第6戦:富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)レースレポート

2022年 全日本スーパーフォーミュラ選手権

第6戦:富士スピードウェイ
(静岡県駿東郡小山町)レースレポート

 

4月の開幕戦・第2戦以来、今シーズン3回目となる富士スピードウェイでのレースで、今大会は通常の1レース制での開催となります。前戦のスポーツランドSUGOで、大湯都史樹選手は1年ぶりの2位表彰台を獲得し、チームとして、さらに上位を狙っていきたいところです。早くもシリーズ後半戦に突入し、タイトル争いも激化する今シーズン。1戦たりとも落とせない大事なレースが続いていきます。

<予選>

  • 悪天候により予選方式が30分間の計時方式に変更
    山本尚貴選手(64号車)は18番手タイム、大湯都史樹選手(65号車)は13番手タイム
  • 予選でペナルティを課されたマシンがあり山本選手は17番グリッド、大湯選手10番グリッドで確定大湯 都史樹 選手(#65)
 

<決勝>

  • フォーメーションラップ中のアクシデントにより1周減算の40周のレース
  • 山本選手は17番グリッドから絶好のスタートを切り、大きくポジションを上げたものの、接触のペナルティでポジションを下げ、その後の着実な走りで9位(ポイント圏内)でフィニッシュ
  • 10番グリッドからスタートした大湯選手は、スタート直後の接触でペナルティが課され、ポジションを下げたものの、粘り強く走り切り、10位でフィニッシュ

公式予選

予選日は予報どおりの雨となり、時折、雨がやむ時間帯はあったものの1日を通して生憎の天候となりました。午前中のフリー走行はウェット宣言の中で行われましたが、最後の30 分間は天候が悪化したために赤旗終了となりました。天候悪化のため、公式予選も通常のノックアウト方式から、30 分間の計時方式に変更され、15 時10 分にセッションが開始します。

TCS NAKAJIMA RACINGの2 台はすぐさまコースインして、アタックに挑みますが、3 周を終える頃にコースアウト車両が発生し、赤旗が掲出されます。車両回収後にセッションは再開され、TCS NAKAJIMA RACINGは再びアタックに臨みます。赤旗の影響で初回のアタックの機会を逃がしながらも懸命にプッシュしていく2台でしたが、程なくしてコース上に停止した車両が発生した影響で2度目の赤旗、セッション中断となります。車両の回収によって再開はされたものの、雨量が多くなってきたために3度目の赤旗が出され、そのまま予選は終了となりました。

その結果、山本選手は18 番手、大湯選手は13 番手となりました。なお、予選後にペナルティを課されたマシンがあり、山本選手は17 番手、大湯は10 番手に繰り上げの裁定となりました。

コメント

中嶋 悟 チーム総監督

「予選は、赤旗と天候の影響などで、アタックをするためのいいポジションがとれず、ちぐはぐになった印象です。午前中のフリー走行は決して悪い内容ではなかったので、きっともう少し上位を狙えたと思いますが、天候が味方してくれませんでした。明日の降水確率は低いようです。なんとか挽回して、少しでも上位で終えられるようにしたいです」


山本 尚貴 選手

「朝のフリー走行ではまずまずの調子だったのですが、いざ予選になってみると朝のようには走れず、少し苦労しました。アタックのタイミングも、ずっといい場面がありませんでした。しかし前大会と同じように、やってきたことに対するパフォーマンスはきちんと発揮していましたし、今まではフリー走行の状況で、さらに欲をかいてセッティングを変えたりしていたので、今回は朝のフィーリングを信じ、セットアップをあまり変えずに臨んだところ、結果的に少し苦しい状況になってしまいました。明日の決勝も、また後方グリッドからのスタートになりますが、今週はまだ誰もドライコンディションでは走っていないので、明日の走り始めである程度決まると考えています。そのためにはここからが勝負です。きちんと合わせ込めば追い上げられると思っていますし、ポイントが獲れる位置まで戻ってきたいと思っています」

大湯 都史樹 選手

「結果を見ると、上位2 台はセッションが始まってすぐのところで(勝負を)かけていたのだと思いますが、私たちは30 分全体を見てタイムを出そうと考えていました。その方向性が間違っていたのは反省点ですが、3 番手以降の争いを見ても、そこに行ける感じがなく、グリップやウォームアップ含め、今日のパフォーマンスはあまりよくありませんでした。おそらくその原因はドライコンディションでの走りにも響いてきそうなので、しっかりと追究しなければならないと思っています。明日の朝のフリー走行がすごく重要になるので、時間は限られていますができるだけのトライをして決勝に臨みたいです」

