コネクティッドカー向けC-V2Xおよび5G通信サービス検証

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コネクティッドカー向け
C-V2Xおよび5G通信サービス検証

 

総務省情報通信白書によると、現状のモビリティ分野には複数の課題が存在しています。

例えば近年、交通事故による死者数は減少しているものの、事故の主因が高齢者である割合が増加し、ドライバーの高齢化に伴う課題の対応が必要です。また物流においても、渋滞時における配送遅延が課題となっています。

道路安全、効率化等で生じている課題を解決することができる技術として、現在V2Xが注目されています。V2XとはVehicle to Xを指した言葉であり、自動車とX(あらゆるもの)を無線技術によって接続させる技術のことです。この中でもセルラー通信を用いるものをC-V2Xと呼びます。

C-V2X、5G通信をコネクティッドカーに搭載し周囲の環境と車両が接続されることにより、走行時の安全性の向上、スマートな交通システムを実現することができます。

C-V2X実装時に直面する技術課題

一方でC-V2X、5G通信を利用したサービス実装時には、解決すべき技術課題が複数存在しています。

以下はサービス実装時における検証作業で考慮すべき事項の例です。

  • 高価な品質確認コスト:多くのコンポーネント(クルマ、道路側設備など)を必要とするため、品質確認のためのテストベンチを構築するには高額な費用がかかります
  • 利用可能な周波数帯:各国ごとに周波数帯域の法規や周波数帯が異なっているため、それぞれへ対応する必要があるあります。
  • テストシナリオの複雑さ:道路環境や交通混雑を再現することは複雑な作業であり、C-V2Xのテストシナリオを作成しテストすることは、それゆえ困難な場合があります。
  • 安全上のリスク:安全上危険なテストシナリオを用いた試験は、テストエンジニアの安全性を担保する際に課題となります。

 

このような複雑な課題は、TCSが開発した自動テストフレームワークによる解決が可能です。 TCSはコネクティッドカー向けサービス検証サービスの一環として、C-V2X自動テストフレームワークを開発しました。

C-V2X自動テストフレームワークが持つ機能

  • V2X関係するの構成要素をベンチ上に仮想的にシミュレート可能
  • テストケース作成、実行から判断まで、すべてのテスト段階に対応
  • PC5 / Uu 通信インターフェースをサポート
  • ネットワークシナリオを作成可能 (5G - NSA/SA、アグリゲーションなど)
  • リアルタイムのGNSS/CAN/GSM信号を生成
  • 機能要求および非機能要求のテスト

 

また、TCSの自動テストフレームワークにおいて、お客さまは以下のベネフィットを享受することができます。

TCSのC-V2Xおよび5Gサービス検証領域の強み

  • 同時性
    開発した自動テストフレームワークは同時に複数のV2Xエンドポイントをテスト可能
  • 各地域標準への準拠
    CSAE (China Society of Automotive Engineers)/ ETSI(European Telecommunications Standards Institute)等、各地域が定める標準への準拠
  • QCDへの貢献
    V2X/5Gユースケースをベンチテストすることによりお客様のQCD(Quality, Cost, Delivery)を改善
  • 拡張性
    自動運転対応に向けて柔軟に拡張できるアーキテクチャ