TCSシドニーマラソンが南半球初のアボット・ワールドマラソンメジャーズとしてデビュー
記録的な参加者数、地域社会への貢献、そしてAIを活用したイノベーションがレース体験を向上
このページは、2025年9月1日(現地時間)、オーストラリア・シドニーならびにインド・ムンバイで発表されたプレスリリースの日本語訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
シドニー | ムンバイ、2025年9月1日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、ASICSが提供するTCSシドニーマラソンが、南半球初にして唯一のアボット・ワールドマラソンメジャーズ(Abbott World Marathon Majors、以下、AWMM)として開催され、歴史的な節目を迎えたことを発表しました。
2025年のTCSシドニーマラソンには、世界100か国以上から過去最高の3万5,000人以上が参加し、沿道には35万人以上の観衆が詰めかけました。こうして、ニューヨーク、ボストン、シカゴ、ロンドン、ベルリン、東京と並び世界で最も権威ある長距離ランニングレースの一つとしての地位を確固たるものにしました。
今年のマラソン体験の中心にはAIがあり、TCSは世界初のAI搭載ランナー専用パーソナルアシスタント「RunConcierge(ラン コンシェルジュ)」や、アスリートのトレーニングと健康最適化を実現する「Future Athlete Project(未来のアスリートプロジェクト)」など、さまざまな革新的技術で大会を一新しました。今回の画期的なマラソンメジャーズ入りは、TCSシドニーマラソンが生まれた2000年のシドニーオリンピックから25周年という節目の年とも重なり、同市のスポーツ史にも新たな意義を刻みました。2024年にタイトルパートナーを務めて以来、TCSは大会主催者と緊密に連携しながら、イノベーションやコミュニティプログラム、大会運営の質の向上に取り組んできました。こうした支援を通じて、TCSはTCSシドニーマラソンがAWMMの認定を獲得するまでの道のりを支え、世界トップレベルの大会へと発展させてきました。
TCSオーストラリア・ニュージーランド カントリーヘッドのヴィクラム・シン(Vikram Singh)は、次のように述べています。
「タイトルパートナーとして、TCSは大会主催者、政府、そしてランニングコミュニティと協力し、TCSシドニーマラソンがこの歴史的な節目を迎え、世界的なイベントへと成長する道のりを支援できたことを光栄に思います。このパートナーシップは、TCSがオーストラリアで事業を展開するだけでなく、誇りを持ってこのコミュニティの一員として寄与するというコミットメントの表れです。また、パフォーマンス、レジリエンス、イノベーションという、TCSとシドニーマラソンが共有する価値観を通じて、お客さまとのつながりを深めるまたとない機会も提供してくれています」
TCSは、技術革新を通じて地域社会に貢献し、持続可能性を加速させるというコミットメントを、今回の大会で体現しました。グローバルで培ってきたイノベーション力を地域社会で生かす、次の3 つの代表的なプログラムがその具体例です。
TCSは、AWMMの5大会を含む14の世界大会を支援しており、世界最大級のマラソンパートナーシップのポートフォリオを構築してきました。これらの大会を通じて、TCSは毎年60万人以上のランナー(約4,000人のお客さまと8,000人の従業員を含む)と関わり、レースの枠を超えた有意義な繋がり合いを生み出しています。こうした継続的な世界規模の活動はブランド強化に大きく寄与し、TCSのブランド価値は2010年の23億4,000万ドルから2025年には573億ドルへ成長しました。
TCSシドニーマラソンは、TCSが培ってきた実績を、ランニングが盛んなオーストラリアで活かすものであり、地域社会や健康、イノベーション、サステナビリティへのコミットメントを示すとともに、お客さまとの関係を地域に根ざした独自の方法で強化する機会になっています。この大会は、地域との関わりを深め、社会に貢献する重要なプラットフォームであり続けています。開始以来、2,500万豪ドルがチャリティに寄付され、特にIMFが大きな支援を受けてきました。今年は、過去最大規模のIMF募金チームが結成され、また、次世代のランナーを応援する取り組みとしてTCS Mini Marathon(ミニマラソン)も行われました。今回シドニーマラソンがアボット・マラソンメジャーズの一つに昇格したことで、今後10年間でシドニーとオーストラリア全体に3億豪ドルの経済効果をもたらすと見込まれています。これにより、街の魅力やホスピタリティを世界に発信し、一流のスポーツ都市としての評価がさらに高まることが期待されます。
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タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズは、世界の様々な業界を牽引する大手企業からデジタル変革およびテクノロジーパートナーに選ばれています。1968年の創業以来、最高水準のイノベーション、卓越したエンジニアリング、カスタマーサービスを提供してきました。
タタ・グループ の伝統を礎とするTCSは、お客さま、投資家、従業員、そして地域社会に長期的な価値を創造することに注力しています。世界55カ国に61万3,000人を超えるコンサルタントを擁し、世界180カ所にサービスデリバリーセンターを擁するTCSは、世界各地でトップ・エンプロイヤーに認定されており、新技術を迅速に適用・拡張する能力を活かしながら、お客さまとの長期的なパートナーシップを構築し、適応力のある企業への成長と変革を支援しています。こうした関係は数十年にわたり継続し、1970年代のメインフレームから現在のAIに至るまで、あらゆるテクノロジーサイクルを乗り越えてきました。
TCSは、人々の健康、サステナビリティ、さらに地域社会のエンパワーメントの促進に重点を置き、TCSニューヨークシティマラソン、TCSロンドンマラソン 、TCSシドニーマラソンなど、世界で最も権威ある14の都市マラソンおよび耐久レースをタイトルスポンサーとして支援しています。2025年3月31日を期末とする会計年度において、TCSの連結売上高は300億米ドルに達しました。
TCSの詳細についてはwww.tcs.com をご覧ください。