TCS Summit Japan 2024レポート
Unlocking the Future of Business: Speed and Adaptability
〜未来のビジネスを解き放つ:スピードと適応力〜
TCS Summit。これは、北米、ヨーロッパ、アジアパシフィック、そして日本で行われる、企業の経営層を対象とした招待制のカンファレンスです。世界トップレベルのITサービス企業として、グローバルのTCSエグゼクティブも参加し、変化のスピードが速い現在のビジネス環境において、今後のビジネスチャンスと課題について議論しています。
今年の全地域共通のテーマは、「いかなる時代にも適応できる企業」です。より良い社会の実現に向け、企業の役割が問われています。経済動向、地政学的変化、新たな法規制、進化するテクノロジーなど、ビジネス環境が日々変化する中で持続可能性を確保するためには、企業は迅速な技術革新と適応力が求められます。この変化に対応するために戦略を再定義することが、次世代のビジネスを切り開く「鍵」となるでしょう。
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ(以下、日本TCS)は、2024年11月12日に「TCS Summit Japan 2024」を開催。テーマを「Unlocking the Future of Business: Speed and Adaptability 〜未来のビジネスを解き放つ:スピードと適応力〜」として、適応力を備えた企業への変革を探求しました。本記事では、その内容の一部をご紹介します。
Client keynote speech
スマート物流時代のビジネス変革 ~デジタルを友に~
片江 健一 氏
株式会社豊田自動織機
執行職 ITデジタル統括 トヨタL&Fカンパニー AR開発部担当
Panel session
先駆者が語る、トランスフォーメーションに求められる“3つのA”
田崎 陽一 氏
三菱重工業株式会社
理事 デジタルイノベーション本部 本部長
岩下 敬三 氏
株式会社 竹中工務店
執行役員 デジタル担当、博士(工学)
(モデレーター)
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社
来場者の関心をあつめたデモンストレーションブース
会場内には、「TCS AI WisdomNext™」のコンセプトを紹介するブースが設置され、多くの来場者の関心を引きつけていました。セッションの合間の休憩時間には、担当者に熱心に質問を投げかける方の姿も数多く見受けられました。
また、生成AIを活用し、音声コマンドで多様なタスクを実行するロボットの実演も行われました。この技術は、単なる対話型のコミュニケーションを超え、人間の触覚を人工的に再現する先端技術との融合も視野に入れたものです。TCSは、こうした高度な技術を統合したより良いシステムの構築を目指しています。