が落ち着き、大湯選手は9 番手を走行。40 周を迎える頃、タイヤ交換義務を未消化のマシンが、次々とピットインした影響で徐々にポジションを戻していきます。

2回のセーフティーカーが導入された影響で時間レース(最大70分)に切り替わり、残り数周でポジション争いが熾烈となったが、大湯選手は後続するライバルの猛追を押さえ、昨年のSUGO大会以来の2 位表彰台、山本選手は18 番手から懸命に追い上げ、12 位でフィニッシュとなりました。

 

コメント

中嶋 悟 チーム総監督

「久しぶりの表彰台獲得で少しホッとしました。大湯はコースで1 台抜いて、ピットでも1 台抜き、暑い中、よくやったと思います。山本にはタイヤ交換でミスがあり、悪いことをしてしまいました。ポイント圏内でレースを終えられていたはずなので、次戦で取り返せるよう準備していきます。今回もたくさんのご声援をありがとうございました。次戦もよろしくお願いします」

 

山本 尚貴 選手

「集団の中に入ってしまったので、ペースが良かったとしても悪かったとしても、そこから抜け出すのは難しかったと思います。結果だけ見れば、うまくいかないレースになってしまいましたが、週末を通して振り返ると、ようやく予選でも前に行けるようになってきましたし、初めて乗るようなセッティングで手探りのようなところもあったので、この状況をもう一度整理して次に臨めればと思います。もう少し前の位置でレースができていれば展開も変わっていたと思いますが、今回は予選のQ2 で失敗してしたツケも回ってきたので、もう少し上位のグリッドを得られるよう、次もまた頑張りたいと思います」

 

大湯 都史樹 選手

「最終セクターが速くなかったので、サッシャ・フェネストラズ選手(KONDO Racing)を追い抜けそうな場面があったにもかかわらず抜けなかった悔しさなど、色々と思うところはありますが、自分の力を出し切れたレースができました。レース展開を含め、うまくいったと思います。ペースがあまり速くなかったのは事実で、もしトップに立てたとしても後続を抑え切れる展開になったかということは課題として残っています。ただ、前戦までの状況から一歩抜け出せたのはチームにとっても良かったことです。この状況を継続して、さらに予選でのスピードと決勝ペースで一歩足りていないところを改善できるよう、引き続き頑張っていきたいと思います」

 

予選
 6月18日(土)

天候
晴れ

観客動員数
3,600人

成績
山本 尚貴 選手(#64):12位
大湯 都史樹 選手(#65):5位

 

決勝
 6月19日(日)

天候
晴れ

観客動員数
5,100人

成績
山本 尚貴 選手(#64):12位
大湯 都史樹 選手(#65):2位

こちらのレースレポートはNakajima Racing SUPER FORMULA 2022 第5戦を編集・転載したものです。

※ 次戦(第6戦)は7月16日から17日にかけて富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開催されます。