第7戦:モビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町)レースレポート

2022年 全日本スーパーフォーミュラ選手権

第7戦:モビリティリゾートもてぎ
(栃木県茂木町)レースレポート

 

今シーズン2回目となる1大会2レースの週末。土曜日に第7戦、日曜日に第8戦が行われるモビリティリゾートもてぎ大会。TCS NAKAJIMA RACING の2台は、前戦のスポーツランドSUGO大会でようやく揃ってポイントを獲得できたものの、課題も多いレースが続くなか、この2レースを攻略し、少しでも多くのポイントを獲得したいところです。

公式予選

雲が広がる空模様で、蒸し暑い天候となった第7戦の土曜日。予選は定刻から15 分遅れてスタートします。

Q1 のA グループで出走した大湯都史樹選手は2 番手で、Bグループで出走した山本尚貴選手は6 番手で、2台ともにQ2 へ進出します。


上位12 台で争われるQ2 では、セッション開始後、直ちにコースイン、それぞれアタックに挑みます。大湯選手は1 分30 秒801 をマークし、3 番手、山本選手は1 分30 秒423 でポールポジションを獲得し、山本選手にとっては約2 年ぶり、TCS NAKAJIMA RACINGにとっては、2019 年シーズンの最終戦(アレックス・パロウ選手)以来のポールポジションとなりました。

決勝レース

予選終了から数時間で決勝レースのスタート時刻を迎えます。午後になって雲が分厚くなり、スタート進行中に大粒の雨が降り出したことで、路面は一気にウェットコンディションに変わります。セーフティーカースタートに変更となり、セーフティーが先導して3周を終えたタイミングで、いよいよ本格的なレースがスタートを切ります。

3番手でスタートした大湯選手は、安定した走りでポジションを守りながら周回を続けていましたが、15 周目にギアシフトのトラブルでペースダウン、低速走行に陥り、順位は大きく後退します。その後、一時は回復したように見えたものの、トラブルが再発したためマシンをピットに戻します。持ち味の速さを見せていただけに悔しいリタイアとなりました。

一方、ポールポジションからスタートした山本選手は前方に視界を妨げるマシンがいない優位性を活かし、ペースをコントロールしながら周回を重ねていきます。徐々に雨量が増え、難しいコンディションの中、山本選手は懸命にマシンをコントロールしながら、トップを守って走り切り、見事にポール・トゥ・ウィンを達成します。

TCS NAKAJIMA RACING にとっては、2020 年シーズン第6戦(鈴鹿サーキット)で大湯選手が優勝して以来、2年ぶりの優勝となりました。

コメント

中嶋 悟 チーム総監督

「嬉しいの一言に尽きます。本当によかったです。明日も気を抜かずに頑張ります。たくさんのご声援をありがとうございました」


山本 尚貴 選手

「本当に、嬉しいの一言です。レース直前に雨が降ってきたので、ライバル勢も完全なウェットコンディションに対応したセットアップはできていなかったと思いますが、私も同様で、絶対的なアドバンテージがない中で、まずは失敗しないことを心掛けました。いつライバル勢がペースアップして来ても対応できるようにタイヤマネージメントしていましたが、正直なところ、あまり余力はありませんでした。しかし鈴鹿サーキットでのウェットコンディションのレースで、『最終ラップまで勝負は分からない』ということは分かっていたので、とにかくできるだけのことをしました。うまくいかないレースが続いていた中、終わってみれば、風向きもよく、こうして勝つこともできるのだと、改めて不思議な思いを感じました。諦めずに頑張りつづけて本当によかったですし、そのための環境を常に用意し続けてくれたチームの皆さん、応援してくれるすべての方々に感謝します。この週末はこれで終わりではなく、明日のレースもあるので、引き続き、頑張ります」


大湯 都史樹 選手

「3 番手で走行中、ギアトラブルが起きてしまいました。自分でもコース上で色々と調整したものの、やはりそれは応急処置にしかならなかったので、ピットに戻して調べてもらったところ、電気系のトラブルでした。部品交換で再び走れるようになりました。順位は後退しましたが、残りのレースのことも考えると、ここでいろいろ試してみようと走っていましたが、今日はマシンが自分のコントロール下になく、レース終盤ではタイヤも消耗してきて、さらにコントロールが困難になってしまいました。金曜日の練習走行でのパフォーマンスはよかったので今日は期待していましたが、期待していただけに残念です。予選の結果はチームとしてはよかったですが、私自身はとても悔しかったです。『速さ』にこだわっているので、明日は、まずはポールポジションを獲りたいです」


 

予選
 8月20日(土)

天候
曇り

観客動員数
2,800人

成績
山本 尚貴 選手(#64):1位
大湯 都史樹 選手(#65):3位

 

決勝
8月20日(土)

天候

観客動員数
2,800人

成績
山本 尚貴 選手(#64):1位
大湯 都史樹 選手(#65):リタイア

 

こちらのレースレポートはNakajima Racing SUPER FORMULA 2022 第7戦を編集・転載したものです。

※ 次戦(第9戦・第10戦)は、10月29日から30日にかけて、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催されます。