COIN Internship 2023 ( 1 )
~1ヶ月のインターンシップがスタート~
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日本TCSでは2023年8月、TCS COIN™の取り組みの一環として、東京大学と慶應義塾大学から、ダイバーシティとインクルージョンを考慮して選考した日本と外国籍各3人、大学別・性別に見ても各3人という6人のインターン生を迎えています。
学生たちは「協働ロボット(Collaborative Robotics)」をテーマに、TCS Research & Innovationでロボティクス(ロボット工学)を研究しているメンターとロボット(Misty&Double3)と共に、各自の研究に挑みます。
オープニングでは、日本TCSの副社長執行役員 チーフデジタルイノベーションオフィサーの中村哲也が「インターンシップの期間中にはさまざまな機会があります。CHANCEにTAKE ACTIONをプラスするとCHANGEになります。積極的に行動して、1カ月の変化を楽しんでください」とインターン生にウェルカムメッセージを送りました。
インターンシップ開催の背景や、学生たちの研究テーマ、オープニングの様子を紹介します。
1.TCS COINの取り組み
◇お客さまの課題解決や新規ビジネス創出を支援するエコパートナーシップ
TCSにはグローバルで6,500名以上の研究員がおり、2,600以上のスタートアップ企業や50以上の学術・研究機関(日本では、東京大学と慶應義塾大学)などのパートナーと、TCS独自のネットワークを構築しています。TCS COINとは、このネットワークが持つ最先端の技術を活用し、お客さまの課題解決にあたるほか、新たなビジネスチャンスの創出や共同研究の促進などに役立てる取り組みです。
2.TCS COINインターンシップ開催の背景
◇大学生に革新的な研究機会を提供するTCS COIN インターンシップ
TCS COINが取り組むインターンシップは、大学生に革新的なソリューション開発や検証に取り組む機会を提供するため、2022年にスタートしました(2022年の様子はこちら)。
2022年は「ソーシャルロボティクス」をテーマに、東京大学と慶應義塾大学から学生5人を迎えました。うち2人はインターンシップをきっかけに日本TCSでのロボティクス研究の道を決め、2023年度に日本TCSに入社しました。
当インターンシップは、学生にとっても日本TCSにとっても、将来的にお客さまの課題解決に直結する可能性のあるユニークな研究の場となっています。
3.2023年の参加者と研究テーマ
◇2023年度はダイバーシティ&インクルージョンを考慮し6人を選抜
日本TCSは、2023年も前年と同様に東京大学、慶應義塾大学の学生に向けて「協働ロボット」をテーマに公募を行い、厳正な選考を経て6人の学生を選抜しました。今年は、各大学から3人ずつ、性別に見ると男女各3人、国籍別に見ても日本と外国籍で各3人と、多様なメンバーが選考されました。
◇自らテーマ設定して研究できるのが魅力
参加した学生の大半は、大学で公募の掲示を見てロボティクスの研究自体に興味を持ったと言いますが、中には「チェスの世界大会のスポンサーとしてTATAグループの名前は知っていて、公募を見たときに、『あのTATAだ!』とワクワクしてとても興味を持ちました」という学生もいます。
そのほか、日本TCSに就職した先輩や、所属する研究室の教授からの勧めで興味を持ち応募した学生もおり、応募の経緯は多様です。
どの学生も、大学での専門領域と関連する内容をインターンシップでの研究テーマとして応募時に提出し、メンターの指導を受けながら研究を進めています。
インターン生は、当プログラムの魅力として「大学では与えられた課題に取り組むことが中心ですが、自分でテーマを考え、TCSという企業の中で社会実装できるロボットを研究できるのが利点」と口を揃えていました。
◇2023年のインターン生の研究テーマ
4.インターンシップのオープニング
◇積極的なアクションでCHANCEをCHANGEに
8月1日、日本TCSの神谷町オフィス(東京都港区)にある「TCS Pace Port™」を会場に、インターンシップがスタートしました。
オープニングでは日本TCSの副社長執行役員 チーフデジタルイノベーションオフィサーの中村哲也が挨拶し、学生たちに向けて次のようなウェルカムメッセージを送りました。
「1カ月のインターンシップの期間は長く、さまざまな経験をする機会があります。何事にも積極的になり、学んだり、考えを共有したり、たくさんの行動をしてみてください。
大事なことは、たとえチャンスがあっても、行動をしなければ何も変わらないということ。TCSでは、学びと共有の機会を重視しています。
『CHANCE』に『TAKE ACTION』をプラスすると『CHANGE』になります。仲間同士でもメンターたちともたくさんのアイデアを共有して、たくさん行動して、1カ月の変化を楽しんでください」
学生たちは、プログラムの1カ月間、TCS Pace Portに集まってロボットを動かしながら各自の研究を進めるほか、インドにいるメンターたちとはオンラインでのミーティングやチャットを活用して学びを深めます。
ハイブリッドなスタイルで進められるインターンシップに、学生たちは「他のインターン生と、研究内容はもちろん、各国の文化や普段のことなども学んでいきたい」と意欲を示しました。
次回は、インターン生の研究テーマについて深堀りします。
(次回に続く)