TCS、2026年度 第4四半期決算報告を発表
四半期ベースで成長基調を強め、大型案件の堅調な受注とともに 2026年度を締めくくる
*一時的要因を除外
このページは、2026年4月9日(現地時間)、インド・ムンバイで発表されたプレスリリースの日本語訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
ムンバイ、2026年4月9日: ITサービス、コンサルティング、ビジネスソリューション企業であるタタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、Ind AS(インド会計基準)およびIFRS(国際財務報告基準)に基づき、2026年3月31日を末日とする四半期の連結決算を発表しました。
2026年度 通期 業績ハイライト |
2026年度 第4四半期 業績ハイライト |
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*一時的要因を除外
TCS CEO(最高経営責任者)兼 マネージングディレクターのK クリティヴァサン(K Krithivasan)は、次のように述べています。
「3件の大型契約受注と120億ドルのTCV(契約総額)を背景に、3四半期連続の増収を達成できたことを喜ばしく思います。これは、当社の5つの柱からなる戦略と、AI主導型のサービスが着実に成果を上げていることの証といえるでしょう。また、こうした成長が主要市場およびほぼ全ての産業分野で見られた点も、非常に心強い結果です。マクロ経済の逆風は引き続き存在するものの、テクノロジー分野へのお客さまの投資姿勢が引き続き堅調であることからも、当社は今後の成長機会に向けて良好なポジションにあると認識しています」
TCS エグゼクティブディレクター、プレジデント 兼 COO(最高執行責任者)のアルティ・スブラマニアン(Aarthi Subramanian)は、次のように述べています。
「2026年度は、企業のAI活用(エンタープライズAI)が本格化した極めて重要な1年となりました。AIソリューションの導入加速を背景に、第4四半期にはTCSのAI関連売上(年換算)は23億ドルを超えました。また、企業変革、デジタル・エンジニアリング、クラウド・モダナイゼーションといった成長分野において堅調な案件受注が見られました。さらにHyperVault(ハイパーボルト)への投資を背景に、OpenAI、AMD、ABBとの戦略的パートナーシップを構築するに至りました。これによりインフラストラクチャからインテリジェンスに至るまで、当社の一貫したサービス提供力と競争力が一層強化されました」
TCS CFO(最高財務責任者)兼 エグゼクティブディレクターのサミール・セクサリア(Samir Seksaria)は、次のように述べています。
「2026年度にTCSは、自社開発、パートナーシップ、M&Aを組み合わせたBuild-Partner-Acquire戦略のもとで投資を一層強化し、Coastal CloudとListEngageの買収に加え、HyperVaultを設立しました。AI主導の成長機会への投資を拡大しながらも、営業利益率は70ベーシスポイント改善しており、これは規律ある事業運営を維持してきた成果といえるでしょう。堅調なキャッシュフローと強固なバランスシートを背景に、当社は戦略的優先事項の推進、適切なタイミングでの投資実行、そして成長の最大化に向けた体制を整えています」
TCS CHRO(最高人事責任者)のスディープ・クンヌマル(Sudeep Kunnumal)は、次のように述べています。
「4月1日付で全職位を対象に年次昇給を実施できたことを喜ばしく思います。第4四半期に、私たちはキャリア採用と新卒採用の両面で着実に人材拡充を進めることで、将来に備えた人材基盤への投資を継続しました。AIファーストの企業文化の醸成と、AI対応スキルの習得を社員に促す取り組みは2026年度における重要な優先事項でしたが、2027年度もお客さまの進化するニーズに寄り添いながら引き続き注力してまいります」
2026年度第4四半期および当年度の部門別ハイライト
産業分野別
産業分野 |
Q4 FY25 |
Q3 FY26 |
Q4 FY26 |
Q-o-Q CC |
Y-o-Y CC |
FY25 |
FY26 |
YoY CC |
銀行・金融・保険 |
31.2 |
31.9 |
31.6 |
0.1 |
0.4 |
30.9 |
32.0 |
1.0 |
消費者向けビジネス |
15.3 |
15.4 |
15.7 |
2.8 |
