設定可能なAIエージェント、ワークフロー、ガバナンス機能のリポジトリーを備えた業界特化型のオファリングで、産業分野の企業によるバリューチェーン全体でのAIの本格活用を支援
新製品導入期間を25%短縮し、製造現場の生産性を20~25%向上
このページは、2026年10月15日(現地時間)、インド・ムンバイで発表されたプレスリリースの日本語訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
ムンバイ、2026年10月15日:タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、産業分野の企業がエンジニアリングや製造領域において、AIの実証実験段階から本格展開へと移行することを支援するAIオファリング「TCS Industrial Intelligence Foundry(インダストリアルインテリジェンスファウンドリ:産業向けAI活用基盤)」を発表しました。本オファリングは、企業によるAI活用の加速を目的として設計された、設定可能なAIエージェント、ワークフロー、ガバナンス機能のリポジトリーを提供します。
TCS Industrial Intelligence Foundryは、航空宇宙、モビリティ、半導体、医療機器、産業用エレクトロニクス、公益事業、エネルギー分野において、企業の中核的なエンジニアリングおよび製造プロセスにおけるAI活用を支援します。業界に特化しておらず、企業がAIエージェントをゼロから構築する必要がある汎用的なCopilotや生成AIプラットフォームとは異なり、本オファリングは、既存の業務プロセスに統合可能な業界特化型のAIアプリケーションを提供します。
本オファリングは、新製品導入期間を25%短縮し、製造現場の生産性を20~25%向上できる可能性があります。また、データ基盤や運用エコシステムの成熟に伴い、品質、ガバナンス、運用パフォーマンスを維持しながら、生産性向上率は40%を超えることも期待されます。
TCS Industrial Intelligence Foundryは、製品開発から製造までのライフサイクル全体にわたり、産業向けAIのユースケースを支援します。主な適用領域は以下の通りです。
HFS Research エンジニアリング&製造部門 プラクティスリーダーのラマチャンドラン・S(Ramachandran S)氏は、次のように述べています。
「現在、企業のAI活用の多くは依然としてデスクワーク領域にとどまっていますが、産業AIやフィジカルAIの領域、とりわけ製造現場には、十分に活用されていない大きな可能性があります。当社の調査では、産業分野の企業は今後2年間でフィジカルAIへの投資額を倍増させる計画です。これは、エンジニアリングや製造のワークフロー全体に存在する潜在的な価値を引き出す大きな機会です。特に、既存の技術ではコストや機能面の制約から対応が難しい重要領域で、大きな効果が期待されます。Industrial Intelligence Foundryは、こうしたニーズに業界特化型AIで応えるものであり、単発のエージェント型AI導入にとどまらず、AI活用を大規模に展開し、実質的なビジネス成果の創出につなげる可能性を秘めています」
TCS インダストリアル・オートノミー&エンジニアリング(IA&E)グローバルヘッド 兼 バイスプレジデントのスリーニヴァサ・チャクラヴァルティ(Sreenivasa Chakravarti)は、次のように述べています。
「次世代の産業AIは、AIエージェントをいかに効果的にオーケストレーションし、エンジニアリング、プラントシステム、および設備・資産を中心とした運用を変革できるかによって決まるでしょう。多くの企業がAIエージェントの活用を拡大していますが、私たちは、企業がAI時代に成功できるかどうかは、コンテキストを理解したエージェント型AIを企業全体でいかに展開できるかにかかっていると確信しています。Industrial Intelligence Foundryを通じて、TCSは企業による業界特化型AIアプリケーションの大規模展開を支援し、自律化を加速するとともに、現場で培われた業界知見を拡張可能なビジネス成果へとつなげられるよう支援しています」
TCS Industrial Intelligence Foundryは、コンテクスト(文脈)を理解する産業AIへの高まる需要に応えるとともに、フィジカルAIを活用したオペレーションの基盤を提供します。本オファリングに搭載されたAIは、業界知見、エンジニアリングデータ、業界標準、運用上の制約、およびライフサイクル全体に関する情報を総合的に踏まえて判断し、状況に即した具体的な成果につなげます。モデルに依存しないアーキテクチャにより、多様なAIエコシステムに柔軟に対応するとともに、アプリケーションが継続的に学習することで、さらなる価値創出につながります。本ソリューションは、業界特化型AIアプリケーションに加え、エージェント型AIと、複数のAIエージェントによるワークフローのオーケストレーションを組み合わせています。TCS独自の「Human+AI」モデルを活用し、適切な管理体制、信頼性、事業目標との整合性を維持しながら、導入と活用を加速します。
以上
TCSは、世界のさまざまな業界を牽引する大手企業から選ばれるテクノロジーパートナーです。1968年の創業以来、イノベーション、卓越したエンジニアリング、そしてカスタマーサービスにおいて最高水準を追求してきました。
「世界最大のAI主導型テクノロジーサービス企業」への成長を掲げ、インフラからインテリジェンスに至るAIスタック全体にわたり、お客さまの変革を支援しています。
TCSはタタ・グループの伝統に根ざし、お客さま、投資家、従業員、そして広く社会に対して、長期的な価値を創造することに注力しています。56カ国に広がるハイスキル人材と、世界194か所のサービスデリバリーセンターを擁し、世界各地でトップ・エンプロイヤーに認定されています。TCSは、新技術を迅速に適用し、大規模に展開する能力を活かしながら、お客さまとの長期的なパートナーシップを構築してきました。こうした関係の多くは数十年にわたり、1970年代のメインフレームから現在のAIに至るまで、あらゆる技術革新の波を共に乗り越えてきました。
TCSは、人々の健康の促進や持続可能な社会の実現、コミュニティのエンパワーメントを目的に、TCSニューヨークシティマラソン、TCSロンドンマラソン、TCSシドニーマラソンを含む、世界有数のマラソンおよび耐久レース14大会を支援しています。2026年3月31日を期末とする会計年度において、TCSの連結売上高は300億米ドルに達しました。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。