* TCSは、固定通貨ベースの算出にあたり、直前四半期からの平均通貨コンバージョン率を使用して本四半期の売上を再計算しています。 また、本プレスリリースの日本語抄訳では、会計年度表示を本社(インド)に合わせた表記としています。 (例:2017年3月31日を末とする会計年度は「2017年度」となります)
このページは2017年4月18日(現地時間)にインド ムンバイにて発表されたプレスリリースの抄訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
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2016-17年度ハイライト | 2016-17年度第4四半期ハイライト |
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2017年4月18日、インド・ムンバイ発-ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューションのリーディングカンパニーであるタタ コンサルタンシー サービシズ(本社:インド・ムンバイ、以下:「TCS」)は、IFRS(国際財務報告基準)に基づき、2017年3月31日を末日とする2017会計年度および第4四半期の連結決算を発表しました。
TCSの代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)エヌ チャンドラセカランは本会計年度の業績について、次のように述べています。
「2017年度はTCSの主要市場に生じた経済および政治的混乱にもかかわらず、幅広い成長を遂げた年となりました。固定通貨ベースの売上高は14億ドル拡大し、またお客様のデジタルエコノミー活用を支援したことによりDigital分野の売上高も急増しました。Digitalビジネスはこの1年で29%の成長を遂げ、さまざまな売上規模にわたってお客様の数を着実に拡大したことにより、大半の産業において2桁成長を達成しました。」
ゴピナタンはさらに次のようにコメントしています。
「お客様はクラウドへの移行に伴い総合的な製品とサービスを求めておられますが、TCSにはさまざまな市場と業界にわたるソリューションの着実なパイプラインが存在します。Digital導入を背景とし、TCSはアジャイル、自動化、およびクラウドをそのテーマとして、お客様のインフラストラクチャ、 アプリケーション、およびビジネスオペレーションにわたって効率と予測可能な成果実現を推進しています。」
TCSのCOO(最高執行責任者)兼エグゼクティブディレクター N. ガナパシー・スブラマニアムは、次のように述べています。
「テクノロジーはさまざまな産業において新しい、前例のない急速な進化を推進しています。企業が自らの位置付けを維持しようとすれば、Digital化を全面的に進め、アジャイルな状態を維持し、またより優れた常時繋がった状態(always-on)であるエクスペリエンスにより顧客を満足させることが求められます。TCSはお客様のビジネスの実態に対する深い理解と、Digital分野での人材、および現場での優れた実行力とを組み合わせ、お客様の変革と成長を支援する戦略的な役割を担っています。」
TCSのCFO(最高財務責任者)V.ラマクリシュナンは、次のように述べています。
「悪条件の通貨レートにもかかわらず、TCSは業界をリードする業績で2017会計年度を締めくくり、同時に好調なキャッシュフローを生成しました。TCSは自らのDigitalビジネスの有機的成長を支え、新たな市場セグメントを構築し、また目標範囲内の利益率を達成するための投資を継続しています。」
2016-17年度には、各市場において幅広い成長を遂げ、またBFSI、小売、およびハイテクを除くすべての業種において2桁成長を達成しました。2017会計年度にはすべての市場において固定通貨ベースの成長を遂げました。主要市場の中では欧州が2桁(13.6%)成長したことによりマイルストーンであった20億ドルを超え、これに北米(7.6%)と英国(6.1%)が続きました。成長市場の中では中東・アフリカ(14.8%)と中南米(14.1%)が最も大きな成長を遂げ、インドは10.1%、アジア太平洋地域は5.7%でした。
サービス別ではエンタープライズソリューションとコンサルティングが売上高30億ドルを超え、またビジネスプロセスサービスが20億ドルを超えました。2017会計年度にはIoTと産業インターネットソリューションを推進源としてエンジニアリングが17.4%と最大の成長を達成し、またインフラストラクチャサービスは16%、続いてアシュアランスサービスが12.5%、BPSが10.4%の成長をそれぞれ遂げました。
2017会計年度のDigital関連の売上高は、さまざまな産業のお客様が自社の変革を目指して導入を加速されたことにより29%の成長を遂げました。TCSはその一連の製品とソリューション、事業分野に関する幅広いノウハウとお客様ごとの知識を通じ、クラウド、自動化、アナリティクス、およびIoT分野において大きな事業機会を捉え、2017会計年度の売上高全体のうち16.7%(30億ドル)をDigital分野が占めました。第4四半期末のDigital分野の売上高は全体の17.9%を占め、直前期比7.6%の成長を遂げました。
第4四半期中に開始された#Digital Indiaは、Aadhaar(アドハー:インドのマイナンバーに類似する制度)番号とAadhaarにリンクされた銀行口座を使い、小売店頭での個人識別番号 - 生体認証に基づく取引を実現し、ファイナンシャルインクルージョンを推進すると共に、底辺層にもデジタルペイメントをもたらすAadhaar Merchants Digital Paymentsプラットフォームです。販売店側はAndroidスマートフォン上のAadhaar Payアプリを使い、顧客のAadhaar番号と支払金額を入力することによって取引を開始します。付属の指紋読み取り装置を通じて顧客が認証された後、この金額はAadhaarにリンクされた顧客の口座から引き落とされ、販売店の銀行口座に振り込まれます。安価なフロントエンド機器と、すべての形態の支払に対応すると共にセキュリティが確保され拡張性を備えたマーチャントペイメントプラットフォームとの組み合わせは、#Digital Indiaを推進するソリューションのひとつです。
2017年3月31日現在、TCSは当四半期に申請した198件を含めて3,359件の特許を申請中で、これまでに478件の特許を取得しています。
TCSは事業拡大を支えるため採用活動を継続し、期末現在の総従業員数は130か国からの387,223人となりました。2017会計年度末において女性が占める割合は過去最高の34.7%でした。ITサービスでの離職率は10.5%(2016会計年度は14.7%)、全体としての離職率はLTMベースで11.5%(2016会計年度は15.5%)でした。2017年度には78,912名を新規に採用し、雇用者純増は33,380名でした。第4四半期の新規採用は20,093名、雇用者純増は8,726名でした。
エクゼクティブバイスプレジデント兼グローバル人事部門最高責任者のアジョイ ムカージーは次のように述べています。
「TCSはTCS従業員の『Digital指数』を高めることに注力しており、2017会計年度末までに20万人を超える従業員にトレーニングを行い、50万件を超える新たなDigitalスキルを獲得させると共に110万件の認定証が交付されました。また採用パターンも進化し、インド以外の市場で採用される社員が増えているだけでなく、ハッカソンやゲーミングおよびコーディングコンテストを通じた通年での採用が行われるようになってきています。」
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