0.8 |
15.3 |
15.51 |
-2.0 |
ライフサイエンス&ヘルスケア |
10.1 |
10.5 |
10.4 |
0.4 |
3.3 |
10.4 |
10.41 |
-1.8 |
製造 |
8.4 |
8.8 |
8.8 |
1.2 |
3.1 |
8.5 |
8.78 |
-0.2 |
テクノロジー&サービス |
8.1 |
8.4 |
8.4 |
1.0 |
2.5 |
8.1 |
8.42 |
2.2 |
通信&メディア |
5.8 |
5.9 |
5.8 |
-0.4 |
-2.1 |
5.9 |
5.83 |
-4.7 |
エネルギー・資源・公共 |
5.7 |
6.0 |
6.3 |
6.1 |
7.3 |
5.7 |
6.03 |
3.1 |
その他の産業分野 |
15.4 |
13.1 |
13.0 |
1.2 |
-12.8 |
15.2 |
13.07 |
-14.9 |
合計 |
100.0 |
100.0 |
100.0 |
1.2 |
-0.6 |
100.0 |
100.0 |
-2.4 |
市場別
地域 |
Q4 FY25 |
Q3 FY26 |
Q4 FY26 |
Q‑o‑Q CC 成長率(%) |
Y‑o‑Y CC 成長率(%) |
FY25 |
FY26 |
YoY CC 成長率(%) |
アメリカ |
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北米 |
48.2 |
48.5 |
48.5 |
1.4 |
2.5 |
48.2 |
48.6 |
0.2 |
ラテンアメリカ |
1.8 |
2.0 |
1.9 |
-6.9 |
-2.9 |
1.9 |
1.9 |
0.9 |
欧州 |
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英国 |
16.8 |
16.9 |
17.2 |
2.4 |
-1.2 |
16.8 |
17.4 |
-1.9 |
欧州大陸 |
14.3 |
15.6 |
15.6 |
1.0 |
1.0 |
14.3 |
15.4 |
-0.9 |
アジア太平洋 |
8.1 |
8.3 |
8.3 |
-0.5 |
0.4 |
8.0 |
8.3 |
2.4 |
インド |
8.4 |
6.1 |
6.0 |
1.7 |
-23.0 |
8.6 |
5.9 |
-28.6 |
中東・アフリカ |
2.4 |
2.6 |
2.5 |
0.4 |
7.8 |
2.2 |
2.5 |
9.5 |
合計 |
100.0 |
100.0 |
100.0 |
1.2 |
-0.6 |
100.0 |
100.0 |
-2.4 |
主な契約案件
*Physical AI: 現実世界のロボットや機械を制御して物理的タスクを実行するAI技術。
*開発に着手する時点からアプリケーションとインフラストラクチャのセキュリティを考慮すること。
以上
タタコンサルタンシーサービシズは、世界のさまざまな業界を牽引する大手企業から選ばれるテクノロジーパートナーです。1968年の創業以来、イノベーション、卓越したエンジニアリング、そしてカスタマーサービスにおいて最高水準を追求してきました。「世界最大のAI主導型テクノロジーサービス企業」への成長を掲げ、インフラからインテリジェンスに至るAIスタック全体にわたり、お客さまの変革を支援しています。
TCSはタタ・グループの伝統に根ざし、お客さま、投資家、従業員、そして広く社会に対して、長期的な価値を創造することに注力しています。55カ国に広がるハイスキル人材と、世界202か所のサービスデリバリーセンターを擁し、世界各地でトップ・エンプロイヤーに認定されています。TCSは、新技術を迅速に適用し、大規模に展開する能力を活かしながら、お客さまとの長期的なパートナーシップを構築し、「常に進化し続ける企業」への成長と変革を支援しています。こうした関係の多くは数十年にわたり、1970年代のメインフレームから現在のAIに至るまで、あらゆる技術革新の波を共に乗り越えてきました。
TCSは、人々の健康の促進や持続可能な社会の実現、コミュニティのエンパワーメントを目的に、TCSニューヨークシティマラソン、TCSロンドンマラソン、TCSシドニーマラソンを含む、世界有数のマラソンおよび耐久レース14大会を支援しています。2026年3月31日を期末とする会計年度において、TCSの連結売上高は300億米ドルに達しました。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。