 

決勝レース

朝は雨が残り、雲が広がったものの午後に向けて天候は回復、決勝レースが始まるまでに完全にドライコンディションとなりました。

14 時30 分にフォーメーションラップがスタートしましたが、その直後にコースアウトした車両があり、もう1 周フォーメーションラップが追加され、1 周減算となる40 周でレースがスタートします。

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4 min 37 sec

17 番グリッドからスタートした山本選手は1 周目で見事9 ポジションアップし8 番手でオープニングラップを終えます。一方、10 番グリッドからスタートした大湯選手は接触があり、2つポジションを落としましたが、ノーズに損傷がありピットインを強いられます。

3 周目に入ったところで、山本選手の前を走っていたマシンがクラッシュしたことにより、セーフティーカーが導入されます。この時点で、山本選手は7番手、大湯選手は17 番手を走行していきます。

10 周目にレースは再開、大湯選手はその周を終えたタイミングでピットインを行います。同じタイミングでピットに入るマシンがあり、山本選手は4 番手に浮上、大湯選手は変わらず17 番手で周回していきます。

その矢先、大湯選手にオープニングラップの接触に対してドライブスルーペナルティが課されます。翌周には、3 周目のアクシデントの件で山本選手に同じくドライブスルーペナルティの裁定が下され、2 台はそれぞれペナルティを消化。ポジションは山本選手が8 番手、大湯選手は17番手に後退。山本選手は25 周目でピットイン、タイヤ交換の義務を終えます。その数周後、またしてもセーフティーカーが導入されるアクシデントが発生。

残り10 周のタイミングでレースは再開され、2 台は懸命に挽回に挑みましたが、山本選手は9 位、大湯選手は10位フィニッシュとなりました。

コメント

中嶋 悟 チーム総監督

「いろいろアクシデントが多いレースでしたが、やっと2 台揃ってポイントが獲得できました。まだ課題はありますが、互角に戦えるレベルに間違いなく近づいてきているので、次戦を楽しみにしていただければと思います。天候が不安定で大変な中でしたが、たくさんのご声援をありがとうございました」

山本 尚貴 選手

「予選日が終始雨だったので、今日の朝が、週末を通して初めてドライコンディションで走れる機会になりました。『ドライコンディションだったらこうしよう』と考えてきた持ち込みセットのフィーリングがよく、ペースもよさそうだったので、今年一番の追い上げができる手ごたえを感じていました。フリー走行ではセットアップに重点を置いていたのでスタート練習はしていなかったのですが、そこに対する見立てや合わせこみには自信を持っていたので、いつも通りのスタートを切ろうと考えていて、位置取りも含め、狙いどおりに行きました。序盤のアクシデントについて、サッシャ・フェネストラズ選手や、ファンの皆さんには申し訳ないことをしましたし、私自身も、応援してくれている皆さんにとっても望んでいない結果になってしまったことも申し訳なく思っています。今大会を終えて、残りは2 大会4 戦になりました。シリーズ前半戦で苦戦が続いた中、今大会の9 位は決してよい結果とは言えませんが、後方グリッドのスタートだったことや、ペナルティを課された中でポイント圏内に入れるマシンであったことは自信になりました。改善に向けたヒントもあったので、それらを改善して次戦に持ち込むことができれば、いい戦いができると思います。今回起きたことをしっかりと整理し、次戦に向けてチームのみんなと頑張っていきたいです」

大湯 都史樹 選手

「スタートはうまく決まって、1 コーナーへもイン側をキープしていたのですが、複数台が絡む形で接触してしまいました。混戦の中でどうしようもない部分もあったと思いますが、レースをだめにしてしまい、申し訳なく思います。私自身は、ドライコンディションでの調子はよく、ファステストラップをとることができて、ペーも悪くありませんでした。前戦から進化も感じることができて、ドライコンディションでのパフォーマンスには光が差してきた気がしています。次戦に向けても手ごたえを感じつつあるので、これを逃さないよう頑張っていきます」

 

予選
 7月16日(土)

天候

観客動員数
8,200人

成績
山本 尚貴 選手(#64):17位
大湯 都史樹 選手(#65):10位

 

決勝
 7月17日(日)

天候
曇り時々晴れ

観客動員数
13,900人

成績
山本 尚貴 選手(#64):9位
大湯 都史樹 選手(#65):10位

 

こちらのレースレポートはNakajima Racing SUPER FORMULA 2022 第6戦を編集・転載したものです。

※ 次戦(第7戦・第8戦)は、8月20日から21日にかけて、モビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町)で開催されます。