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SAPとの20年にわたるパートナーシップを拡大し、生成AI、CX、クラウド、ビジネステクノロジープラットフォームの4分野に特化したセンター・オブ・エクセレンス（CoE）を設立
このページは、2025年11月27日（現地時間）、ドイツ・ヴァルドルフならびにインド・ムンバイで発表されたプレスリリースの日本語訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
ヴァルドルフ｜ムンバイ、2025年11月27日：タタコンサルタンシーサービシズ（TCS）と、エンタープライズアプリケーションおよびビジネスAIの世界的リーダーであるSAPは、企業全体のクラウドと生成AIによる変革を推進するため、5年間の契約を締結しました。SAPは、クラウド導入の加速とBusiness AIの活用を通じて、より迅速で効率的な業務変革を進めています。このビジョンに沿って、TCSはSAPの複雑なITインフラの合理化、シームレスなIT運用の実現、AI主導の機能強化を支援します。これらを通じ、開発サイクルの短縮、総所有コストの削減、ITとビジネス目標との整合性強化を実現します。
今回の連携は、20年にわたるSAPとのパートナーシップに基づくものです。これまでの連携において、TCSはRISE with SAPの構築と拡大を担うとともに、SAPのビジネスモデルをライセンス＆保守型から従量課金型のクラウドサービスへと転換し、拡張性と俊敏性を実現してきました。今後、TCSは5年間をかけてSAPのIT業務機能を再構築し、イノベーションの加速とビジネスニーズへの対応力強化に注力していきます。
SAP チーフプロセス＆インフォメーションオフィサーのベンヤミン・ブラウ（Benjamin Blau）博士は、次のように述べています。
「TCSとSAPのパートナーシップは、長年の信頼と確かな実績に基づいています。SAP製品全体にわたって、TCSはイノベーション推進への揺るぎないコミットメントと協力的な姿勢を示し、当社との強固な関係構築を支えてきました。私たちは今後も協力して、お客さまのジャーニーの簡素化と、クラウド導入の加速に取り組んでいきます」
TCSは、統合的で効率的、かつAIを活用したモデルを通じて、企業のIT変革におけるITアプリケーションのライフサイクル全体を支える重要なサービスを、SAPが提供できるよう支援します。この取り組みは、生成AI、ビジネステクノロジープラットフォーム、ビジネスデータクラウド、カスタマーエクスペリエンス（CX）の4つの戦略的CoEによって推進します。
生成AIのCoEは、SAPのビジネスプロセスに生成AIの機能や特性を組み込むためのイノベーションを推進します。ビジネステクノロジープラットフォームのCoEは、ローコード・ノーコードソリューションを活用し、新たな機能の迅速な開発を可能にします。ビジネス・データクラウドのCoEは、SAPが企業データを統合・標準化し、統一されたデータアーキテクチャを構築できるよう支援します。そして、CXのCoEは、バリューチェーン全体で顧客体験を評価するための新たな戦略を検討します。これらのCoEは相互に連携し、SAPがお客さま、パートナー、従業員に対し、成長の新たな可能性を引き出すソリューションやテクノロジー、プロセスを提供できるよう支援します。
TCS テクノロジー・ソフトウェア＆サービス部門プレジデントのV・ラジャンナ（V Rajanna）は、次のように述べています。
「これまでTCSとSAPは20年以上にわたり戦略的パートナーとして協力しながら、企業の複雑なデジタル変革の推進を支援してきました。当社はSAP runs SAPの理念を支持するとともに、今回の5年契約による新たなフェーズでは、AIおよびクラウドによる変革の推進力を最大限に活用し、新たな収益源の創出、事業成長の加速、さらには、企業やそのお客さまにユニークな体験を提供できるよう注力していきます」
これまでの20年間、TCSはバリューチェーン全体にわたりSAPが信頼を寄せる変革のパートナーであり続けてきました。両社の連携により、お客さまはSAPのエンタープライズクラウド、ビジネスAI、データアナリティクスのケイパビリティを最大限に活用し、ビジネス価値を引き出すことが可能になります。
以上
タタコンサルタンシーサービシズ（TCS）について
タタコンサルタンシーサービシズは、世界の様々な業界を牽引する大手企業からデジタル変革およびテクノロジーパートナーに選ばれています。1968年の創業以来、最高水準のイノベーション、卓越したエンジニアリング、カスタマーサービスを提供してきました。
TCSはタタ・グループの伝統に根ざし、お客さま、投資家、従業員、そして地域社会に長期的な価値を創造することに注力しています。世界55カ国に広がる約59万人の高度なスキルを持つ人材と、世界各地に202のサービスデリバリーセンターを擁し、世界各地でトップ・エンプロイヤーに認定されています。TCSは、新技術を迅速に適用・拡張する能力を活かしながら、お客さまとの長期的なパートナーシップを構築し、適応力のある企業への成長と変革を支援しています。こうした関係の多くは数十年にわたり、1970年代のメインフレームから現在のAIに至るまで、あらゆるテクノロジーサイクルを共に乗り越えてきました。
TCSは、人々の健康促進、サステナビリティ、さらに地域活性化に重点を置き、TCSニューヨークシティマラソン、TCSロンドンマラソン、TCSシドニーマラソンなど、世界で最も権威ある14の都市マラソンおよび耐久レースをタイトルスポンサーとして支援しています。
2025年3月31日を期末とする会計年度において、TCSの連結売上高は300億米ドルに達しました。
TCSの詳細についてはwww.tcs.comをご覧ください。