このページは、2026年2月19日(現地時間)、インド・ムンバイで発表されたプレスリリースの日本語訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
ムンバイ、2026年2月19日:タタ・グループのITサービス企業であるタタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、企業から消費者向けサービス、社会・公共領域に至るまで、幅広い分野でAIを活用したイノベーションを推進するため、OpenAIと多面的な戦略的パートナーシップを締結したと発表しました。
本パートナーシップは、タタ・グループ各社におけるAI主導のイノベーションの加速に加え、さまざまな業界におけるグローバル規模のAI変革の共同推進、およびAIインフラの構築など、特にインパクトが大きい複数の重点領域にまたがるものです。
概要
タタ・グループ社員に向けてEnterprise ChatGPT(エンタープライズ向けChatGPT)を提供:
数千人のタタ・グループ社員がEnterprise ChatGPTを利用できるようになり、イノベーションと生産性向上が加速。加えて、TCSは OpenAIのCodexを活用し、ソフトウェアエンジニアリングの高度化を実現。
業界特化型のエージェント型AIソリューションを共同開発:
本パートナーシップのもと、先進的なエージェント型AIソリューションを有するOpenAIと、各産業分野に関する深い知見と高度なAIスキルを持つTCSが連携し、高いインパクトをもたらす業界特化型ソリューションを共同で開発。
共同市場進出(Joint Go-to-Market):
TCSとOpenAIは、インドおよび世界の企業が、それぞれの組織特性に即したAIソリューションを通じた変革の実現を支援。本協働を通じて、TCSはOpenAIの先進的なAIプラットフォームの導入、統合、ならびにグローバル規模での展開をサポートし、顧客企業のAI主導の変革を加速。
AIインフラ開発:
TCSのHyperVault事業ユニットとOpenAIが、インドにおけるAIインフラ開発に向け、複数年にわたるパートナーシップを締結。初期フェーズではTCSが100メガワット級のAIインフラを構築し、将来的には最大1GWまで拡張可能。次世代AIワークロードを支える基盤を整備し、インドを世界的なAIハブとして位置付ける取り組み。
社会的インパクト:
OpenAI FoundationとTCSによる協働のもと、インドの若者にAIトレーニングとリソースを提供し、大規模かつ責任あるAI活用を実現できる人材育成を推進。両者はNGO向けのテクノロジー・ツールキットを共同開発し、若者を対象とした各種イニシアチブを展開。少なくとも100万人のインドの若者の生活向上を目指す。
OpenAI CEO(最高経営責任者)のサム・アルトマン(Sam Altman)氏は、次のように述べています。
「インドはすでにAI導入において世界をリードしており、その豊富な人材、強い志、そして政府の強力な支援を背景に、AIの未来を形づくる上で極めて重要な立場にあります。OpenAI for Indiaおよびタタ・グループとのパートナーシップを通じて、私たちはインドとともに、インドのために、そしてインドでAIを構築するために必要となるインフラ、人材、ならびに地域に根差したパートナーシップの構築を進めています。これにより、インド国内のより多くの人々がAIにアクセスし、その恩恵を享受できるようになることを目指しています」
タタ・サンズ(Tata Sons)会長のN・チャンドラセカラン(N. Chandrasekaran)は、次のように述べています。
「OpenAIとタタ・グループによる今回の深い協力関係は、インドがAI分野で世界的なリーダーとなることを目指すという国家ビジョンにおいて、大きな節目となります。私たちは、インド国内に最先端のAIインフラを構築するためにOpenAIと協力できることを大変嬉しく思います。これはOpenAIとTCSにとって、産業を変革する絶好の機会といえます。私たちはともにインドの若者のスキル向上を支援し、AI時代において成功できるようサポートしてまいります」
TCSは2025年、ハイパースケーラーおよびAI主導型組織向けに、ギガワット級の規模を備えた安全性・信頼性の高い大規模AI対応インフラを提供することを目的として、HyperVaultを設立しました。再生可能エエネルギーを活用したHyperVaultは、高ラック密度に対応した専用設計の液冷データセンターと、主要なクラウドリージョン全体を結ぶネットワーク接続を提供します。今回のパートナーシップは、インドがAI分野で世界的なリーダーとなり、AI開発と導入を加速させるエコシステムを構築するという国家ビジョンにおいて、重要な転換点となります。
以上
タタコンサルタンシーサービシズは、世界のさまざまな業界を牽引する大手企業から選ばれるテクノロジーパートナーです。1968年の創業以来、イノベーション、卓越したエンジニアリング、そしてカスタマーサービスにおいて最高水準を追求してきました。
「世界最大のAI主導型テクノロジーサービス企業」への成長を掲げ、インフラからインテリジェンスに至るAIスタック全体にわたり、お客さまの変革を支援しています。
TCSはタタ・グループの伝統に根ざし、お客さま、投資家、従業員、そして広く社会に対して、長期的な価値を創造することに注力しています。55カ国に広がるハイスキル人材と、世界202か所のサービスデリバリーセンターを擁し、世界各地でトップ・エンプロイヤーに認定されています。TCSは、新技術を迅速に適用し、大規模に展開する能力を活かしながら、お客さまとの長期的なパートナーシップを構築し、「常に進化し続ける企業」への成長と変革を支援しています。こうした関係の多くは数十年にわたり、1970年代のメインフレームから現在のAIに至るまで、あらゆる技術革新の波を共に乗り越えてきました。
TCSは、人々の健康の促進や持続可能な社会の実現、コミュニティのエンパワーメントを目的に、TCSニューヨークシティマラソン、TCSロンドンマラソン、TCSシドニーマラソンを含む、世界有数のマラソンおよび耐久レース14大会を支援しています。2025年3月31日を期末とする会計年度において、TCSの連結売上高は300億米ドルに達しました。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。